アキュフェーズ、新CDプレーヤー「DP-470」。独自低ノイズ化技術「ANCC」搭載などで性能強化
アキュフェーズは、CD専用プレーヤー「DP-470」を 8月下旬に発売する。価格は528,000円(税込)。
同製品は、2021年に登場した「DP-450」の後継にあたり、上位モデル「DP-570S」で培った設計思想や回路技術を導入するとともに、D/A変換回路やUSB DAC機能などを刷新した。
CDドライブは、高剛性・低重心構造によって外部振動の影響を抑える設計。トラバース・メカニズムとディスク・ローディング・メカニズムの間に「弾性ダンパー」を用い、対物レンズ・アクチュエーターの共振を抑制することで、読み取り精度を高めた。チャッキング・マグネットには8極磁界ネオジムボンド磁石を採用し、ディスクを均等かつ強固に固定する。
ドライブ全体を覆う大型ブリッジは3層構造とし、ディスクの高速回転で発生する風切り音の拡散やシャーシの共鳴を抑制。ディスクトレイはアルミニウム・ブロックから削り出し、硬質アルマイト処理と梨地処理を施している。
D/Aコンバーターには、前モデルから引き続きESS Technology製「ES9026PRO」を採用。DACを4回路並列駆動するアキュフェーズ独自の「MDS+」方式を採り入れ、理論上、歪率や雑音、リニアリティといった性能を単一回路時の約2倍(√4)に高めるとしている。
DP-470で大きく強化されたのがI-V変換回路で、同社独自の低ノイズ・低歪み化技術「ANCC(Accuphase Noise and distortion Canceling Circuit)」を新たに搭載。主アンプで生じるノイズや歪みを副アンプで打ち消す仕組みで、4回路並列MDS+との組み合わせにより、D/A変換部の性能をさらに向上させた。DAC回路基板の再設計や電源系統の最適化も行っている。
アナログ出力段には、RCAライン出力とXLRバランス出力を独立構成とする「Direct Balanced Filter」回路を搭載。両出力の相互干渉を抑え、安定した信号伝送を図る。出力レベルは0dBから−60dBまで1dBステップで調整でき、XLR出力には極性切替機能も備える。
USB DAC機能も前モデルから強化。USB Type-B入力ではPCM最大384kHz/32bitに加え、DSDはASIOネイティブで最大22.5MHz、DoPで最大11.2MHzに対応する。DP-450ではDSD 11.2MHzまでの対応だったため、DSDの最大対応レートが引き上げられている。
デジタル入力はUSBに加えてCOAXIALとOPTICALを各1系統搭載。COAXIALは最大192kHz/24bit、OPTICALは最大96kHz/24bitのPCM信号を受け付ける。CDトランスポートとして使用するためのCOAXIAL/OPTICAL出力も備え、同社のヴォイシング・イコライザーをデジタル接続して、CD再生時に音場補正を行うこともできる。
基本性能は、周波数特性が0.7Hz−50kHz(+0/−3dB)、全高調波歪率+雑音が0.0008%、S/N比が120dB、ダイナミックレンジが117dB、チャンネルセパレーションが114dB。DP-450のS/N比119dB、ダイナミックレンジ116dB、チャンネルセパレーション113dBから、それぞれ1dB向上している。
本体サイズは465W×151H×393Dmm、質量は13.7kgで、前モデルと同一。消費電力は18W。ハイカーボン鋳鉄製インシュレーターを採用し、オーディオケーブル「AL-10」やリモコン「RC-150」などが付属する。保証期間は5年間となる。
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