公開日 2019/06/19 06:00

驚くべきS/Nのハイエンド・パワーケーブルが誕生。ティグロン「TPL-2000A」レビュー

評論家・開発者がティグロン電源ケーブルの魅力を語る
角田郁雄/林 正儀
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ここ数年で劇的な進化を続けるティグロンのケーブル。なかでも電源ケーブルは同社の最新技術を余すことなく投入したジャンルとして、多くの愛用者を獲得している。そんな同社から最高峰の電源ケーブル「TPL-2000A」が6月20日に新登場する。そこで本稿では同モデルの魅力について、ティグロンケーブルの愛用者である角田郁雄氏による最速レポートをお届けする。そのうえで、後半では同社の電源ケーブルをテーマにラインナップとその魅力を林 正儀氏や、開発陣が語っている。ティグロンの電源ケーブルの魅力が盛りだくさんの内容をぜひともご参照いただきたい。

ティグロン 電源ケーブル「TPL-2000A」1.2m=¥180,000、1.8m=¥195,000(ともに税抜)

徹底した高周波シールド対策。振動低減も強化した最高峰(TEXT/角田郁雄)

ティグロンといえば、マグネシウム・シールドが同社のアイコンとなっている。さらに独自のHSE(超飽和電流型ケーブル活性装置)処理もトレードマークになってきた。

このHSEは、プログラムされた0〜100kHzまでの広帯域な信号や特殊な電流を導体に一定時間流すことにより、ケーブル本来の音質を引き出すことが可能になるというもの。私流に言うなら、最適な導体特性を実現する超バーンイン効果なのである。

その音的な効果は、よりいっそう静寂感、音の透明度を極め、伝送速度が高まり、中低域の量感が増えた印象を受けることが特徴であり、高域の抜けも良くなり、空間性と倍音再現性も高まる。これはインターコネクトケーブル、電源ケーブルともに共通している。

私はこの音質に魅了され、電源ケーブル「MGL-DFA10-HSE」をブルメスターのパワーアンプ「911Mk3」に使用している。

今回レビューを行なった角田郁雄氏もティグロンケーブルの愛用者である

こうしたなかで、同社は今回、これを上回る電源ケーブルとして「TPL-2000A」を発売する。お家芸のDF-OFC導体の上に編線ダブル・シールド、その上にマグネシウム・シールド、さらにその上に高周波シールド性能に優れ、航空産業にも採用される特殊外装チューブを施している。また、両端には第2世代のマグネシウム・フィルター「PMFmk2」を設置。シールド性能と振動低減をより強化させている。

さらにはフルテックの最高峰プラグ「FI-50(R)NCF」を取り付け、プラグ自体の振動低減と静電気除去を行っている。

演奏が実に生々しく解放的。駆動力が向上したかのよう

その音質効果を前述の911Mk3で試してみた。

弱音の再現性がさらに高まり、同時に微細な情報も浮き上がり、楽器や声の倍音成分が明らかに豊かになった印象を受けた。従来にも増して超高S/N! ゆえに、空間や音像が高解像度で描写され、演奏が実に生々しいのである。

魅力はそれにとどまらず、音のレスポンスも高まり、スカーッと開放感に溢れた空間へと変化し、アンプの駆動力が一気にアップグレードされたかのような印象までも受けてしまうのだ。

本ケーブルはもちろん、SACDプレーヤーやプリアンプでも同様の効果を発揮するが、微弱信号を扱うフォノイコライザーには最適と思えた。また、今、注目されるクラスDアンプでの効果も絶大であった。まさに最適な伝送特性を実現するハイエンド・パワーケーブルと言えるであろう。一度試して欲しい。


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