• ブランド
    特設サイト
公開日 2010/08/26 19:25

3D対応テレビ・レコーダーでシェアNo.1へ − ソニーBRAVIA&BDレコーダー発表会レポート

裸眼3Dディスプレイも開発中
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
既報の通り、本日ソニーはBDレコーダーと液晶テレビ“BRAVIA”の新モデル10機種を発表した。都内で開かれた発表会には、ソニーの石田佳久氏、ソニーマーケティングの平間陽一郎氏らが登壇し、新モデルの説明や販売戦略説明を行った。


ソニー 石田佳久氏
発表会冒頭に登壇したホームエンタテインメント事業本部 SVPの石田佳久氏は「今回の新モデル発表で、幅広いユーザーのニーズに対応できる3D再生機器のラインナップが整った」と強調。「ソニーはこれまで、デジタルカメラ“α”やサイバーショット、PS3など家庭で3Dを楽しめる環境を整備する機器を送り出してきた。6月に発売した3D BRAVIAは好評で、売り上げも順調に伸びているところ。また9月17日からBlu-ray 3Dのソフトも発売する。ソニーはこれからもレンズからリビングルームまで、トータルに3Dエンターテインメントの拡充に取り組んでいく」と挨拶した。

また、コンテンツの発売について言及。Blu-ray 3Dソフトとして「くもりときどきミートボール IN 3D」「モンスター・ハウス IN 3D」を9月17日に発売するほか、音楽3Dソフトとして「ラン・ラン ライブ・イン・ウィーン」〔9月下旬予定)「CHEMISTRY TOUR 2010 regeneration in TOKYO INTERNATIONAL FORUM」(10/20発売)もリリースを予定している。そのほか、PlayStation Storeでいきものがかりなどの3Dミュージッククリップを提供する。

Blu-ray 3Dをはじめ3Dコンテンツをリリースしていく

続いてソニーマーケティング(株)コンスーマーAVマーケティング部門 ホームエンタテインメントプロダクツマーケティング部の統括部長 平間陽一郎氏が、新モデルのラインナップを説明した。

ソニーマーケティング 平間陽一郎氏

同社によると、デジタルチューナー内蔵録画機の世帯普及率は34%、そしてBDレコーダーの普及率はまだ17%にとどまっているという。「まだまだこれからという段階」と語る平間氏。「今回の新モデルでは、便利な機能を誰にでも使いこなせるよう工夫したのが特徴。BDレコーダーは全てBlu-ray 3D対応で、『パパッと録画』や0.5秒瞬間起動、番組表一発予約、スマートフォンを使った操作などの機能を用意している。またBRAVIA 80Rシリーズは、テレビのリモコンだけで簡単に録画などの操作ができる。地アナ停波をきっかけにテレビを買い換えるユーザーにお薦めしたいイチオシ製品だ。3D BRAVIAだけでなく、3D対応ブルーレイでもナンバーワンを目指したい」と抱負を語った。

BDレコーダーの世帯普及率

以下、発表会で執り行われた質疑応答の一部を掲載する。

Q. 3Dテレビの販売状況はどうか。
A. 3Dテレビの販売状況はほぼ想定通りの動きをしている。国内各社から3Dテレビが登場してきたが、現時点では好調に推移しているとご報告できるだろう。今年は当初の予定通り、全体販売の10%を3Dテレビにするという目標に向かって進めていく考えだ。

Q. 3Dコンテンツは、今年末までにどのくらい発売される予定か。
A. 9月17日に発売される2タイトルを皮切りに、業界全体で年間30〜40本のタイトルが揃うのではないかと考えている。

Q. 国内の3Dマーケットと、そこにおけるソニーの占有率についてどのような予測を持っているか。
A. 現在は各社の製品がようやく揃ったところ。国内市場は好調に推移しており、市場規模は年内に90〜100万台規模に達するのではと予想している。そのうち40〜50万台はソニーが獲得したいと考えているところだ。

Q. これまでソニーは録画テレビに力を入れていなかったと思うが、今回の発表モデルが全て録画テレビになった理由は。また、BDレコーダー市場全体での想定シェアを教えて欲しい。
A. BDがいよいよ普及期になってきたことがひとつ。もうひとつは、これまで録画テレビは使い勝手のよい製品ではなかったが、多くの方に使っていただける操作感を実現できたため、満を持しての登場となった。録画対応モデルは日本向けに開発・販売される。BDレコーダーのシェアだが、国内のBDレコーダー市場は約410万台、そのうちソニーのシェアは22%だ。年末の新製品が追加されたあとは30%のシェアターゲットに向けて頑張っていきたい。

Q. 裸眼の3Dディスプレイについて、開発などはしているのか。また、将来的に3Dディスプレイは裸眼式になっていくと考えているか。
A. 開発は進めている。しかし具体的な商品化のタイミングについては、まだお知らせできる段階に至っていない。3Dディスプレイは、最終的には裸眼に変わっていくのではないかと思う。しかし技術的のみならず価格的な問題などもあるので、そのあたりを精査しながら導入の時期を図っていきたい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Beats、ブランド史上最小の完全ワイヤレス「Solo Buds」。ケースにバッテリー非搭載
2 2023年後期朝ドラ『ブギウギ』の総集編放送。GW期間中にNHK総合とBSプレミアム4Kで
3 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
4 オスカー受賞『ゴジラ-1.0』4K UHDをフラゲ!特典盛りだくさんのパッケージ開封の儀
5 女子プロゴルフ「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」、5/2からの放送・配信予定
6 英・コード製プリメインアンプの実力恐るべし!「Ultima Integrated」をB&W「800 D4シリーズ」で徹底検証
7 【moraアニソンTOP10】本当に令和? 「ツバサ」「Get Wild」がまさかのランクイン!
8 Amazon Prime Videoの人気8チャンネルが2ヶ月間99円に!GW期間中キャンペーン
9 Dolby Vision&Atmosでゴジラの圧倒的迫力と世界屈指のVFXを堪能!4K UHD BD版『ゴジラ-1.0』徹底レビュー
10 (nb)の耳を塞がないイヤホン「Open+」、発売日が5/17に決定。割引キャンペーンも
5/2 10:40 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX