公開日 2016/03/16 19:23

ティアック、DSD 5.6MHz/バランス接続対応ポタアン「HA-P5」を3月下旬発売

実売55,000円前後
編集部:小野佳希
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ティアックは、2016年春頃発売としていたDSD 5.6MHzおよびバランス接続対応のUSB-DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「HA-P5」の発売日を3月下旬に決定した。オープン価格だが、55,000円前後での実売が予想される。

HA-P5

「HA-P50」および「HA-P50SE」の上位機という位置づけのモデル。2月に開催されたポータブルオーディオフェスティバル(ポタ研)で発表されたモデル(関連ニュース)の詳細な発売時期と価格が正式発表された形だ。

側面

最大DSD 5.6MHz、PCM 192kHz/24bitのデジタル入力に対応。ヘッドホンアンプ部は160mW+160mW(32Ω)の高出力仕様に加えて、L/Rchのグランド完全セパレート設計を採用しており、バランス駆動に対応するヘッドホンを接続することもできる。また、アナログの固定出力にも対応している。なおヘッドホン出力は3.5mm 4極ミニ端子を採用している。

端子部

据え置き型USB-DAC「UD-501」のDAC部と、ヘッドホンアンプ「HA-501」のアンプ部をベースに設計。DACチップにBurrBrown PCM1795を使用したDAC部により、デジタルファイルに込められた情報を隅々まで引き出し、ディスクリート構成のプッシュプル回路を採用したアンプ部によってヘッドホンを駆動することにより、ハイクオリティなサウンドを楽しめるとしている。

44.1kHz.48kHz専用のマスタークロックを搭載。それぞれ専用のクロック(22.5792MHz、24.576MHz)を使用することで、再生するファイルのサンプリング周波数系統に合わせた完全な同期が可能となり、正確なD/A変換を実現するとしている。

アシンクロナスモードに対応。USBデジタル接続時にパソコンやポータブルデバイス側のクロックに依存せず、本機内部の高精度なマスタークロックを利用することでジッターノイズを抑えたクリアな再生ができるように配慮した。

回路基板は、アナログ部とデジタル部を分けてレイアウト。これによって回路同士の干渉による不要なノイズの発生を避けている。

USB A端子とUSB Micro B端子を装備。USB A端子はiOSデバイスとのダイレクト接続に対応しており、市販のLightning-USBカメラアダプタを使用せずに、最大DSD 5.6MHz、PCM 192kHz/24bitまでのデジタル信号を入力することができる。

USB Micro B端子は、Android、Windows、Macintoshからのデジタル信号入力に対応し、こちらも最大DSD 5.6MHz、PCM 192kHz/24bitの再生に対応。なお、Android端末とは市販のOTGケーブル(USBホストケーブル)を使用することで接続可能。

デザイン面ではシンプルなフォルムのホワイトシルバーカラー筐体を採用。軽くて触り心地の良いコンパクトなボディを目指し、人間工学の観点でデザインをゼロから見直している。なお、質量は約180gと今までの同社のポータブル機と比べて最も軽くなった。

そのほか、サードパーティから専用アクセサリーも登場予定。オーダー家具工房のKOMAからは無垢ウォルナット製のバレット・トレー、バンナイズからはレザーラップが発売される。これらアクセサリーの価格や発売時期は未定で、詳細は改めて発表するとしている。

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製品スペックを見る
  • ジャンルその他
  • ブランドTEAC
  • 型番HA-P5
  • 発売日2016年3月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格55,000円前後)
【SPEC】●接続端子:同軸デジタルミニ、光デジタルミニ、USB×2、3.5mm4極ステレオミニ×1(グランドセパレート駆動対応) ●最大出力:160mW+160mW(32Ω,1kHz,10%,JEITA)、60mW+60mW(300Ω,1kHz,10%,JEITA)、30mW+30mW(600Ω,1kHz,10%,JEITA) ●ヘッドホンインピーダンス:16〜600Ω ●対応フォーマット:最大192kHz/24bit PCM、最大5.6MHz DSD ●連続駆動時間:約5時間(iOSデバイス接続時) ●外形寸法:65.4W×121.4H×21.6Dmm ●質量:182g
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