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大型化も可能

ショーウィンドウがディスプレイに。パナソニックが「透明スクリーン」発売

2017/01/30 編集部:小澤 麻実
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パナソニックは、店舗の窓ガラスなどをデジタルサイネージとしても活用できる透明スクリーンを3月22日に発売する。価格はオープン。

本製品の活用イメージ

2枚のガラスの間に高コントラスト調光フィルムを挟んだもので、電圧をかけることで透明モード、電圧オフでスクリーンモードに変化する。映像はディスプレイの裏側から、プロジェクターを使って投写。制御ボックスにてプロジェクターとスクリーンを同期させ、各モードの切換を行う。たとえばショーウィンドウで商品を見せつつセール情報などを表示する、といった使い方が可能だ。

システム構成例

高コントラスト調光フィルムは、特殊ポリマーとカプセルを入れた透明-白濁スイッチング層と、色調コントロール層で構成。透明モード時は透明-白濁スイッチング層に電圧をかけることで内部の液晶分子の配列に規則性を持たせ、光を直進・透過させる。ガラス表面にオプションの反射低減処理をほどこせば、透過率約68%を実現するという。

投写の概要

また色調コントロール層は、電圧オフ時(スクリーンモード時)は外光を大きく吸収するため、明るい環境下でも高コントラストな映像を投写可能とするという。なお色調コントロール層の透過率は設置環境下の照度にあわせて調整できるので、様々な明るさの室内環境で使用可能とのことだ。

スクリーン部は複数枚を接合して大画面化することもできる。

パナソニックは今後本製品を商業施設や小売店、ホテルや空港、博物館や美術館など向けに導入していく考えだ。


【問い合わせ先】
パナソニック システムお客様ご相談センター
TEL/0120-878-410

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