VGP審査員が激賞。PARADIGM「Founderシリーズ」は“初めてのハイエンドスピーカー”に最適!
国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP2026SUMMER」において、ピュアオーディオ用2chスピーカーとして、また、ホームシアター用途のマルチチャンネルスピーカーとしても金賞に輝いた異色のモデルがある。それがPARADIGM(パラダイム)社のブックシェルフスピーカー「Founder 40B」だ。
PARADIGM
Founder 40B
¥495,000(ペア・税込)
そもそもパラダイムは科学に基づいた設計により、音に色付けせずスピーカーの存在を感じさせないことを志向するブランド。いいかえれば用途やジャンルを選ばないオールラウンダー。
その中でもFounderシリーズは同社の新技術を投入したプレミアムラインで、ブックシェルフのFounder 40Bのほか、フロアスタンド3モデル、センタースピーカー、LCRスピーカーの全6モデルを擁し、マルチチャンネルの構築も可能だ。
VGPでは、コンパクトな設計がスペース面での制約の多い日本の住環境に適することに加え、音楽・映画を問わず発揮されるFounder 40Bの卓越したパフォーマンスが高く評価された。
今回はFounder 40Bに加え、日本の多くの家庭で好まれそうなコンパクトなフロアスタンド「Founder 80F」と、センタースピーカー「Founder 90C」を召喚。ステレオとマルチチャンネルで得られる魅力を探った。
PARADIGM
Founder 80F
¥660,000(ペア・税込)
カナディアンブランド「PARADIGM」(パラダイム)とは?
筆者はカナダで1年間暮らした経験があるが、自然に恵まれ、人々の気質は穏やかで落ち着きがあり、何事にも誠実で控えめな印象。論理的で科学技術を重んじ、それが尊重される素地が整っていると見受ける。
パラダイムも技術理論を核としてアイデアを膨らませ、振動板やボイスコイルといったパーツからスピーカー全体まで垂直統合のものづくりが特徴。日本ユーザーの感性にもすこぶるなじみがよいと感じる。
Founderシリーズの特長とは? テクノロジーを解説
Founderシリーズの特長は、上位モデルでの技術蓄積を活かしつつ、新技術の投入で新たな領域にチャレンジしている点である。
ミッド/バス・ドライバーの振動板は独自のアルミニウム・マグネシウム(AL-MAG)コーンを採用し、軽量性と高剛性を追求。
デザイン面でも特徴的な覆いは、同ブランドのフラグシップ「PERSONAシリーズ」で採用し、効果を実証済みのPPA(Perforated Phase Aligning)レンズと呼ぶ音響パーツの採用である。
一見するとドライバーを保護する役割のカバーのように見えるが、実際は振動板に合わせてすり鉢状にカーブを描き、さらに孔も中心に向かって徐々に大きさが小さくなっている。
これは、平面ではない振動板から発せられる音波ゆえに生じる位相のズレをフィルタリングする効果があり、その結果が音が明瞭になる。
トゥイーターも同様の手法を採るが、振動板はセラミックを混合したAL-MACで、さらに出力をリスニングエリアに集中させる扁球ウェーブガイド(OSW)を備え、近年の反射が多い室内環境でもよりよいリスニング体験をもたらすよう意図されている。壁面反射の影響を受けやすい狭小なスペースとも好相性が期待できるのだ。

