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アナログレコードの音を良くしたい! 2,000円から手に入る、買うべきケーブル2選

公開日 2026/06/26 06:30 炭山アキラ
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オーディオは実に奥深く、様々な要素が音に影響してくる。だからこそ楽しい趣味なのだが、初心者のうちは分からないことも多く、また熟練したファンであっても、詳しいことは意外と知らないなんてことがあるのではないだろうか。

そこで、オーディオ買取専門店「オーディオランド」のご協力のもと、オーディオにまつわる改めて知りたい基礎知識を炭山アキラ氏が解説する。本項では、アナログプレーヤーのオーディオケーブルについて紹介しよう。

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オーディオケーブルで音が変わるということは、雑誌でも書いているしいろいろな人も言っている。うちでも試してみたいけれど、それじゃどこから手をつけたらいいんだろう、とお迷いの人はおられないだろうか。

マニア仲間のうちではよく囁かれるし、私自身も体験的にその通りだと感じていることがある。それは、「ケーブルはシェルリード線と電源ケーブルが一番効く」というものだ。

もしあなたがアナログを楽しまれていて、ヘッドシェル交換式のプレーヤーをお使いであったなら、一度シェルリードを交換なさってみてはいかがだろうか。これなら2,000円くらいから商品が存在するし、しっかりしたリードが標準装着された例外的なヘッドシェルを除き、そのランクでもいわゆる "オマケ" リードとは比べ物にならない高音質を楽しむことができる。

また、お小遣い程度からちょっとしたハイエンド・カートリッジが買えるくらいまで、膨大な数の商品が踵を接するジャンルであることに加え、製品一つひとつの音質が非常にバリエーション豊かなので、愛用のカートリッジをより自分好みの音へ引き上げることが可能な半面、セレクションに失敗すると大きな副作用に襲われかねないから、選択には注意が必要だ。

 オーディオテクニカ「AT6104x」

電源ケーブルには、コンセント側が通常の2ピンとそれにアース(GROUND)端子が加わった3ピンがあり、また機器側もIEC規格の3ピンと、俗に「メガネ端子」と呼ばれる2ピンのものがある。ご自分の機器とコンセントがどちらの端子へ対応しているのか、そもそも電源ケーブルが脱着式になっているかを、まずしっかりと確認しなければならない。

また、壁付けコンセントはできるだけ3ピン、それもできればオーディオグレードのものに交換しておきたい。ケーブルのコンセント側プラグも3ピンを選ぶことにより、導通が改善するのみならず、アースピンが加わることでプラグがしっかり安定し、音質へ多大なる良き影響を与えるからだ。コンセントの取り替えは電気工事士に依頼せねばならないが、作業自体にさほどの時間はかからない。

 サブゼロ研究所「HST-7110GHDXL(SE)」と専用のプレート「HST-1041XL(SE)」

インターコネクトでもスピーカーケーブルでも同じような傾向はあるのだが、特に電源ケーブルでは極端な傾向として看取される問題がある。芯線断面積の細いケーブルは高域方向が伸びやかかな一方で低域の量感が軽くなり、太い個体は大迫力の低域が得られるものの高域方向が若干寂しくなる、という傾向だ。メーカー製の高級ケーブルは、極太の芯線を用いながら巧みなチューニング技術で高域方向をしっかり伸ばしているものが多いが、しっかり作られた電源ケーブルでも芯線が細いものを特にパワーアンプや電源ボックスの入り口側などへ使うと、悲しくなるくらいに低域が細く頼りなくなってしまうものだ。

ならば細い電源ケーブルはものの役に立たないのかといえば、決してそんなことはない。ディスクプレーヤーなど、あまり消費電力の大きくない機器では、むしろ太いケーブルより音がキビキビ俊敏になる傾向があるのだ。以前私は「バイワイヤ電源ケーブル」と称して、断面積2mm2のケーブルと5.5mm2のケーブルを使った2組の電源ケーブルを自作し、前者をディスクプレーヤー、後者をアンプへ接続して、所定の効果を得ることができた。

スピーカーケーブルは、昨今とても高くなった。しかしそれは、両端にバナナプラグやYラグなどが装着された完成品ケーブルの話である。両端プラグを取り付け、シースの上から編みスリーブをかけて、といった作業は職人による手作業であるため、コストがかかってしまうのだ。切り売りケーブルは今もさほど高価でないものが多数存在している。

ならば、なぜそんなコストをかけてまで、メーカーはケーブルを完成品として発売するのか。それは、裸線を直接スピーカー端子へ装着するより導通が高まり音質が向上する、というかメーカーが開発したケーブル本来の性能を発揮しやすくなるからだ。

それは分かったが、完成品にはちょっと手が出ないという人は、切り売りケーブルの両端にご自分でプラグを取り付けてみられてはどうだろう。オーディオ用に高品位なものがいくらもあるから、それらから選ぼう。近年の製品なら圧着ペンチなしに取り付けられる、ネジ留め式のものがたくさんあるから、特殊な工具も必要ない。この場合バナナプラグは、測定器で用いられるような板バネを樽状に膨らませたプラグを使っては決してならない。オーディオ用にいいものがいくらもあるから、それらの中から選ぶことを強くすすめる。

インターコネクトに関しては、少なくとも普及クラスから中級機に付属のケーブルを、もしお使いになっている人がおられるなら、1万円程度のものでよいからちゃんとしたケーブルメーカーの製品に交換してみることを強くすすめる。ビギナーの第一歩としては、例えばオーディオテクニカの新製品「AT-MI64」(直販サイトで税込2,420円)くらいでも、いわゆる "オマケ" ケーブルとは数段違う音楽再現が得られることは保証する。

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(提供:オーディオランド)

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