フラグシップ「AIDA」をより身近に

ソナス・ファベールからペア880万円の新フロア型スピーカー「Lilium(リリウム)」

公開日 2014/08/29 16:22 ファイル・ウェブ編集部
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(株)ノアは、同社が取り扱うSonus faber(ソナス・ファベール)のフロアスタンディング型スピーカー「Lilium(リリウム)」を9月1日に発売する。価格は880万円(税抜・ペア)。

Lilium(リリウム)

今年5月にドイツで開催されたオーディオショウ「HighEnd 2014」でも出展されていたモデル(関連ニュース)。同ブランドのフラグシップモデル「AIDA」をベースに、より身近で扱いやすいシステムとすることを目標に開発されたという。AIDAの開発思想を引き継ぎつつ、特別限定モデル「Extrema」の開発過程で培われた技術も投入している。

本体サイズは491W×1,600H×705Dmmで、質量は103kg(1本)。外装はレッド/ウォルナット仕上げ。本体はデュアルエンクロージャー構成で、「ステルス・リフレックス・システム」による非振動ベンデッド・ボックスのメインエンクロージャーに、「Z.V.T.(ゼロ・バイブレーション・トランスミッション)」テクノロジーを採用したパッシブラジエーター用のウーファーエンクロージャーを相互分離し、直角配置している。

内部ユニットは、28mmドーム型トゥイーター×1、180mmコーン型ミッドハイ×1、180mmコーン型ミッドバス×3、260mmコーン型ウーファー×1に、260mmコーン型のパッシブラジエーターも搭載した3.5ウェイ・6スピーカー構成を採用。パッシブラジエーターを含めた各ドライバーユニットは全て新規設計で、ソナス・ファベールが設計・開発を手がけている。

パッシブラジエーターは、Extremaの仕様を受け継いでポートノイズを抑えた仕様とし、本機では本体天面のリアウーファーキャビネットに上向きに配置。エンクロージャーから分離した上で、トゥイーター、ミッドハイ、ミッドバスの軸と直角に近づけるように配置することで、相互干渉を抑えられるようにした。なお、パッシブラジエーターの音圧調整も行えるようにしている。

パッシブラジエーター部

各ドライバーユニットをつなぐクロスオーバーネットワークには、Extremaで採用された新ソリューションを投入しているという。クロスオーバー周波数は、80Hz/250Hz/2,500Hz。

周波数特性は20Hz〜35kHz(ステルス・リフレックス含む)で、出力音圧レベルは92dB SPL、公称インピーダンスは4Ωとなる。推奨アンプ出力は100W〜800W(クリッピングなし)。

スピーカー端子は、バナナプラグ対応のトライワイヤー端子を搭載する。

【問い合わせ先】
(株)ノア
TEL/03-5272-4211

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  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドSonus faber
  • 型番Lilium
  • 発売日2014年9月1日
  • 価格¥8,800,000(税抜・ペア)
【SPEC】●型式:3.5ウェイ・6スピーカー、パッシブ・ラジエーター付き フロア型 ●使用ユニット:トゥイーター…28mmドーム型、ミッドハイ…180mmコーン型、ミッドバス…180mmコーン型×3、ウーファー…260mmコーン型、パッシブ・ラジエーター…260mmコーン型 ●クロスオーバー周波数:80/250/2500Hz ●周波数特性:20Hz〜35kHz(ステルス・リフレックス含む) ●出力音圧レベル:92dB SPL(2.83V/m) ●公称インピーダンス:4Ω ●外形寸法:491W×1600H×705Dmm ●質量:103kg(1本)