公開日 2009/01/05 10:54

「広州オーディオフェア2009」レポート − <Part.3>バラエティー豊かな「真空管アンプ」

世界のオーディオファンが集結
さて、中国といえば真空管アンプが挙げられると思うが、現実路線がさらに強化されてきた印象。シンプルで近代的なデザインが特徴で、サイズも手頃なものが増えてきた。

デンマークのブランドAmari Acousticsのブース。日本ではHanss Acousticsのブランド名でオーディオリファレンスインクが輸入を開始した

オーストリアのブランドGolden Hall Acousticsのモノラルアンプ「Audio Reference」。パワー、プリ、電源の3ピース構造の超ド級モデル

また、中国最大の真空管工場である曙光の存在も大きい。同社からクオリティの高い真空管がコンスタントに供給できるようになったことで、バラエティー豊かな製品が増えてきているのかも知れない。

香港のオーディオブランドJEAUDIOのステレオパワーアンプ「Model VS70」。デュアル・バランス・フィードバック・テクノロジーという独自方式を採用した真空管とトランジスタのハイブリッドアンプ

台湾ARRIBAブランドのきらびやかなプリメインアンプ「A6030」。真空管はKT88を使用し、最大出力は30W×2(8Ω)

スピーカーはユニットにこだわった製品が多く登場。自社で開発する製品をはじめ、銘機の復刻モデルなども多く見られた。また、フィールド型スピーカーなど、往年のヴィンテージ系スピーカーをそのまま売るというよりも、これらのレプリカ的な製品も数多く目に入ってきた。

日本のオーディオファンにもお馴染み、オーディオスペースのパワーアンプ「REFERENCE3.1」。KT88を使用したゴールドプレートバージョン

同じくオーディオスペースのプリアンプ「REFERENCE-2.1」。使用真空管は300B×2、6N9P×4、EI34×1で構成されている


オーディオスペースのブースではトップモデル「レファレンス・シリーズ」を中心に全ラインアップが勢揃い。同ブースでは今年から台湾のブランド、CALIX社のホーンが特徴的なスピーカーでデモを行った

中国最大の真空管メーカーである曙光電子集団のブースでは、同社創立50周年の記念モデルを発表。“珍品”と銘打たれ、KT88、KT66、300B、6CA7の4種類を発表


深セン市にてデジタル技術を研究する「景?数字」ブランドからは新世代のハイエンドデジタルプレーヤーが登場。DACとしての機能はもちろん、PCを介した音楽データもハイファイサウンドに変換。FM/AMチューナーも内蔵

日本でもお馴染み、上海のオーディオブランドDUSSUNのプリアンプ「R10」。精密なバランス型ボリュームを搭載したフラッグシップ機

総じていえる事は、中国のオーディオ市場はヨーロッパや日本の動きにますます敏感になってきている点。品質やデザイン、音質的にもさらに洗練された国産モデルが出揃ってくることは間違いないだろう。

広州のブランドQinpu Audioの新型プリメインアンプ「T-1」。真空管とのハイブリッド式となっている

広州のオーディオブランドLine Magnetic AUDIO DESIGN LABのラダータイプトランス式アッティネーター「VO-2」と、WE-86タイプの300Bを搭載したパワーアンプ「86」


台湾のオーディオブランドDA&TのクラスAパワーアンプ「A-25」。25W(8Ω)×2の出力を持つ

同じく同社のクラスAパワーアンプ「A-15」。その名の通り出力は15W(8Ω)×2


カナダのオーディオメーカーRaysonicのブース。中国広東省にある自社工場で作られ、精密な金属切削加工機械を駆使し、高品位でそのデザイン的魅力から人気も高い

広東省佛山市に拠点を置くYAOIN(雅琴音響)ブランドのブース。小型でシンプルなデザインも魅力の管球アンプが揃っている


広東省佛山市にあるbada AUDIOは今年で20周年を迎え、記念モデルを発売。写真左はプリメインアンプ「Pure3.8」。A級で80W(8Ω)×2、AB級動作で150W(8Ω)×2の出力を誇る。右はCDプレーヤー「HD-23」。真空管とのハイブリッド式で、温かく厚い音を引き出すという

広東省中山市にあるShengya Audioの出展ブース。上はプリメインアンプ「AT-661」で、下はCDプレーヤー「CD-17」。いずれも真空管とのハイブリッドタイプ

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