公開日 2013/01/08 10:48

【CES】ソニー、56型4K有機ELテレビを開発

CESに参考出展
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、56型4K有機ELテレビを開発。2013 International CESにて試作機を参考出展した。

CESで参考展示された56型4K対応有機ELテレビ試作機

今回技術参考展示する有機ELテレビは、最先端の酸化物半導体TFT技術とソニー独自の「スーパートップエミッション(Super Top Emission)」方式を採用。これにより、4Kの解像度を備えた有機ELテレビの試作機として世界で始めて56型の大型サイズを実現したという。なお、同方式は2007年に同社が発売した、世界初の有機ELテレビ「XEL-1」にも採用されたもの。

従来の有機ELテレビでは、有機EL層を駆動して発光させるため、低温ポリシリコンTFT(薄膜トランジスタ)を用いていたが、パネルの大型化に課題があった。そこで、これまで研究開発を進めてきた酸化物半導体TFTを用いることで、56型という大型サイズながら、4K解像度の高精細なパネルを実現したという。

有機EL素子構造には、従来から商品化で実績の独自のスーパートップエミッション(Super Top Emission)方式を採用。この方式は、構造上、開口率が高く、有機EL層から効率的に光を取り出せる。

この2つの技術を組み合わせることで、自発光デバイスの有機ELテレビならではの高コントラスト・高輝度・高速動画応答性能・広視野角の豊かな映像表現を、高精細な4K解像度の大型サイズで実現した。

なお、今回参考展示した有機ELテレビに用いた有機ELパネルは、台湾・AUO社との共同開発によって試作された。ソニー説明員によると、互いに得意としている分野を持ち寄って開発したもので、実際のパネルの生産は、AUOが同社工場で行っているという。

また、画面サイズが56型で解像度が3,840×2,160など、前述の仕様以外の詳細は非公開となっている。実際にCESの説明員何名かに話を聞いても、コントラスト比や輝度、視野角、色域などのスペックは一切非公開とのことだった。

発売時期や価格の目安についても尋ねたが、「現段階では回答できない」とのこと。ただし、「あくまで商品化を念頭に置いた試作機」との言葉も聞くことができ、単なる技術デモという位置づけではない。将来的な商品化を期待しても良さそうだ。

なおサイズについては、これ以上の大型化も問題なく行えるとのこと。「もっと大きなサイズの方がニーズがあると認識している」(同社説明員)とのことなので、さらに大きなモデルが商品化される可能性もある。

デモで披露していた映像は非常に美しく、4K液晶テレビと比べてもはっきりと違いが分かるほど。4Kの高精細さと、有機ELならではの超高コントラストで色鮮やかな映像を両立した映像を表示していた。また輝度も非常に高く、テレビとして十二分に使える明るさ性能を有していると感じた。以下、実際の画面をご覧いただこう。

人肌の滑らかな表現やコントラスト比の高さに注目したい


4K2Kだけあって精細感が非常に高い。ゴールドの色再現性も本物と見まがうほど


暗いシーンに明るいオブジェクトが表示されるようなシーンでも、難なくその両方を描き出す。驚異的なコントラスト比を実現している

同社では、「今後、今回のCES2013で商品発表する4K対応液晶テレビ〈ブラビア〉とともに、4K対応有機ELテレビの実用化・商品化に向けて継続的に開発に取り組んでいく」としている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「イオンシネマ江釣子」2026年春オープン。東北初のIMAXレーザー導入
2 さらに雄大に、生き生きと。オーディオ・ノートのスタンダードプリアンプ「G-72」の音質的進化を探る
3 5.1.6chシステムでゲームもより楽しく! 開放的でスタイリッシュなリビングシアター
4 国内初のRGB Mini LED液晶レグザ「116ZX1R」は高純度の鮮やかさ!直接発光型の真価を体感
5 【ミニレビュー】3万円台でガツンと変わる。ゾノトーンの電源ケーブル「6N2P-3.5 Blue Power」
6 「京都オーディオフェスティバル」3/7、8に開催決定。全12社が参加、会場はみやこめっせ
7 House of Marley、竹素材レコードプレーヤーに新モデル「Stir It Up Wireless 2」
8 眼鏡市場、写真や動画も撮れるスマートグラス『Linse』。カメラを省いたオーディオグラス『Linse Lite』も
9 Synergistic Research、3万円台の電源ケーブル「AC ONE」。カンタムトリートメントなど上位機譲りの技術搭載
10 IKEDAのトーンアーム、3/1より価格改定。3モデル全てが対象
2/3 11:03 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX