• ブランド
    特設サイト
公開日 2014/11/28 12:00

新生Technicsのサウンドを手頃な価格で − “プレミアムシステム”「C700シリーズ」を聴く

独自の最先端技術を満載
鴻池賢三
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
2010年に惜しまれつつ一旦幕を閉じたテクニクスブランドが、2015年に新生テクニクス(公式サイト)として復活する。元祖テクニクスの発足は1965年で、2015年はちょうど50周年にあたる。半世紀を経たブランドの重みを再確認するとともに、新生テクニクスに大きな期待を寄せているのは、筆者だけではないはずだ。

新生テクニクスの第一弾として発表されたのは、フラグシップとなる “リファレンスシステム” 「R1シリーズ」と、R1シリーズのコンセンプトや技術を共有しながら、幅340mmのコンパクトサイズで価格面でも手に届きやすい “プレミアムシステム”「C700シリーズ」の2ラインである。ここでは、「C700シリーズ」の技術詳細と試聴レポートを紹介する。

“プレミアムシステム”「C700シリーズ」。左からスピーカーシステム「SB-C700」、ネットワークオーディオプレーヤー「ST-C700」、プリメインアンプ「SU-C700」

上位機の「リファレンスシステム」から引き継いだ点


鴻池賢三氏。Technicsブランド創始者の一人である石井伸一郎氏とも親しい
まず「R1シリーズ」と「C700シリーズ」に共通するポイントは、ネットワークプレーヤーを核に、ファイル再生にフォーカスした、高品位なフルデジタルのシステムであるということだ。ハイレゾの潮流を踏まえた新しいオーディオを強く印象付けるコンセプトに、新生テクニクスの明確な意思が感じ取れる。

クオリティ志向の素材感を活かした外観のデザインテイストには、両シリーズとも、アンプの針メーターや同軸平板2ウェイドライバーがアクセントとして織り込まれ、クラスは違えども、同じ志のもと生まれたものであることがわかる。

もちろん心臓部にも共通項が見られ、JENOエンジンと呼ぶ信号処理も含めたフルデジタルアンプや、スピーカーのインピーダンス特性を測定し、周波数位相特性をフラットに補正するLAPCなど、デジタル技術を駆使した、デジタルオーディオ時代にふさわしいユニークな高音質化技術が詰め込まれている。

「プレミアムシステム」各モデルの特徴を知る

各モデルのプロフィールや技術的な特徴をみていこう。まずステレオプリメインアンプの「SU-C700」は、フルデジタルアンプにより定格70W+70W(4Ω)の定格出力を持つ。入力はアナログライン1系統とPHONO(MM)1系統を備えるが、同軸デジタル3系統、光デジタル1系統、USB-Bを1系統と、デジタル入力をメインと考えていることがわかる。

プリメインアンプ「SU-C700」¥158,000(税抜)

付属のリモコン

次ページSU-C700はすべてをフルデジタルで処理する

1 2 3 4 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
2 Amazon Prime Videoの人気8チャンネルが2ヶ月間99円に!GW期間中キャンペーン
3 アップル製品がAmazon/ヨド/ビックなどで最安値級セール。どこが一番安い?
4 コンパクトでハイコスパ、そして音が良い! Kanto Audio「YU2」がデスクでのスピーカー再生を楽しくする
5 ソニー、4スピーカーで立体音響を実現するシアターシステム「HT-A9M2」。新スピーカーで高音質化
6 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
7 クリプトン、内部配線材と吸音材を強化したピアノ仕上げ・密閉型スピーカー「KX-0.5P II」
8 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
9 ソニー、新フラグシップサウンドバー「HT-A9000」。単体で独自立体音響に対応/約36%の小型化も
10 ネット動画も大画面で手軽に楽しめるREGZA「40V35N」が初登場1位 <AV製品売れ筋ランキング3月>
4/30 11:19 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX