MH Audio/KuraDa/VECLOSも

<ヘッドホン祭>ソニーSignatureシリーズやオーディオテクニカ「ATH-DSR9BT」など注目新製品が登場

編集部:伊藤 麻衣
2016年10月22日
10月22日(土)・23日(日)と中野サンプラザで開催されている「秋のヘッドホン祭2016」。本稿ではソニー、オーディオテクニカなどのブース出展内容をまとめて紹介する。

■ソニー

ソニーは中野サンプラザ6階ウィンドルームにと、同階ロビーにブースを展開。ウィンドルームでは、10月29日に発売を控えているハイエンドクラスの“Signatureシリーズ”にラインナップするヘッドホン「MDR-Z1R」と新最上位ウォークマン「NW-WM1Z/WM1A」の試聴会が行われている。ヘッドホンは「MDR-Z7」も用意されており、比較試聴することが出来る。

左上から「MDR-Z1R」、「MDR-Z7」。左下から「NW-WM1Z」、「NW-WM1A」

同ブースには8席分の試聴機が用意されていたが、会場のオープンと共に多くの人々が訪れ、満席に。部屋の半分ほどのスペースには順番待ち用のいすが置かれていたが、そちらも満席状態になるなど、その注目度の高さがよく分かる。

開場するなり満席となるウィンドルーム

ブース入り口の受付にはひっきりになしに来場者が訪れていた

1人が試聴できる時間は10分間。“Signatureシリーズ”の試聴には、同ブースで配布されている整理券が必要なので注意していただきたい。

ブースには、「NW-WM1Z/WM1A」の内部構造が分かる展示物も



ヘッドホン「MDR-Z1R」に搭載されている70mmHDドライバーユニットの構造も展示されている
ソニーは6階ロビーにもブースを出展しており、先日発表されたばかりの4.4mmバランス標準プラグ対応のポータブルヘッドホンアンプ「PHA-2A」や2ウェイハイブリッドイヤホン「XBA-N3/XBA-N1」に加え、MDR-1A/100A用4.4mmシングルバランスケーブル「MUC-S12SB1」などリケーブルの展示・デモが行われている。

PHA-2A

XBA-N3


XBA-N1

「MUC-S12SB1」などリケーブルも数種類展示されている


「h.ear on」と「h.ear in」のカラフルなカラーが目を引いていた

こちらのブースにも大勢の来場者の姿があった

■オーディオテクニカ

オーディオテクニカのブースでは、先日発表されたばかりのBluetoothヘッドホン「ATH-DSR9BT」や「ATH-DSR7BT」、「ATH-AR5BT」を中心に展示が行われている。


ATH-DSR9BT

ATH-DSR7BT


ATH-AR5BT

Bluetoothヘッドホンを集めたコーナーは満席状態になっていた
なかでも注目を集めていたのは、aptX HDに対応した「ATH-DSR9BT」「ATH-DSR7BT」。aptX HDは24bitの音声をBluetoothでワイヤレス伝送できるコーデックで、Bluetoothでも高音質で音楽を楽しむことができる。Astell & KernのAK70やAK300シリーズなどがファームウェアでaptX HDに対応したため、これらの機種とワイヤレス接続で24bitサウンドを楽しめる。また本機は、USBによる有線接続にも対応しており、PCとつなげば最高96kHz/24bitまでのハイレゾ音源を再生可能だ。


ブースでは、AKと組み合わせての試聴が行われている。もちろん、手持ちのプレーヤーと繋げることも可能だ

AKシリーズは、本機と接続するとaptX HDが使用されている旨を表示してくれる


手に持ってみると、その軽さに驚かされる。質量は約315gとのこと

イヤーパッドはクッションが効いており装着感も良いと感じた
また、トゥルー・モーション”ハイレゾ・オーディオドライバー”を搭載した「ATH-SR9」、バランスド・アーマチュア型イヤホン「LSシリーズ」なども展示している。この秋冬に登場する製品群が一堂に会しているのは壮観だ。


ATH-LS400

ATH-LS300


AYH-LS200

「ATH-SR9」や「LSシリーズ」の試聴コーナーにも試聴に訪れた来場者が絶えなかった
■MH Audio

MH Audioは、6階ロビーに設けたブースにて、木製スピーカー「WAON(和音)」の新筐体を採用した2モデルと、陶器を使用したスピーカー「KION(輝音)」などを展示している。


ブースは木製のスピーカーが並べ得られ、温かい雰囲気
WAON(和音)は、CDジャケットと同サイズの小型スピーカー。木製のエンクロージャーは、敢えて硬くせず、スピーカーのボディ全体から音が放射されるよう設計しているという。内部には8cm口径のフルレンジスユニットを搭載する。音の広がりが大きいことが特徴で、プライベートはもちろんカフェやショップ、音響制作現場でも使用されているという。

今回追加されたのは、エンクロージャーに竹の集成材を使用した「WAON take」と、ウォールナットのツキ板の合板を使用した「WAON wn」。音質傾向は、WAON takeが「パワー感のある音とタイトな響きのサウンド」で、WAON wnが「響きが少なめで、スタンダードよりモニター系のサウンド」になっているという。価格は80,000円(ペア/税抜)。


WAON take

「WAON wn」をCDと並べてみたところ
「KION」は、エンクロージャーに陶器を使用した、手のひらサイズの小型スピーカー。5cm口径のフルレンジユニットを搭載する。WAONがアコースティック系のサウンドであるのに対し、本機はモニタースピーカーのような緻密な再現性を備えるとしている。カラーは、波紋模様が特徴的な“緑雨”、ストライプ模様を立体的につけた“白縞”と土や岩をイメージしたという質感の“黒土”の3種類を用意する。価格は47,000円(ペア/税抜)。


KION(輝音)。写真は白縞カラー
そのほか、ポータブルヘッドホンアンプ「HA-1」のカスタムなども行っている。


カスタムでは、ケース、プレート、ボリュームつまみから内部のオペアンプまで好みのものを選ぶことができる
■KuraDa

KuraDaのブースでは、全開放型ヘッドホン「KD-OR12」や、オーダーメイドできる木製ハウジング採用のヘッドホン「KD-C10」などが出展されている。

KD-OR12は、フルオーダーヘッドホンサービス「Taylormade Program」で製作された初代のヘッドホンをベースとしたモデル。53mmダイナミックドライバーはそのままに、パーツ素材を見直して軽量化しつつ音質をブラッシュアップしているという。本機は7月に開催された「ポータブルオーディオ研究会(ポタ研)2016夏」にも発売時期未定で出展されていたが(関連記事)、今回正式に発売が決定したかたち。受注生産を受け付けており、納期は1ヶ月ほど。価格は480,000円(税抜)。


KD-OR12
KD‐C10は、オリジナルの53mmドライバーを搭載した密閉型ヘッドホン。ハウジングにブラックウォルナットを、バッフルにハードメープルを使用したハイブリッド構成を採用することで、音の濁らせないよう配慮。また、ハウジング下部にダクトを設け、低域をコントロールするという。イヤーパッドとヘッドバンドには、人間の肌に最も近いとされる合皮を採用し、装着感の向上を図っている。また、「Taylormade Program」によるオーダーメイドにも対応しているとのことだ。こちらも受注生産を受け付けており、価格は250,000円(税抜)からとなっている。


KD-C10
■VECLOS

VECLOSのブースでは、サーモスが培った魔法びんの真空技術を応用したスピーカー「SSA-40S」を展示している。


SSA-40S
SSA-40Sは、エンクロージャーを高真空二重構造とすることで、エンクロージャーから発生する雑音を遮断していることが特徴。Bluetoothにも対応しており、ワイヤレスでも使用可能だ。ブースでは有線接続でのサウンドを聴くことができる。

ブースには女性の来場者も訪れていた

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