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公開日 2020/09/02 12:42

パナソニック、カーナビ“ストラーダ”に有機EL採用モデル。“漆黒の黒”を目指した最高画質、音質面も強化

スタンダードモデルなども一斉発表
編集部:押野 由宇
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パナソニック株式会社オートモーティブは、SDカーナビステーション “STRADA(ストラーダ)” の新製品を発売する。価格はすべてオープンで、以下表記は税込予想実売価格。

【フローティング大画面モデル】10月中旬発売
・10V型有機EL「CN-F1X10BLD」 21万円前後
・10V型有機EL「CN-F1X10LD」 19万円前後
・9V型WVGA「CN-F1D9VD」 12万円前後

フローティング大画面モデル3機種

【スタンダードモデル】10月上旬発売
・「CN-RA07WD」 9万円前後
・「CN-RA07D」 9万円前後
・「CN-RE07WD」 8万円前後
・「CN-RE07D」8万円前後

スタンダードモデル4機種

【ドライブレコーダー】10月中旬発売
・「CA-DR03HTD」 4万6千円前後

【リヤビューカメラ】10月中旬発売
・「CY-RC500HD」2万円前後

有機ELディスプレイ採用の「CN-F1X10BLD」など3モデル

フローティング大画面モデル3機種では、画面の位置を上下、前後、左右に調整できる同社独自のフローティング構造(特許取得)を採用。新車・既販売車のいずれにも対応し、業界最多となる430車種以上に装着ができる。

「CN-F1X10BLD」

10V型モデルは、色域が広く、色再現性の高い有機ELパネルを採用。「ストラーダ史上最高峰の漆黒の黒と色再現性を実現した」とアピールする。自己発光方式でコントラスト比が高く、黒浮きを抑え、明暗が混在するシーンも明部と暗部をそれぞれクッキリと表現できるとしている。

10V型の「CN-F1X10BLD」「CN-F1X10LD」は有機ELディスプレイを採用

ディスプレイ表面の低反射(AGAR)フィルムや空気層をなくしたエアレス構造を採用。外光の反射による映り込みを抑制し、車内環境での視認性を高め、地図情報もさらに見やすくした。

大画面・広視野角で、車内のどの席からも美しい映像が楽しめる

またディスプレイの厚さを約4.7mmに、重量は従来比約30%減の約0.7kgと軽量化しながらも、外装フレームに軽量かつ高剛性なマグネシウムダイカストを採用、新シャーシユニット開発によるディスプレイ保持部の剛性の向上などで、耐振動性は強化している。そして家庭用テレビのような狭額縁設計により、車内インテリアとしての上質感も高めた。

左が2020年モデル、右が2019年モデル。ディスプレイの薄さが大きく違うことがわかる

CN-F1X10BLDは耐振・耐熱性に優れた車載専用光ピックアップを採用した自社開発の薄型ブルーレイプレーヤーを搭載。過酷な車内環境での安定したディスク再生を可能とし、ブルーレイや地上デジタルテレビなどエンターテインメントコンテンツ映像をHD画質で楽しめる。

ほか、Fire TV Stickとの接続にも対応。ブルーレイの映像をHD画質で後席モニターに出力することや、HDMI対応機器と接続して動画配信サービスなどをカーナビ画面や後席モニターにHD画質で出力して楽しめる。なおHDMI入力端子はCN-F1X10BLD/F1X10LDのみ、出力端子はCN-F1X10BLDのみ装備する。

また、有機ELディスプレイ搭載モデル専用オプション(別売)として、前後2カメラドライブレコーダー(CA-DR03HTD)とリヤビューカメラ(CY-RC500HD)を用意。HD-TVI接続により、従来比約2.6倍の表示解像度、HD画質で表示できる。

音質面も強化。グランド・信号パターン設計を大幅に見直し、DSP/DAC専用アース構造を追加することで、ノイズの原因となる信号の回り込みを大幅に低減した。さらに高周波のチャンネルセパレーションを11dB改善し、高域の音の広がりや音像定位が向上したとする。また、低DCRチョークコイル採用により、歪率を2.5dB改善し、ひずみ感のないクリアな音質を実現する。

「全国市街地図」としてゼンリン製地図を搭載。ほかバック時の音声通知・方向表示機能を新搭載する。また、前後2カメラドライブレコーダーとの連携や、一時停止や制限速度を知らせる機能などを備える。

ドライブ支援機能を充実させたスタンダードモデル

スタンダードモデルに位置づけられる4モデルは、ユーザーニーズが高まるドライブ支援やナビ・AV機能を充実させ7V型AV一体型カーナビとしてラインナップ。緻密さで定評のあるゼンリン住宅地図2,163冊分のデータを基にした「全国市街地図」を搭載し、日本全国の市区町村1,741エリアをカバーし、全国の市街地を100%カバーする。

「CN-RA07WD」

別売のドライブレコーダー(CA-DR03TD)、またはリヤビューカメラ(CY-RC100KD)との連携により、安全・安心ドライブを支援。音声でのバック通知や、バック時の進行方向をカーナビ画面に矢印で表示するという機能を新たに搭載した。ドライブレコーダーの映像をカーナビ画面で再生ができ、車体の前後を同時にフルHDで録画するほか、走行中にカーナビ画面で後方の様子を確認するなども可能だ。

ほか、「VICS WIDE」の情報をもとに渋滞を回避する「スイテルート案内」機能を搭載。道路状況に合わせて自動で最適なルートを再探索しての案内が可能で、所要時間と距離の増減がひと目で分かる新旧ルートの比較機能により、希望のルートを選択できる。

エンターテインメント対応では、スマートフォンの音楽をワイヤレスでカーナビに接続して楽しめるBluetoothオーディオやDVD、CD、SDメモリーカード、USBメモリーなど様々なメディアをサポートする。

ドライブレコーダー/リヤビューカメラ

「CA-DR03HTD」はF1X PREMIUM10シリーズ(CN-F1X10BLD、CN-F1X10LD)専用の前後2カメラドライブレコーダー。視界を邪魔しない小型の広視野角2カメラで、車両の前後方を同時にフルHDで録画可能。上述のように、ストラーダ10V型有機ELモデルとHD-TVI接続することで、同社従来品VGAモデルとの比較で約2.6倍の表示解像度、HD画質で前後方の録画映像やリアルタイムの後方映像をカーナビ画面に表示できる。

「CA-DR03HTD」

また、後方からのあおり運転の確認やルームミラーの補填に使用できる「ワンタッチ後方ビュー」機能、リバース連動でバック時に目視を補助する「リバース後方ビュー」機能などのカーナビ連携専用機能でドライバーの後方視界を支援する。

カメラにはF値1.4の明るいレンズを採用し、夜間にヘッドライトが当たらない範囲でも鮮明な録画が可能。また振動を検知して録画を開始する駐車録画機能も搭載するほか、ドライブレコーダー搭載を車外に認知させるオリジナルステッカーを付属する。

「CY-RC500HD」もF1X PREMIUM10シリーズ専用としてラインナップされるリヤビューカメラ。「CA-DR03HTD」と同じく、ストラーダ10V型有機ELモデルとHD-TVI接続により、従来比約2.6倍のHD画質とHDRの高視認性を実現する。

「CY-RC500HD」

また、水平約180°の広視野角により、自車両に接近する自転車や歩行者などを、いち早く認識可能。取り付けはコードを3分割させることで作業効率の向上が図られており、コード間の接続コネクターは、作業性と抜け防止を兼ね備えたねじ式ロック機構を採用する。

大画面路線を推進、時代に即した体験価値を提供

本日、同社はオンラインでの発表会を実施。同社 市販・用品ビジネスユニット ビジネスユニット長の荻島亮一氏は、「新型コロナの影響で、第一四半期は大きな落ち込みとなった。第二四半期も依然として前年を下回るものの、回復基調にある。公共交通機関ではなく自家用車での移動が見直されるなど、ビジネスの機会はある」と実績を発表。

荻島亮一氏

そのうえで「パナソニックでは視認性がよく、幅広い車種に対応するカーナビを投入してきた。2019年には国内車400車種を超える装着車まで拡大した。カーナビの大画面化、高画質化など、ストラーダでは付加価値を提案していく。今回発表の新しいストラーダも、単なる新機能の紹介ではなく、 “ドライブを楽しくする” という価値を提供したい。」と述べた。

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