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ボーズBluetoothスピーカー“兄弟対決”。最上位「SoundLink III」と小型の「SoundLink Mini II」を比較

折原一也

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2015年08月31日
“Bluetoothスピーカー”を語るとき、銘機の1つとして必ず名前が挙がるのがボーズの「SoundLink」シリーズだ。今年6月にシリーズ最新モデルの「SoundLink Mini Bluetooth speaker II(以下、SoundLink Mini II)」が発売されたことも記憶に新しい。

最新モデル SoundLink Mini Bluetooth speaker II(¥25,000・税抜))

SoundLink Mini IIは、コンパクトな本体と充実した音質・機能を持つボーズBluetoothスピーカーの第二世代機として話題だ。しかし、いざこのSoundLink Mini IIの購入を検討すると気になってくるのが、現行の“SoundLinkファミリー”の最上位機である「SoundLink Bluetooth speaker III(以下、SoundLink III)」の存在だろう。

SoundLink Bluetooth speaker III(¥35,000・税抜)

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SoundLink IIIが発売されたのは2014年2月。その上位モデルとしてのアドバンテージはどれほどのものなのだろうか。そこで今回は、SoundLink IIIにメインでフォーカスしながら、SoundLink Mini IIとの違いを検証し、「ボーズBluetoothスピーカー兄弟比較レビュー」をお届けしよう。

■SoundLink IIIとSoundLink Mini IIのスペックを比較

SoundLink IIIとSoundLink Mini IIの大きな違いは、まず本体の構成だ。実機を並べれば一目で分かる。

SoundLink III(左)とSoundLink Mini II(右)を並べたところ

兄貴分のSoundLink IIIは外形寸法256W×132H×48Dmm。懐かしのラジオ風のサイズ感であるのに対して、SoundLink Mini IIは外形寸法180W×51H×59Dmm/質量670gと半分以下にサイズダウンしている。

SoundLink IIIを手に持ったところ

SoundLink IIIがそのサイズを費やしているのは、強化されている内蔵スピーカーのためだ。ネオジウムマグネットを採用したドライバーユニットを4基と、2機のパッシブラジエーターを搭載する。一方で、コンパクトな弟分のSoundLink Mini IIは2機のトランスデューサーと2機のパッシブラジエーターという仕様。SoundLink IIIの方がよりリッチな構成であることがわかる。

バッテリー駆動時間は、SoundLink IIIが14時間に対して、SoundLink Mini IIは約10時間。SoundLink IIIは充電がACアダプターであり、SoundLink Mini IIはUSB充電タイプだ。

SoundLink IIIの背面。充電端子やサービス端子を装備

SoundLink IIIはACアダプター充電仕様


SoundLink Mini IIはサイドに充電端子を装備

SoundLink Mini IIはUSB充電に対応する
また細かなことだが筐体上部にレイアウトされたボタン構成が異なり、SoundLink IIIでは「ボリューム」と「Bluetoothペアリング」に加えて、「ミュート」「AUX」(外部入力)にも専用ボタンを配置している。

SoundLink IIIの天面操作ボタン

SoundLink Mini IIの天面操作ボタン

これらの仕様から、SoundLink IIIが自宅でノートPCや様々な機器接続も意識した半据え置き志向で、SoundLink Mini IIポータブル志向といった違いも出てくる。

ちなみに、スマートフォンのペアリングは両機種とも手動タイプ。iPhoneユーザーにはあまり関係ないが、Androidユーザーであればより手軽にペアリングを行えるNFC対応は希望したいところだ。

さて、続いてはいよいよ音質チェックだ。現行のSoundLinkファミリーの最上位機であるSoundLink IIIの、音質面でのアドバンテージはどれくらいのものなのか? もちろん気になるSoundLink Mini IIとの比較も行いながら見ていきたい。

SoundLink IIIとSoundLink Mini II 音質比較

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