• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/06/17 14:32

“音にこだわったハイレゾスマホ”「HTC 10」レビュー。音楽機能を徹底的に試す!

<山本敦のAV進化論 第95回>
山本 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
今回はHTCから発売されたばかりの、“音にこだわったハイレゾスマホ”の最新モデル「HTC 10」の特徴をハンドリングしながら紹介したいと思う。単体での試聴だけでなく、USB-DACとの接続やハイレゾ音声での動画撮影など色々試してみた。

ハイレゾをはじめオーディオ再生性能を大幅に強化したHTCのフラグシップスマホ「HTC 10」

■HTCの新しいフラグシップはKDDIから登場

HTCブランドの新しいフラグシップモデルである「HTC 10」は今年の4月にワールドワイドで発表され、国内ではKDDIのauブランドから「HTC 10/HTV32」として6月10日に発売された。auのオンラインサイトでの販売価格は機種代金が78,840円。毎月割を使ってauスマートパスに加入すれば、最安37,800円で購入できる。同時期にauから今年の夏モデルとして発売されるハイレゾ対応スマホ、「Xperia X Performance」の92,880円、「Galaxy S7 edge」の98,280円に比べるとお手頃感は十分に感じられる価格だ。

イヤホンジャックはトップのセンターに配置

OSにはAndroid 6.0を採用。液晶ディスプレイは約5.2インチのWQHD(2,560×1,440)画素で、クアルコムの最新SoCチップである「Snapdragon 820」シリーズのクアッドコアプロセッサーを採用する。大容量4GBのRAMとマッチさせた機敏な操作レスポンスが特徴だ。

メインカメラには1画素あたりのピクセルサイズを大きく取った「HTC Ultra Pixel 2」センサーを採用したことで、F値1.8の明るいレンズとともに集光率を上げて暗い場所でも色鮮やかで明るい写真が撮影できる。カメラアプリも約0.6秒で起動するので、撮りたいシーンを逃さない。筆者はシャッター音があまり大袈裟ではない所も気に入った。

ボトムにはUSB Type-C端子とウーファーユニットの開口部がある

USB端子は本体のボトムに付いていて、形状は「USB Type-C」になる。クアルコムの急速充電技術「Quick Charge 3.0」に対応したことで、同梱のUSB充電器を使って約90分でフル充電が完了するスピード感を実現している。ハイレゾを含むUSBオーディオ出力に対応している端末だが、アンプなどにつなぐ際にUSB OTGケーブルをType-Cのものに買い換えなければならなくなるのが最初は面倒だ。

ケーブルはUSB Type-C端子を採用。急速充電器が付属する

本体のメイン素材にアルミを採用する。見た目の美しさ、手に持った時の心地よさともにフラグシップならではのプレミアム感が伝わってくる。日本が世界で初導入となるカラバリ“カメリアレッド”のほか、カーボングレイとトパーズゴールドの3色が揃う。

世界に先駆けて日本で発売されるカラーバリエーション「カメリアレッド」はベルベットのような上質な赤色が特徴。メイン素材にアルミを使用している

■音楽再生、3つの注目ポイント

オーディオ周りの特徴として注目したい点は大きく3つある。1つめは、国内で発売されるスマホとして、初めてハイレゾ対応のイヤホンが本体に同梱されることだ。

HTC 10は国内初のハイレゾイヤホンを同梱するスマートフォン。13mm口径のダイナミック型イヤホンは振動板に航空宇宙ポリマー素材を採用している

カナル型のイヤホンには、高域40kHz以上の高域が再生できる約13mm口径のダイナミックドライバーを搭載。右側ケーブルのインラインにはマイク付リモコンが搭載されている。トパーズゴールドの本体には白、ほかの色の本体には黒のイヤホンが付属する。KDDIでイヤホンだけの単品販売を行う予定は今のところないようだ。

本体の質感に合わせ込んだデザイン。ハウジングから伸びているケーブルはやや細め

2つめの特徴として、ユーザーひとり一人の音の“聴こえ方”に合わせてスマホの出力を自動チューニングできる「パーソナル・オーディオ・プロファイル」を挙げておきたい。

次ページオーディオ再生全般に“HTCのこだわり”が詰め込まれた端末

1 2 3 4 5 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX