公開日 2016/10/21 12:00

クリプシュ、特許技術ドライバー採用のBTヘッドホン「Reference Over-Ear Bluetooth」

スタンダードモデル「Reference On-Ear Bluetooth」も
編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
フロンティアファクトリーは、新開発の「Klipsch Balanced Dynamic(KBD)」ドライバー・テクノロジーを採用した「Reference Over-Ear Bluetooth」と、40mmシングル・ダイナミックドライバー搭載の「Reference On-Ear Bluetooth」という、Klipsch(クリプシュ)ブランドのBluetoothヘッドホン2機種を12月2日に発売する。

Reference Over-Ear Bluetooth

ともにオープン価格だが直販サイトでは「Reference Over-Ear Bluetooth」は32,400円(税込)、「Reference On-Ear Bluetooth」は27,000円(税込)で販売する。

Reference On-Ear Bluetooth

「Reference Over-Ear Bluetooth」は、新開発の米国特許取得済み「Klipsch Balanced Dynamic(KBD)」ドライバー・テクノロジーを採用。なおドライバーそのものには40mm径のFull Range KG-L40を搭載している。

KBDテクノロジーでは、ダイアフラムからリード線を取り除いて重さを均一化。これによって、ドライバーの相互変調歪み(IMD)を低減させることで低音が滑らかになるとともに、音が膨らんだり途切れたりすることなく中高域へとつながるという。また、ダイナミクスが一層向上することで、クリプシュの伝統的なスピーカーで聴こえた音場の広がりと臨場感を再現するとしている。

本体は、最小限の部品構成にヒンジやスライド機構を隠したデザインで、剛性も従来より向上。各種コントロール機能は右側のイヤーカップに集約され、楽曲の再生や停止、曲送りやボリュームコントロールなどの操作が可能。

また、フラットケーブルも付属しており、ワイヤードでの利用も可能。端子は一般的な3.5mmステレオミニで、ヘッドホン本体とケーブルとの接続は2.5mm端子を採用している。

再生周波数帯域は15Hz〜20kHzで、感度が110dB、定格出力が100mW、インピーダンス(1kHz)は32Ω。BluetoothはVer.4.0で、SBC、AAC、aptXコーデックに対応している。

一方の「Reference On-Ear Bluetooth」は、従来から引き続きDynamic Moving Coil型の40mm径Full Range KG-105ドライバーを搭載。クリプシュのハイスタンダード・ヘッドホン「Reference On-Ear」の音質と快適さをさらに向上させたとのことで、「Bluetooth対応の新世代ハイスタンダード・ヘッドホン」だとしている。

クリプシュのフラッグシップ・ホームシアタースピーカー『Reference』シリーズと同じ音響エンジニアリングと工業デザインを採用。70年受け継がれてきた伝統のクリプシュサウンドを奏でるとしている。

イヤーカップには低反発素材を採用。「Reference Over-Ear Bluetooth」同様に各種コントロール機能は右側のイヤーカップに集約しているほか、付属フラットケーブルでの有線利用もできる。

再生周波数帯域は20Hz〜20kHzで、感度が110dB、定格出力が100mW、インピーダンス(1kHz)は32Ω。BluetoothはVer.4.0で、SBC、AAC、aptXコーデックに対応している点は「Reference Over-Ear Bluetooth」同様。

なお、両モデルとも明日10月22日および23日に中野サンプラザで開催される「秋のヘッドフォン祭2016」に出展。製品を試せるようにする。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX