公開日 2019/03/26 13:07

ソニー、“一本バー”タイプでドルビーアトモス/DTS:X対応のサウンドバー「HT-X8500」

デュアルサブウーファーで迫力サウンドを実現
編集部:川田菜月
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、ドルビーアトモス/DTS:X対応のサブウーファー内蔵“一本バー”タイプのサウンドバー「HT-X8500」を4月20日から発売する。価格はオープンだが、40,000円前後での実売が想定される。

“一本バー”タイプでドルビーアトモス/DTS:X対応の「HT-X8500」サウンドバー

同社は2018年1月にサウンドバー市場のトレンドでもある2万円台の一本バーモデルとして「HT-S200F」「HT-S100F」を発売。「HT-X8500」はその上位モデルとして位置付けており、ハイレゾ再生やドルビーアトモス/DTS:X対応する高付加価値モデルとしてラインナップする「HT-Z9F」「HT-X9000F」で採用した技術を投入するなど、人気の高い“一本バー”タイプながら迫力ある高音質を実現するとしている。

設置性を考慮して高さを抑えつつ、口径の小さいサブウーファーを二つ搭載する「デュアルサブウーファー」を採用。またサブウーファーの向きを、HT-S200Fでは下向きに配置しているが、今回前面に向けたことで設置環境の影響も受けにくくなり、より視聴時に迫力が伝わりやすいとしている。

口径の小さいサブウーファーを二つ搭載する「デュアルサブウーファー」を採用し、迫力あるサウンドを実現

サブウーファーの向きを前面にして、迫力がより伝わりやすく、設置環境の影響も受けにくいという

アコースティックサスペンション型52mm×90mmフルレンジスピーカーを左右に2基、バスレフ型52mm×90mmサブウーファー2基を中央部に搭載した2.1ch構成。フルレンジとサブウーファーの間にそれぞれ仕切りを設けた「独立チャンバー構造」を採用することで、スピーカー間の音干渉を防止。グリル部は音が上/横方向にも抜けやすいようデザインされたパンチンググリルを採用する。

左右にはバスレフポートも装備する

上/横方向にも抜けやすいようデザインされたパンチンググリルを採用

ソニー独自の音響技術も搭載。フルデジタルアンプ「S-Master」や、デジタル音場処理技術では広がりあるサラウンド音場を実現する「S-Force PRO フロントサラウンド」と高さ方向の音場を実現する「バーティカルサラウンドエンジン」を搭載する。

「バーティカルサラウンドエンジン」により、高さ方向の音場も再現する

付属リモコン。バーティカルサラウンドエンジンのON/OFFも操作可能

バーティカルサラウンドエンジンは、同社サウンドバー上位モデル「HT-Z9F」にも搭載された高さ方向の音場を実現する技術で、ドルビーアトモス/DTS:Xなどサラウンドコンテンツ再生時や、地デジ放送など2chコンテンツでも、前後左右だけでなく頭上からも聞こえるような立体的サウンドを楽しめるとのこと。なお本機能はリモコンでON/OFFが可能。

その他、セリフを明瞭化するクリアボイス設計、VOICEモードの搭載や、消音領事の音質最適化機能「サウンドオプティマイザー」やナイトモードも搭載する。

本体天面部には操作ボタンと再生音の状況がわかるLEDインジケーターを装備。反射しにくい素材を使用し、シボ加工を施してマット仕上げとすることで、反射による画面写りを防ぎ、よりコンテンツに没入できるよう考慮しているとのこと。カラーは若干グレーがかった色合いで、ブラビア最新モデルなどと相性の良いデザインに仕上げたとしている。

操作ボタンは電源/入力切替/Bluetooth/音量(ー/+)。LEDインジケーターはドルビーアトモス/DTS:X/バーティカルサラウンドエンジン(ON)/入力端子/ARC入力/Bluetooth入力と、それぞれ音の状況に応じて光るようになっている

背面中央には多少位置ずれしても信号が届くよう大型化したIRリピーターを装備、端子類の配置はブラビアなどテレビ製品との接続がしやすいよう考慮して右側に配置している。

IRリピーターは大型化して背面中央部に配置

HDMI端子は入力×1/出力×1を装備。4K/HDR、HDCP 2.2/2.3対応に加えて、ARC対応の出力はeARCもサポートしており、テレビをハブとして接続した様々なAV機器の高音質化が可能とのこと。

HDMI端子は入力×1/出力×1、光デジタル入力×1を装備

端子類の配置はブラビアなどテレビ製品との接続がしやすいよう考慮してデザインしている

なお現在同社テレビではX9Fシリーズ、A9FシリーズがeARCに対応しており、サウンドバー製品ではHT-ST5000、HT-Z9F、HT-X9000Fがアップデートにより対応する。本製品は付属ケーブルとして4K60p 18Gbps対応のハイスピードHDMIケーブルが同梱される。

その他、光デジタル端子を1基装備。Bluetooth対応でコーデックはSBC/AACをサポートする。なおNFCやアプリ操作には非対応となる。消費電力は32W(待機時0.5W以下)。

本体サイズは55型前後のテレビと組み合わせることを想定して、テレビ前のスペースに収まるように設計し、外形寸法は89W×6.4H×9.6Dcm(突起部含まず)、質量は約3.1kgとなる。実用最大出力は合計160W(フロント40W+40W、サブウーファー80W)。

55型前後のテレビと組み合わせることを想定し、テレビ前の設置スペースに収まるコンパクト設計を施している

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX