フリーフォームディスプレイの新モデルなども発表

<CEATEC:動画アリ>シャープ、スマホ内蔵ロボット“RoBoHoN”。新ビジョン「AIoT」発表でAQUOS新UIも

編集部:小野佳希

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2015年10月06日
シャープは、明日10月7日からの「CEATEC JAPAN 2015」正式開幕を前に、同社の出展内容を紹介する記者会見を実施。一般的なIoTにAIの概念を加えた独自の新ビジョン「AIoT」や、小型で手軽に持ち運びができるモバイル型ロボット電話“RoBoHoN(ロボホン)”を開発し2016年前半に発売することなどを発表した。

スマートフォン機能を内蔵し二足歩行なども可能な小型ロボット“RoBoHoN”を発表


■IoTにAIをプラスした独自ビジョン「AIoT」

シャープ代表取締役兼専務執行役員でコンシューマーエレクトロニクスカンパニー社長の長谷川祥典氏は、「この数年間、シャープブランドは少々顔、方向性が見えづらくなっていた」とコメント。今後は「これまでの技術のシャープというDNAに加えて、人に寄り添い、『人に一番近いシャープ』を目指していきたい」とし、IoTにAI(人口知能)を加えた「AIoT(モノの人工知能化)」という考え方を新たなビジョンに掲げて活動していくと述べた。AIoTビジョンに基づく製品やサービスは2016年から投入予定だという。

シャープ 長谷川祥典氏

AIoTでは、家電をインターネットにつなげるだけでなく、クラウドサービスに接続することによって人口知能化。これによって、例えばユーザーの好みをクラウドサービス側で学習して様々なサジェスチョン・レコメンドを行うなど、製品の機能や動作が快適になっていくという。

「AIoT(モノの人工知能化)」を新たなビジョンとして掲げて活動していく

長谷川氏は、今までの家電は特定の機能を提供するもので、買った後にはそれほど進化するものではないと説明。それに対しシャープでは、AIoTによってクラウドで学習するなどで、「我が家流に成長し、その場ですぐにサービスが利用できる、その人にもっとも適切な成長をする家電にしていきたい」と語る。

購入後にも機能が深化、成長していく家電の開発を目指す

そしてAIoTで家電が人・場所・生活スタイルを学習することで動作が最適化し快適になる「Super-Adapted」、その場、その瞬間に必要なサービスに接続することで、家電がサービスの一番近い窓口になる「Service-Connected」という2つのメリットがもたらされると紹介。

AIoTによって人々の生活に2つの価値がもたらされると説明

長谷川氏はまた、「一般的なIoTは家電がネットにつながって、例えばスマホで外からコントロールできたりといったものだった。我々はそうではなく、AIを駆使した点がひとつのポイントだ」と、既存のIoTとの違いを説明。「リモートでコントロールするだけではなく、家電製品に対してクラウド上でサービスを展開する。電子レンジでメニューを検索したり、今日の献立を提案したりといった具合だ。クラウド側でお客様のことを知って、それぞれに合ったサービスを提供するのがAIoTだ」とした。

このAIoTの実現のためには「音声対話」「センシング・人工知能」「嗜好理解」という3つのコア技術が必要だとし、同社が持つ各種技術を融合して事業価値の拡大を目指していく考えを示した。

AIoT対応製品は「本格的には2016年度には対応製品を投入していく予定で、サービスもそのあたりから充実していく」と説明。具体的な事業モデルは未定だが、「サービス込みで家電を売ることもそうだし、我々がAPIを公開することでサービス事業者が料金を回収したりなど、いろんなケースが考えられる」という。

AIoTは「未開拓のビジネス領域」だとしてビジネス拡大を目指す

これについてメディアからは「Google Playのようなオープンアプリのマーケットをシャープが創っていくということなのか?」という質問もあり、長谷川氏は「そこまで言うと大げさかもいしれないが、スマホのような事業モデルもかんがえられるかと思う」と述べた。

■対話や自立歩行が可能なスマホ内蔵小型ロボット“RoBoHoN(ロボホン)”

“RoBoHoN(ロボホン)”は、通信やカメラなどの携帯電話の基本機能を搭載した小型ロボット。新たに開発したフォーカスフリーの小型プロジェクターも搭載しており、写真や映像、地図などを壁や机などに投影することもできる。



音楽にあわせて踊る“RoBoHoN”も動画で紹介

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