公開日 2017/02/06 18:00

ローム、独自音質技術を投入したハイレゾ対応カーオーディオ用サウンド・プロセッサー

28の独自パラメータを最適化
編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ロームは、ハイレゾ音源対応のカーオーディオ用サウンド・プロセッサー「BD34602FS-M」を開発。2016年8月よりサンプル出荷(サンプル価格 2,000円/個:税抜)を開始しており、2017年1月から月産10万個の体制で量産を開始していることを明らかにした。

BD34602FS-M

直近5年で累計1億2000万個以上の出荷実績を持つ同社サウンド・プロセッサーの中でも、車載オーディオに求められる特性を追求し、音質にフォーカスするために独自の音質設計技術を導入したと同社は説明。

この“独自の音質設計技術”においては、ICの音質に影響する回路構成、電気的特性を中心に、28の独自パラメータを最適化。ICの中点バイアス回路のノイズを約20%低減させたほか、ボリューム回路で発生する低域ノイズを最大1/10に低減している。

加えて、信号間の干渉を抑えるレイアウト手法でトランジェント特性を改善。これにより、音像の向上、解像度の向上など、音源のもつ情報量を大幅に引き出したとしている。

そして、車載オーディオ用サウンド・プロセッサーで業界最高クラスの低歪率0.0004%とボリューム減衰時のフロアノイズ3.1μVrmsを実現。これには長年培ってきたノウハウと、シミュレーションでは再現できない領域にあるアナログ設計技術を駆使したのだという。

そのほか、ナビ音声やハンズフリーの音声割込み機能(ミキシング)も搭載。一般的にミキシングをON/OFFする場合、「プツッ」などのポップノイズが発生するが、同社独自のアドバンスト・スイッチ技術を導入することでポップノイズ低減を図っている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX