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AV関連メーカーの出展をレポート

エコプロダクツ2010が開幕 − 各社3Dテレビデモや「Music EV」など注目展示多数

公開日 2010/12/09 18:57 ファイル・ウェブ編集部
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環境展示会「エコプロダクツ2010」が東京ビッグサイトで本日より開幕した。会期は9日より11日までの3日間で、開場時間は10時から18時(最終日は17時)。本項では、AV関連メーカーのブースをレポートしていく。


■ソニー

ソニーでは、ソニーイーエムシーエス東海テック幸田サイトにある「ソニーの森」を、大型モニターに3D映像を映し出して紹介。来場した子供たちから参加者を募って同活動で行っている腐葉土作りを実際に体験させ、その様子を「ソニーの森」の映像と合成して見せるというイベントも行った。

体験イベントの様子

また、過去に銀座ソニービルでのイベントなどでも登場した360度立体ディスプレイ(関連ニュース)も参考展示。こちらはイベントのテーマに合わせて、蝶やカエルといった生物や地球を映しだしての出展だった。

360度立体ディスプレイ

加えて、昨年のエコプロダクツでも展示されていた、色素を用いた太陽電池「色素増感太陽電池」(関連ニュース)や、折り曲げ可能な13.3型フレキシブル電子ペーパーなども参考展示。また、CEATEC2009で登場していた腕輪型の“Walkman”や有機ELディスプレイ搭載型の“VAIO”(関連ニュース)などのコンセプトモデルも展示している。

13.3型電子ペーパー

腕時計型Walkmanや有機EL搭載VAIOなどのコンセプトモック

さらに、映像も電力もワイヤレス化した上でさらなる薄型化も果たした“Mirai-Display”や、光ディスクの廃材をリサイクルするという壁材タイル型の蓄電池などのデザインコンセプトも参考出展し、それらの製品を使用して省エネを実現した未来の部屋を展開していた。

壁材タイル型の蓄電池などを使用した未来の“省エネルーム”を演出

そのほか、同社ブースでは“BRAVIA”の「インテリジェント人感センサー」も紹介。さらに、光ディスクの廃材を利用して“α”や“PSP”のボディを製造していることなどを改めて紹介していた。

デモにはLX900シリーズが使用されていた

αは分解モデルも展示

■パイオニア

パイオニアは、カロッツェリアブランドのカー用品関連の展示が中心だが、「Music EV」と名付けられた、AV機器ファンにとっても非常に興味深い参考出展がなされている。

デモカーには三菱自動車製「i-MiEV」がベースに使われていた

こちらは、車内で音楽や映画を思い切り楽しめるような仕様とした電気自動車。スピーカーを座面に内蔵した「シートスピーカー」と振動でダイレクトに音を伝える体感音響を組み合わせた「Musicシート」を配置するほか、カーナビとは別に11インチのモニターを用意。ブースでは実際に5.1chソースの映画再生などでデモを行っている。

カーナビとは別に映画などを鑑賞するモニターを装備

運転席と助手席のシートにはスピーカーが内蔵されている

また、電気自動車はガソリン車と比べ静かで走行中でも音楽を楽しみやすいという特性に合わせたオーディオ環境を採用。セパレート型フロントスピーカーや新開発のHVTセンタースピーカー、無指向性HVTサテライトスピーカーを搭載している。

そのほか、AVとは直接的には関係しないものの独特だったのが、スマートフォン連携型の次世代車載ディスプレイ「Network Vision Head Up Display(HUD)」の参考展示。ドラゴンボールの「スカウター」のように実際の風景に情報などの映像を重ねて見せるというもので、RGBレーザーを光源として採用することで、フロントガラス前方の空間に鮮明な情報コンテンツを浮かせて表示させるという。

Network Vision Head Up Display

HUDを通すと地図や観光スポットなどの情報が実際の風景に合成されて確認できる

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