• ブランド
    特設サイト
公開日 2015/10/28 10:00

「音」も「機能」も“新しいボーズ”。新Wi-Fi/Bluetoothスピーカー「SoundTouch 10」を聴く

新しい音、新しい再生スタイル
海上 忍
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ボーズの「SoundTouch 10 wireless music system(以下、SoundTouch 10)」は、“いつでも音楽がそばにあること”を重視したサウンドシステムだ。いまやワイヤレススピーカーでは必須のBluetooth接続をサポートするだけでなく、アプリの活用により幅広い音源/サービスを楽しめる。

SoundTouch 10 wireless music system(¥27,000・税抜)

>>ボーズ製品サイトはこちら


国語辞典を縦に置いたようなスタイルは、横長/ステレオが一般的なBluetoothスピーカーとは一線を画す。搭載されているスピーカーユニットの大きさや数は非公表だが、同じく縦長の2014年モデル「Bose SoundLink Color Bluetooth speaker」が小型ユニット2基を搭載していることからすると、設計思想に共通する部分があるのかもしれない。

いずれにせよ、実質的にはモノラルスピーカーであり、ステレオ感は期待できない。その代わり手に入るのが、低域の量感だ。スピーカーユニットを左右に離す必要がないぶん縦方向にスペースをとることができ、口径の大きいユニットを搭載できる。縦長で実質モノラルという設計は、低域の量感を追求した結果なのだろう。

使用シーンイメージ

重量は約1.3kgと軽く、背面上部にあるパッシブラジエーターの孔に指をかければ片手で軽々持ち運べる。バッテリー駆動型ではなく設置場所は選ぶものの、音源はワイヤレスが基本でAC電源を内蔵するため、ケーブル1本ですっきり設置できることも好印象だ。

入力はBluetoothとWi-Fiのワイヤレス2系統と、AUX(3.5ミリステレオミニジャック)の有線1系統が用意される。Bluetooth機能は最大8台までペアリング履歴を登録できる。この点では、いわゆるBluetoothスピーカーそのものだが、SoundTouch 10には「アプリ」というもうひとつの貌がある。

天面に操作インターフェースを備える

■スマホを切ってもストリーミング再生は続く

SoundTouch 10を含む“SoundTouch systems”シリーズに対応するアプリ「SoundTouch app」は、iOS 5.1.1以降およびAndroid 4.0.3以降に対応、SoundTouchのオーディオソースを一気に増やす。メールアドレスを送信してのアカウント作成を行えば準備完了、スマートフォン/タブレットに保存した楽曲およびインターネットラジオ/ストリーミングサービスを楽しめるようになるのだ。

いわゆるBluetoothスピーカーとしても活用できるが、アプリを使いインターネットラジオ/ストリーミングサービスを流し続けるのが“らしい”使い方だ

無料アプリ「SoundTouch app」を使いWi-Fiネットワークに接続すると、活用の幅が格段に広がる

このアプリは、スマートフォン/タブレットの再生音を転送するのではなく、指示を出すだけだ。SoundTouch 10は自律的にインターネットからデータを受信できるため、いちどインターネットラジオ/ストリーミングサービスの受信を指示すれば、あとは停止指示を出さないかぎり延々と音楽を再生し続ける。スマートフォンの電源をオフにしても、タブレットで他の曲の再生を開始しても関係ないのだ。

受信できるインターネットラジオ局は世界で2万以上、ポップスやジャズ、クラシックなどの専門局はもちろんのこと、日本のローカルFM局も受信できる。2015年10月現在対応するストリーミングサービスはDeezerとSpotifyという日本未進出の2つで、残念ながらそのメリットを享受できないが、サービス開始の暁には利用価値が格段に向上することは間違いない。

「SoundTouch app」のトップメニュー。再生ソースの選択や各種設定を行うことができる

世界中に2万以上あるインターネットラジオ局を受信できる。サイマル放送を実施している日本のローカルFM局にも対応する

対応する2つのストリーミングサービスは、いずれも日本に未進出だ

パソコンやNASに保存されている楽曲を再生する場合には、あらかじめ「音楽ライブラリ」に登録しなければならない。対応するサウンドライブラリ形式はiTunesとWindows Media、そしてDLNAの3種類。ただし、前2者の場合はPCにSoundTouchアプリをインストールしなければならない。PCのサウンドライブラリを再生する場合は、システムにSoundTouch音楽サーバーが常駐する都合上、PCの電源をオンにしていなければならない(オフにすると再生も止まる)。

iTunesなどパソコン上のサウンドライブラリを再生する場合は、専用アプリを起動しておかなければならない

次ページいよいよ音質チェック! 良い意味でイメージを裏切るドンシャリじゃない“豊かな”低音

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX