公開日 2019/10/17 06:00

完全ワイヤレスでは聴けない高音質の世界。Shure「SEシリーズ」に最新プレミアムBluetoothケーブルが標準装備

人気イヤホンと組み合わせ
生形 三郎
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この度、Shureのイヤホン「SEシリーズ」が、新たなパッケージとなってリニューアルされた。これにより、ワイヤレスケーブル「RMCE-BT1」が同梱していたモデルは、全て最新ワイヤレスケーブル「RMCE-BT2」が標準付属となり、ワイヤレス接続時の音質が大幅にアップしている。SE425/535/846には、「RMCE-BT2」と有線ケーブルの両方が同梱されているパッケージがあり、手軽に2WAYでの使用も可能だ。本記事では、改めてSEシリーズのラインナップ紹介と、RMCE-BT2によるワイヤレス再生音質の魅力を探ってみたいと思う。

SEシリーズにBluetoothケーブル「RMCE-BT2」が標準付属。ワイヤレス再生でも光るシリーズの魅力を再発見

イヤーモニターが原点、忠実な音楽再生が魅力の人気イヤホン「SEシリーズ」

Shureは1925年創業という長い歴史を持つ、言わずと知れたアメリカの音響機器ブランド。創業時から現在にいたるまで、音響・オーディオ分野を牽引し続けている。同社のSM58やSM57などのマイクは、ダイナミック型マイクの代名詞として世界標準の圧倒的な地位を築くとともに、レコード再生の分野でも、MM型カートリッジの元パテントホルダーとして、伝説的なMM型カートリッジを生み出してきたことは、もはや説明不要の事実だろう。

SEシリーズは、そもそもミュージシャンのステージモニタリング用のイヤホン、つまりイヤーモニターが原点であり、それだけに音楽再生の忠実度が非常に高いことが特長だ。

マイクをはじめ、音響・オーディオ分野を先頭に立って牽引し続けるアメリカの音響機器ブランド「Shure」。イヤホン「SEシリーズ」は中でも人気の製品群だ

また、ステージでのパフォーマンスにも耐え得るよう、耳にフィットする形状とケーブルを耳に掛ける装着方式が採られており、遮音性や密閉度が高く、タッチノイズが少ないこともアドバンテージである。

シリーズのラインナップは、大きく分けて「SE215」「SE425」「SE535」「SE846」の4機種からなり、SE215とSE535には特別チューニングのスペシャルエディションが存在するため、合計6モデルで構成されている。

もうひとつ、全機種を通して音の方向性が一貫していることもSEシリーズの特長であり、プロフェッショナル・オーディオに礎を持つ確かなブランドイメージを感じさせる。傾向として、音楽ソースがもつ本来の帯域バランスを決して崩さない音色が根底にあり、そこへ、音楽を楽しませる充足感が伴っている。中低域にバランスした充実感があり、高域は誇張がない自然な伸びを持つ。

それは、どのような音楽も心地よく再現すると共に、演奏者や音源の作り手へのリスペクトを感じさせるものだ。決してイヤホンが主体になることなく、あくまで主役である音楽を、自然に、そして心地よく再生するのだ。

その上でモデルごとに、ドライバータイプや構成の違いによって解像度や充実感の違い、そしてスペシャルチューニングによる微細な音の違いを楽しませるものとなっている。それでは、SEシリーズラインナップの概要をご紹介していこう。

次ページ人気イヤホン「SEシリーズ」のラインナップを改めて紹介

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