<香港ショウ>オーディオテクニカ、“密閉型”ヘッドホンのフラグシップを海外先行発表!
オーディオテクニカは、8月7日より9日まで開催されている「香港インターナショナルオーディオショウ」(以下香港ショウ)にて、密閉型モデルのフラグシップとなるヘッドホンを先行発表した。“型番未定”だが、開放型のトップモデルとなる「ATH-ADX7000」の対になるモデルとして想定されている。価格も現時点では未定。
オーディオテクニカは、毎年香港ショウに合わせて大型モデルの発表を行なっている。昨年は「ATH-ADX7000」を披露し、世界的にも大きく話題を集めた。また2023年には真空管アンプ搭載のヘッドホンアンプ「鳴神(NARUKAMI)」も香港から発表された。日本と同様、国土の狭い香港ではヘッドホンの市場が大きい、といった背景もあるようだ。
今回の密閉型フラグシップモデルについて開発担当者は、「単に開放型の蓋をした、ということではなく、密閉型ならではの構造と音質を追求しました」と力を込める。ヘッドホンのジョイント部には「T.C.b.A.」と記載があり、これはTrue Closedback Audioを意味するとのこと。ドライバーも開放型とは別に設計されており、密閉型の最高峰を追求したいという思いが込められているそうだ。
イヤーカップには木曽ヒノキを採用、漆塗りとなっており、吸い込まれそうな深い色味が目を惹く。またヘッドバンドは鹿革となっており、日本の伝統技術を存分に活かした作りとなっている。
短時間ながら音も体験することができた。持ち上げると非常に軽く、頭部への装着感も良い。TIDALにて試聴すると、本体の軽さに反して、非常に重心低く説得力の深いサウンドに驚く。ディテールの細やかな再現力も見事。カーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」を聴いていると、カレンの柔らかなボーカルや吐息が耳をくすぐり、ずっと聴いていたいと思わせる魅惑に溢れている。
すでにインターネット上で話題となっているそうで、試聴を希望する列が途切れることなく続いていた。国内展開にも期待したい。
また、別のブースでは、ウィーン・ハイエンドで発表されて世界的に話題を読んだダイヤモンドカンチレバー一体型カートリッジ「AT-MCD1」も披露。こちらではテクダスのアナログプレーヤーに装着、KROMA Atelierのスピーカーと組み合わせるなかなか興味深いシステム。テレサ・テンの情感をたっぷり引き出すさまには息を呑む。
他にもサウンドバーガーやアナログプレーヤー、配信用マイクなど、同社の主力製品を展示、オーディオテクニカならではの製品開発力をアピールする。ルンダールのトランスとのコラボレーションのアピールなど、パーツへのこだわりも紹介していた。
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