公開日 2018/07/11 15:50

マイクロソフト、10型Windowsタブレット「Surface Go」日本は8月28日発売。一般向けは64,800円から

本日発表会を開催
編集部:成藤正宣
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日本マイクロソフトは、Windows10搭載のタブレット「Surface Go」を8月28日に発売、明日7月12日より予約を開始する。昨日、米公式ブログで発表された製品が、国内でも正式に告知されたかたち。

「Surface Go」

【コンシューマー向けタイプ】
RAM 8GB/ROM 128GBモデル:82,800円(税抜)
RAM 4GB/ROM 64GBモデル:64,800円(税抜)

【法人向け】
RAM 8GB/ROM 128GBモデル:70,800円(税抜)
RAM 4GB/ROM 64GBモデル:52,800円(税抜)

【教育機関向け】
RAM 8GB/ROM 128GBモデル:65,800円(税抜)
RAM 4GB/ROM 64GBモデル:47,800円(税抜)


デザインやポータビリティ、性能など、Surfaceシリーズの特徴を手頃な価格で提供するという新モデル。主に価格面が理由でSurfaceを導入できなかった層を対象としており、特に医療/建設などの現場や、教育の分野への普及を強く意識している。

これまで普及してこなかった医療/建設現場での採用や、教育分野での普及を目指す

搭載OSは、コンシューマー向けタイプがWindows10 S(無償で1回のみWindows10 Homeへ切替可能)、法人/教育機関向けタイプがWindwos10 Pro。また、コンシューマー向けタイプにはOffice Home&Business 2016がプリインストールされる。法人/教育機関モデルは、それぞれ同社の基準を満たした団体が購入できる。

その他の仕様は共通しており、プロセッサーには携帯性と性能のバランスが取れた、第7世代 Intel Pentium Gold 4415Y、グラフィックにIntel HD Graphics 615を搭載。ディスプレイは解像度1,800×1,200の10型で、10点タッチに対応する。

12.3インチの「Surface Pro」(右)とのサイズ比較

筐体はマグネシウム合金を採用することで軽量化し、背面にキックスタンドも搭載。ディスプレイにも耐久性の高いゴリラガラスを採用している。

背面にキックスタンドを搭載。スタンド裏にはmicroSDXCスロットがある

別売りのオプションとして、キーボード内臓のカバー「Surface Go Signatureタイプカバー」「Surface Goタイプカバー」や、「Surfaceモバイルマウス」を用意する。

「Surface Go Signatureタイプカバー」「Surface Goタイプカバー」は、薄型ながらキーストロークを深めに取り、大型のガラストラックパッドを搭載。Surface Go Signatureタイプカバーはプラチナ/コバルト/バーガンディのアルカンターラ素材を使用したタイプ、Surface Goタイプカバーはブラックのシンプルなタイプとなる。キーボード配列は日本語だが、Surface Goタイプカバーのみ英字配列も販売する。

打ちやすさやトラックパッドの大きさにもこだわったというタイプカバー

Surfaceモバイルマウスは、Surface Goに合わせて新規設計されたコンパクトなマウス。コンシューマー向けにはグレー/コバルト/バーガンディ、法人向けにはブラックのカラーバリエーションを用意する。また、これまでのSurfaceシリーズ同様「Surfaceペン」にも対応している。これ以外にも、サードパーティー各社と協業し、さまざまなアクセサリーを充実させるという。

タイプカバー/キーボード共に4色のカラーバリエーションを展開

その他、800万画素のリアカメラと500万画素のフロントカメラや、セキュリティ「Windows Halo」用に赤外線カメラを搭載。無線LANはIEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetoothはver.4.1に対応。外部インターフェースとして、USB Type-CとmicroSDXCカードスロット、3.5mmヘッドホン端子、独自規格のSurfaceConnectを内蔵している。外形寸法は245W×175H×8.3Dmm。質量は約522g。

同社は本日、都内にて発表会を開催。登壇した代表取締役社長、平野拓也氏は「マイクロソフトはワークスタイル/ライフスタイル/インダストリーという3つの分野のイノベーションに力を入れているが、Surface Goはいずれの分野にもまたがった意義の大きい製品」とした。

日本マイクロソフト代表取締役社長 平野氏

また日本は、今回Surface Go発売に合わせて発表会を開催する唯一の国で、その市場にも期待しているとし、売上規模を前年比で50%増加させたいと抱負を語った。

続いて登壇した米マイクロソフト本社のコーポレート・ヴァイスプレジデント、マット・バーロー氏は、「Surfaceシリーズは従来から、イノベーションやブレークスルーを必要とするユーザーにそれを提供してきた。今回のSurface Goは、PCのあらゆる機能をいつでも、どのようなシーンでも実現し、使いたい人は誰でも手頃な価格で手に入れられる。Windows Haloによるセキュリティもあるので、複数人で使い回すことも簡単にできる」と、想定している利用シーンについて詳しく解説。

米マイクロソフト バーロー氏

バーロー氏の解説に合わせるかたちで、同じく米マイクロソフトのエイドリアン・ブルーベイカー氏が壇上でSurface Goの操作を実演。タブレットモード、ラップトップモードを組み合わせ、書類作成、社内SNSへの投稿、動画ストリーミングなどを行ってみせた。

ビジネス、観光、エンターテイメントなど、想定されるさまざまな利用シーンに基づいて実演を行った

またバーロー氏は、今回採用されたモデル名 “Go” の由来について尋ねられ、「以前から検討されていた名前で、シンプルで美しいと考えている。別に、流行りのスマートフォンアプリにあやかった、という訳ではない」とユーモア混じりに回答していた。

Surface Goを手にするバーロー氏と平野氏

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