公開日 2017/10/13 10:08

自腹で買うならどっち? AKGの2大NCヘッドホン・イヤホン「N60NC WIRELESS」「N20NC」

編集部員が感じた魅力をぶつけ合った
AKGから発売されているノイズキャンセリング(以下、NC)製品、ヘッドホンの「N60NC WIRELESS」とイヤホン「N20NC」。ベルリン出張に出かけた編集部の風間と小野が、両モデルの実力を検証した。

N60NC WIRELESS(¥32,880 / 税抜)

N20NC(¥14,880 / 税抜)

なお、今回は行きと帰りでそれぞれ試す機種をチェンジ。それぞれの機種をじっくり使い込んだ。2人が気にいったモデルとは…?

■"ふわとろ系"装着感「N60NC WIRELESS」

風間まずはじめにはっきり言っておきたいのは、「N60NC WIRELESS」と「N20NC」を1週間以上使い倒したけど、結果、どちらも気に入ったということ。どっちもすごく良い製品で、本気でおすすめできる。

小野のっけから結論ですか。けど僕も同意です。

風間AKGのノイズキャンセリングヘッドホン・イヤホンの良さを再認識したよね。でも褒め殺してばかりじゃつまらないので、最初に「自分が自腹で買うならこっち!」というモデルを挙げてみよう。まずは小野くんから。

小野僕は断然「N20NC」ですね! もともとヘッドホンよりイヤホン派ということもありますけど、このモデルはホント優秀。出張から帰ったあとも、通勤電車の車内で使ってます。

編集部小野イチ押しはイヤホンのN20NC

風間俺は、自腹なら「N60NC WIRELESS」の方を買うな。N20NCもよくできてるけど、N60NC WIRELESSが実売3万円ちょいというのは、はっきり言ってバーゲンプライスでしょ。

編集長風間のイチ押しはヘッドホンのN60NC Wireless

小野他社のノイキャン+ワイヤレスは4万円程度のものが多いから、確かにお手頃ですね。

風間他社にもノイズキャンセリング+ワイヤレスイヤホンはいくつかあるけど、他社のが耳をすっぽりと覆うアラウンドイヤーが多い中、N60NC WIRELESSはオンイヤータイプで、耳に乗っけるスタイル。まずそこが尖ってる。

小野オンイヤーでノイキャン、しかもワイヤレスというのは確かに少ないです。

風間アラウンドイヤーよりハウジングが小さいから、より小さく折りたためる。しかも信じられないくらい軽い! これがオンイヤーのいいところだよね。あと、見た目が格段にスマート。

折りたたむとこんなにコンパクト!

でも一番気に入ったポイントとして声を大にして言いたいのは、装着性がめちゃめちゃよいこと! 側圧が「俺の頭にジャストフィットするようにオーダーメイドしたんじゃないの?」というくらいピッタリ。しっかりと、それでいて優しくホールドする。最初に着けたときは、あまりの心地よさに思わず声を上げてしまったほど。

小野読んでるみなさん、大げさに聞こえるかもしれませんが、ウソじゃないんです! そんなわけないのに、自分向けに作られたんじゃないかという錯覚に陥るほどなんです。

N20NCを気に入っているはずの小野も認める装着感

風間AKGはオーストリアのブランドで、世界中のユーザーをターゲットにしているはずだよね。それが純日本人の、しかも自分の大きい頭にまで、ここまでピタッとフィットするのは不思議としか言いようがない。バンドに秘密があるのかも。

小野イヤーパッドの素材も相当効いていると思いますよ。

風間そう、このイヤーパッドの触感がフワフワでトロトロ!

編集長風間はふわとろイヤーパッドがお気に入り

小野ふわとろ系ですね。試しに指でイヤーパッドをぐっと押し込むと、すーっとゆっくり戻るじゃないですか。この柔らかさが装着性の良さにつながってますよね。店頭にN60NC WIRELESSがあったら、騙されたと思って一回着けてみて欲しい!

次ページノイズキャンセルが必要な場所にピッタリのデザイン!

1 2 3 4 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX