公開日 2014/09/24 10:00

【TIAS】ノア、Wadiaの新USB-DACやネットワークプレーヤーを参考出展

Sonus faber「Lilium」なども披露
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
23日より開幕した「2014 東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS 2014)」は、東京・有楽町の国際フォーラムにて25日まで開催されている。本稿ではノアとアークのブースについてレポートしよう。

ノア


ノアのブース
ノアは、9月1日に発売されたばかりのSonus faberのフロアスタンドスピーカー「Lilium(リリウム)」などを出展。Wadiaの新ネットワークプレーヤーも参考出展されていた。

Sonus faber「Lilium」は、同ブランドのフラグシップモデル「AIDA」をベースに、より身近で扱いやすいシステムとすることを目標に開発されたフロアスタンドスピーカー。AIDAの開発思想を引き継ぎつつ、特別限定モデル「Extrema」の開発過程で培われた技術も投入している(製品の詳細はこちら)。

Sonus faber「Lilium」(写真奥)。手前は「OLYMPICA III」

特別限定モデル「Extrema」も登場していた。こちらは同ブランドの設立30周年を記念した特別限定モデルで、全世界30ペア・日本では3ペア限定販売となるプレミアムな製品(製品の詳細はこちら)。

ソナス設立30周年記念の特別限定モデル「Extrema」

また、同社が8月から取扱いを開始した米ENIGMA ACOUSTICS(エニグマ・アコースティクス)社のスーパートゥイーター「Sopranino」(ソプラニーノ)も出展。本製品は静電型でありながら外部電源が必要ない「セルフ・バイアス式静電型スピーカー」であるのが大きな特徴、スピーカーのターミナルと接続するだけで使うことができる(製品の詳細はこちら)。

ENIGMA ACOUSTICS社のスーパートゥイーター「Sopranino」。専用スタンドも用意されている。

11月に発売を予定している、audio research社の新真空管プリアンプ「GSPre」(予価220万円・税抜)と真空管ステレオパワーアンプ「GS150」(予価290万円・税抜)を使った試聴デモも実施。「GSPre」はヘッドホン出力端子も備えているのが特徴。「GS150」は出力段にハイパワーなKT150を4本採用している。

audio research社の新真空管プリアンプ「GSPre」

真空管ステレオパワーアンプ「GS150」

また、今回は出展されていなかったが、DAC内蔵真空管プリメインアンプ「GSi75」も発表された。発売時期は未定。こちらはDSDにも対応しているのが大きな特徴。出力段にはKT150を4本使用し、最大75W+75W(4〜8Ω)の出力を確保している。

Wadiaの新USB-DACやNWプレーヤーを参考出展

Wadiaの新製品も参考出展。「di122」はヘッドホン出力も備えたUSB-DACで、最大382kHz/24bit PCMと5.6MHz DSDに対応している。192kHz/24bitまでの出力に対応するSPDIF端子を4系統搭載。バランス出力端子も備えている。

Wadia「di122」

「m330」は、1TB HDDと30GB SSDを内蔵したネットワークプレーヤー。追加の外付けドライブをUSBもしくはeSATA接続することもできる。「Spotify」「Pandra」などのストリーミングサービスにも対応。出力端子として同軸/光デジタル端子と、バランス/アンバランス端子を用意する。iOS/Androidアプリはもちろん、webブラウザからの操作も行える。

Wadia「m330」

「321」はWadia 300シリーズの新USB-DACで、8chの192kHz/32bit DACをステレオ・クワッド・バランスモードで使用している。USB(typeB)や光デジタル端子2系統、同軸デジタル端子2系統を搭載。アナログ出力端子としては、バランス/アンバランス出力も用意している。

Wadia「321」

「a340」は、m330/321などの300シリーズにマッチしたデザインを採用したモノラルパワーアンプ。出力は400W(8Ω)で、高調波歪率は0.05%以下としている。S/N比は86dB。

Wadia「a340」(写真左)と「a315」(写真右)

「a315」も300シリーズにマッチしたデザインを採用。こちらはステレオパワーアンプとなる。出力は150W+150W(8Ω)で、高調波歪率は0.05%以下。S/N比は84dB。

いずれも価格は未定。発売時期は「2014年末までには」とのことだった。

こちらは米KLAUDiO社の超音波レコードクリーナー新製品「CLN-LP200」(税抜64.8万円)。タイマー付きで洗浄から乾燥まで全自動で行える。

acoustical systems社のトーンアーム/ターンテーブル用測定・調整ツール「SMARTractor」(税抜7.9万円)。カートリッジ取り付け位置を正確に調整することができ、音質向上に大きく寄与するとのこと。


アーク

アークは、独Voxativ(ヴォクサティヴ)のユニークな形状のスピーカー「Ampeggio Signature」を使ったデモなどを実施。Daniel Hertzブランドの2ウェイ・ブックシェルフスピーカー「M8」も登場していた。

独Voxativ社の「Ampeggio Signature」を使ったデモなどを実施

Daniel Hertzブランドの2ウェイ・ブックシェルフスピーカー「M8」

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX