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公開日 2015/11/12 19:43

サカナクションの8K3D/22.2ch特別上映も。NHKが8K・4Kソリューション紹介イベント

4K HDRや裸眼3Dなどもデモ
編集部:小野佳希
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NHKメディアテクノロジーは、自社の8K・4Kコンテンツ制作ソリューションを披露するイベント「2015 MEDIA TECHNOLOGY !」を渋谷ヒカリエにて開催。「8K・3D・22.2ch立体音響」にて制作したサカナクション「Aoi −碧−」の特別映像を上映するなどしている。

8K3D/22.2chでのシアタールームを用意

本イベントは8Kや4Kで同社が提供できるBtoBソリューションを紹介するもの。8Kや4K HDRで同社が制作したコンテンツの上映デモなどを行う一方で、会場の一角に8K3D、22.2chのシアタールームを設けて上記のサカナクションの特別映像上映を行っている。なお、放送・メディア関係者向けの展示会のため、一般客は入場できない。

特設シアターは、右目・左目用に2つの8K映像を投射し、パッシブ3Dメガネを用いて鑑賞するというスタイル。観客席の周囲を8Kスーパーハイビジョンの22.2chスピーカーが取り囲み、3D映像と22.2chサラウンドを体験できるようになっている。

特設シアター内の様子

レーザー光線と組み合わせた演出を行っていた

上映コンテンツとして、上記のようにサカナクション「Aoi −碧−」のミュージッククリップを特別制作。実際に体験してみると、高精細な8Kでの3D映像は目の前に現れるメンバーが本当にリアルに感じられ、実際のライブなどでも使用されるレーザー光線も用いた演出も相まって、かなりの没入感・臨場感を得られた。この感想は記者以外の来場者も同様だったようで、「これは凄いね、来て良かった」といった会話をしている人も見られた。

実際に上映された映像のイメージ

そのほかでは、同社が制作した8K映像が一堂に会する「8Kコンテンツマーケット」や、その4K版「4Kコンテンツマーケット」などのコーナーを展開。タブレットで好みのコンテンツを選んで視聴できるようにし、これらのコンテンツをレンタル提供していることをアピールしていた。

18種類の8Kコンテンツを自由に選択して確認可能

なお、同コーナーでは4K HDR映像も用意。30型4K有機ELマスターモニター「BVM-X300」などソニーの機材を用いての4K HDR映像上映デモを行っていた。

4K HDRの上映デモも展開
また、“光線空間を再現する立体映像テクノロジー”という「ライトフィールドイメージング」も展示。これは、ニコンとのコラボレーションで開発したカメラを使って撮影した立体コンテンツをメガネなしで見られる裸眼3Dのデモで、手元のタブレットで自由に対象物の角度を変えることも可能。美術品の展示や、医療用での活用などを提案している。

手元のタブレットで映像の角度を任意に変えられる

撮影用のシステムをニコンと共同開発

加えて同展示では、アスカネットの“空中ディスプレイ”「AI (エアリアルイメージング)プレート」と組み合わせたデモも展開。同プレートは、ガラスや樹脂などで出来た特殊なパネルを通過させることで、実像の反対側の等距離の空中に実像を結像させるというもので、これによって空中に裸眼3D映像を結像させるデモを行っていた。

下の筐体に収納した投影システムからの映像を、天板部のAIプレートを通して投射。実際に期待の前に立つと、目の前の空中にタブレットサイズ(デモでは12.5型)の映像が浮かび上がっているように見える

そのほか、8Kや4Kを医療に活用するソリューション提案に関して、UNITCOMによる4K3D対応ディスプレイ搭載ノートPC「4K3D NOTE-XX」も参考展示。こちらは4K対応のIGZO液晶でひすプレイに4K3D偏光フィルター(Xpol)を装着したというもので、価格等は未定だが2016年1月の発売を予定。手術の様子などのメディカル映像をより手軽に視聴できることから、医学生向け映像教材の確認用途などに適しているとアピールしていた。

手術の様子を8Kや4Kで収録し、医学生用教材などに利用するソリューションを提案

4K3D対応PCも展示


そのほか震災後の東北の様子を記録した3Dドキュメンタリー作品の上映なども実施

作品は2DのDVDとして販売中。震災で被害にあった大漁旗をリサイクルしたデニム製ケースは、東北に居を構えるデニムメーカーによるもの

イベントは前述のように放送・メディア業界関係者のみしか入場できないが、明日11月13日17時まで開催されている。

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