公開日 2019/05/24 13:07

ケンウッド、カーナビ連携型2カメラドラレコ「DRV-MN940」。録画部分離でカメラを小型化

リアモニター「LZ-1000HD」も
編集部:平山洸太
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JVCケンウッドは、ケンウッドブランドより、前後撮影に対応したナビ連携型のドライブレコーダー「DRV-MN940」を発売する。また10.1型のリアモニター「LZ-1000HD」も発売。ともに発売時期は6月中旬で、価格はオープンだが、DRV-MN940は49,800円前後、LZ-1000HDは34,000円前後での実売が予想される。

フロントカメラ(DRV-MN940)

DRV-MN940は、フロントカメラ、リアカメラ、メインユニットから成る、前方・後方の同時録画ができるドライブレコーダー。カメラ部と録画部を分離したことにより、カメラ部の小型化を実現。またSDカード1枚で前後の動画を記録することができる。

メインユニット(DRV-MN940)

リアカメラ(DRV-MN940)

同社のHD対応のカーナビゲーションシステム “彩速ナビ”「TYPE M」(MDV-M906HDL/MDV-M906HDW/MDV-M906HD)と連携することで、録画中の映像や録画済みの映像を再生することが可能。HDモデルは、WVGAパネル搭載モデルと比較して約2.4倍の解像度に対応しているため、ナビ画面での表示時に大きなジャギー(段差)のない、くっきりとシャープな映像が確認できるとする。

「バーチャルルームミラー」機能に対応することで、リアウィンドウが小さくルームミラーでの後方確認が難しい場合など、ナビ画面にリア映像を表示させて補助的に使用することもできる。また「サブリアカメラ」機能の搭載により、リアビューカメラの代用や、リアビューカメラ装着車のサブカメラとしての利用にも対応する。

バーチャルルームミラーイメージ

ナビ画面で前後の録画映像を切り替えて再生できる「シンクロ再生」にも対応し、ナビ側から操作が行える。そのほかカーナビの地図画面に再生している走行動画の位置をPIP(ピクチャーインピクチャー)で表示させることで走行軌跡の確認が行えたり、ナビ画面で2/4倍の拡大表示、地図との2画面表示といった表示にも対応する。

ドライブレコーダーの機能としては、常時録画(エンジンに連動して自動で録画がスタート・ストップ)、イベント記録(前後・左右・上下の3軸の衝撃を感知する内蔵Gセンサーによって、自動的に録画を開始)、手動録画、駐車録画(駐車時に衝撃を感知すると自動的に録画開始)、静止画記録が可能。録画解像度はフルハイビジョン(1,920×1,080)に対応することで、倉庫時の映像がクッキリ高精細に記録できるとする。

同時録画イメージ

レンズの明るさはF2.0で、画角は水平約124度、垂直約68度。レンズには偏光フィルターを搭載することでダッシュボード等の映り込みを低減するほか、明暗差が激しい環境時におきやすい白とびや黒つぶれを抑える「HDR機能」を搭載する。そのほかアクシデント時にバックアップ電源でファイル破損を防ぐ「スーパーキャパシタ」を搭載。LED信号の無点灯記録防止に対応し、地上デジタル放送電波への干渉を低減するノイズ低減設計となっている。

外形寸法はメインユニットが68W×25H×103Dmmで、フロントカメラ部は41W×46H×68Dmm(取り付け角度:約15°設定時)、リアカメラ部は41W×51H×68Dmm(取り付け角度:約15°設定時)。また質量はメインユニットが123g(microSDカード含む、ケーブル含まず)、フロンカメラ部が70g(カメラカバー含む、ケーブル含まず)、リアカメラ部が71g(カメラカバー含む、ケーブル含まず)。記録用のmicroSDカードは最大128GBに対応し、16GBのものが付属する。

リアモニター「LZ-1000HD」は、WVGAモデルと比較して約2.6倍の解像度となる高精細HDパネル(1,280×800)を搭載。HDMI入力を2系統装備することで、カーナビ本体の接続だけでなく、スマートフォンやBDプレーヤーなどと接続できるとしている。また別売りのオプションとして、5mのHDMIケーブル「KNA-19HC」も用意される。

「DRV-MN940」

デザインでは、車内空間とのマッチを図り、「薄型でスマートなデザイン」を採用したと説明。電源ボタンを上部に配置するなど、使いやすさにも配慮したという。ヘッドレストへの装着が可能な取り付けキット「SK-200RM」も別売オプションとして用意される。

外形寸法は248W×172H×27Dmmで、質量は620g。映像ではHDMI入力×2を備えるだけでなく、HDMI出力×1も搭載。音声はφ3.5mmステレオミニプラグから出力することもできる。駆動電源はDC14.4V(10.5〜16V)。5V/2.1AのUSB出力も備え、スマートフォンなどを充電することができる。

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