HOME > レビュー > コンパクトサイズに大画面&高画質をオールインワン! ETOEモバイルプロジェクター「Dolphin 2」を検証

PRVGP2026 SUMMERで部門賞&企画賞を獲得

コンパクトサイズに大画面&高画質をオールインワン! ETOEモバイルプロジェクター「Dolphin 2」を検証

公開日 2026/07/03 06:30 海上 忍
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
「Dolphin 2」

EVにおけるテスラのように、どのような製品/ジャンルにも彗星のごとく現れるブランドが存在する。後年振り返っての検証は必要だが、小型プロジェクターにおいては「ETOE」が該当することになるかもしれない。

ETOEと書いて「エトエ」と読ませるこのブランド、創業時からプロジェクターひと筋。創業者にしてCEOの李氏はプロジェクターを専門とするエンジニアで、過去には世界的に著名なプロジェクターブランドで開発を主導した人物である。

ETOEはテクノロジーを難しいものにせず、亜dれもが気軽に、快適に、楽しく使える製品を届ける=「Easy TO Enjoy」を開発コンセプトとしている

その後彼は2021年に独立しETOEを設立、翌年にはAndroid TV搭載の1LCDプロジェクターを発売。さらに翌年には、Google TVの公式認証が認められた5ブランドのうちの1社となる快挙を遂げた。日本には2024年に上陸、以降ECサイト(楽天)での販売を中心に評価を得つつ、販売網と製品ラインナップの拡充を図っている。

先般、そのETOEからフルHDプロジェクター「Dolphin 2」が登場、VGP初エントリーにして受賞と相成った。その画と音のクオリティと使い勝手を、早速レビューしてみよう。

Dolphin 2はVGP2026 SUMMERで、映像音響部会およびライフスタイル分科会で部門賞、さらにライフスタイル企画賞が授与された

真っ向「画で勝負」ながら充実の機能を兼備

「Dolphin 2」オープン価格(直販価格149,980円/税込)
Placeholder Image

「Dolphin 2」製品ページ

昼でも夜でも、圧倒的な映像美をそのままに。細部まで鮮明に映し出し、あなたの空間を映画館へ。

プロジェクターは大きく「表示デバイス」と「光源」の2つを基準に分類でき、何を採用するかで画質や性格が大きく変わってくる。Dolphin 2の場合、表示デバイスは「DLP」で光源は「レーザー」だ。

DLP方式を採用する最大のメリットは、小型・軽量ボディでも高コントラストの映像を得やすいことだ。光を反射しないため黒の沈み込みに優れ、画素間の隙間が狭いため粒状感が出にくいという特性もある。

反面、DLP方式には虹色のチラつき(カラーブレーキング)が発生しやすい問題があるが、Dolphin 2が光源に採用した「3色(RGB)レーザー」はその有効な対処策となる。この3色レーザーは鮮やかさと輝度、コントラストに優れるだけでなく、単色レーザーとカラーホイールの組み合わせより格段にカラーブレーキングを抑えられるのだ。輝度は800ルーメン(ANSI)、BT.2020を110%達成と色域も広く、真っ向「画で勝負」を挑んでいる。

日亜化学工業の3色レーザーモジュールを採用。従来の単色レーザーやLEDに比べて、純度の高い色表現が可能なほか、広色域化も実現

DLP方式でも光学系は上述した密閉型を採用。製品は工場の専用生産ラインで、168時間の耐久実験と3回の検品を経て製造される

重量は約1.2kgと軽量ながらバッテリーを内蔵することも特筆しておきたい。最大2時間の投写に対応するから、映画鑑賞だけでなくプレゼンなどビジネス用途にも活用できる。しかも5W×2ピーカー内蔵で音の心配は無用。キャリングケースが付属するから、持ち運びも容易だ。

Google OS搭載だからNetflixなど主要アプリは網羅、折り畳みスタンド装備で天井投写も可能...と、プロジェクターに思いつく機能はひととおり網羅されている。なんとも密度の濃いプロジェクターなのだ。

スタンドは折り畳み式で、本体底部に格納されている。斜め下から上まで、無段階の角度調整が可能
Placeholder Image
Placeholder Image
プロジェクターと付属のリモコン、USB Type-Cケーブル、PDアダプター(もしくはモバイルバッテリー)を持ち歩けるキャリングケースが同梱される

全体の調和が取れた、鮮やかでキレのある画が印象的

暗室でDolphin 2の電源を入れると、スクリーンに初期画面が表示される。準備は基本的にこれだけ、あとは搭載されたTOFセンサーの働きで自動台形補正やオートフォーカスなど設定作業をすませてくれる。

オートフォーカスの精度は高く微調整はほぼ不要、しっかりピントを合わせてくれるのはうれしい。800ルーメンという輝度も、控えめな照明であればじゅうぶん明るく感じるから、ビジネスでも活用できそう。

投写角度を調整する板状のスタンドは、なかなかのアイデアだ。無段階調整できるから天井方向へ向けて設置できるし(垂直方向への投写には対応しない)、使わないときは底面に格納できるから邪魔にならない。ものの数分で準備完了、いよいよ映像をチェックする。

一般的な6畳の短辺の長さ(2.5m)を投写距離とし、約93型の画面サイズで検証

次ページいよいよ画質をチェック

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE