公開日 2013/09/05 10:06

ソニー、60pにも対応の“4K ハンディカム” − 約42万円

BRVIAとの接続なら60p転送再生も可能
ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、ビデオカメラ“Handycam”の新モデルとして、4K/60p撮影に対応した「FDR-AX1」を11月8日に発売する。価格はオープンだが42万円前後での実売が予想される。IFAで参考展示されていたモデル(関連ニュース)の国内市場投入が明らかになった形だ。

FDR-AX1

液晶モニターを開いたところ

■「XAVC S」フォーマットでXQDカードへの記録を採用

4K2K(3,840×2,160)解像度での撮影に対応した点が最大の特徴。プロ向けのXAVCフォーマットを民生用向けに拡張した「XAVC S」を記録フォーマットに採用し、MP4形式で撮影データを記録する。最大150Mbpsに対応し、フレームレートは60p/30p/24pから選択できる。

側面

マイクとアクセサリーシュー

なお4KのMP4ファイルのほか、同じくMP4形式でのフルHD動画も撮影可能。AVCHDでの撮影には2014年夏頃にアップデートで対応する予定だという。

上から見たところ

液晶モニターを開くと操作ボタン類が

記録媒体には、同社民生用機として初めて、高速書き込みとPCへの高速転送が可能だという特徴を持つXQDカードを採用。XQDカードスロットを2基搭載し、メモリーカードを入れ替えながらのリレー記録にも対応している。最も画質の高い4K/60p/150Mbpsでの撮影の場合、64GBのXQDカードには約50分のファイルが記録できる。

記録媒体にはXQDカードを採用

内部構成イメージ

なお、ソニーでは本機の発売に先立って64GBのXQDカード「QD-N64」(読み出し125MB/s・書き込み80B/s・実売価格3万円前後)を10月25日に発売する。本機発売後の11月15日には最大読み出し/書き込み180MB/sという上位モデル「QD-S64E」(64GB・5万円前後)と「QD-S32E」(32GB・3万円前後)も発売する。

QD-N64

QD-S64Eは容量を2種類用意

また、前述したアップデートでのAVCHD対応に備えて、SDカード/メモリースティックスロットも装備。それとは別にアップデータのインストール専用のSDカードスロットも備えている。

端子類

2Kモデル「HDR-AX2000」のサイズ比較

■音声収録用にXLR端子を2基搭載/アップデートでUSB-HDD対応も予定

撮像素子には1/2.3型“Exmor R”CMOSセンサーを1基搭載し、動画有効画素は約830万画素。画像エンジンにはプロ機用イメージプロセッサーを搭載している。レンズは光学20倍のソニーGレンズで、焦点距離は35mm換算で31.5mm〜630mm。光学式アクティブ手ブレ補正にも対応している。

レンズは光学20倍のソニーGレンズ

次ページ将来の機能拡張に備えた端子類

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製品スペックを見る
  • ジャンルその他
  • ブランドSONY
  • 型番FDR-AX1
  • 発売日2013年11月8日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格420,000円前後)
【SPEC】●液晶モニター:3.5型のエクストラファイン液晶 ●外形寸法:189Wx193Hx362Dmm ●質量:2,440g
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