公開日 2026/06/19 11:00

Campfire Audio、ガラス振動板/骨伝導/静電/BAのクアッドブリッド旗艦イヤホン「CHIMERA」。約130万円

ALO audioが久しぶりに手掛けた専用ケーブルを採用
編集部:成藤正宣
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ミックスウェーブは、同社取り扱いブランドCampfire Audio(キャンプファイヤー オーディオ)から、4種類/計9基の最先端ドライバーを搭載したフラグシップイヤホン「CHIMERA(キメラ)」を、7月中旬に発売する。価格はオープンだが、市場では税込1,296,000円前後での実売が予想される。カラーバリエーションはブラック/ゴールドの2色展開。

「CHIMERA」ブラック
「CHIMERA」ゴールド

同ブランドとしては初めて、10mm骨伝導ドライバーと4基の静電トゥイーター(EST)、そして10mmガラスドーム振動板ダイナミックドライバーを採用。

ここにデュアルダイアフラムBAドライバー1基と高域用BAドライバー2基を加えた合計9基のクアッドブリッド構成により、「卓越した質感表現」「優れたダイナミックレンジ」「高精度な定位」「深い没入感」を兼ね備えた圧倒的なサウンドを実現したとアピールする。

なお、初回生産分はブランド創設者にしてリードエンジニアのKen Ball(ケン・ボール)氏が手ずから組み立て/チューニング/左右マッチングを行っているとのこと。

骨伝導ドライバーやガラスドーム振動板ダイナミックドライバーなど先端技術を駆使したドライバーユニットによるクアッドブリッド構成

低域を受け持つ骨伝導ドライバーは、後述するフルCNC削り出しマグネシウムハウジングの特性と相まり、優れた共振/伝達性能を実現。低域のエネルギー感や重厚なインパクトを身体で感じられるほどの没入感が味わえるという。

中 - 低域を担うダイナミックドライバーは、Glass Acoustics Innovations社の特殊アルカリガラスドームを搭載。特別な加工によって、一般的なダイナミックドライバーの振動板では実現が難しいレベルの強度と応答性を両立させたといい、自然で滑らかな中域、細やかな解像度/質感描写を実現するとしている。

また背面には専用の圧力調整バルブを備え、振動板の前後の空気圧を均一に保つことで動作精度を向上。振動板から不要なストレスを取り除き、より自然かつ正確に振動させるという。

中域のBAドライバーは、1基のユニットに2枚の振動板を備えるデュアルダイアフラム構造を採用。BA型ならではの高速レスポンスと高い解像度に、より豊かな表現力、自然な音の厚みも付け加えた。高域には専用設計のBAドライバー2基を配し、透明感と正確さに富んだ高域を再現。広い音場と豊かな空気感を伴いながら、細部まで鮮明なサウンドを追求した。

超高域の4基のESTは、きらびやかな倍音、豊かな空気感、透明感を強調。シンバルの余韻や残響、微細なニュアンスなども高精度に再現し、リアリティを高める役割を担うとしている。

各ドライバーの性能を最大限に引き出しながら融合させるべく、内部空間や音響経路は50回以上の試作/改良を重ね、最適化を行ったとのこと。ノズルには最終的な音の一体感を高めるチューニングダンパーを配置し、ネットワーク回路も厳選したビンテージ・セラミックフィルムコンデンサーなどを奢り、帯域が滑らかに繋がるよう調整した。

筐体素材には、上述のとおりCNC削り出しのマグネシウムを採用し、骨伝導ドライバーのエネルギー感や物理的なインパクトを効果的に引き出すことを狙った。内部には骨伝導ドライバーを収めるためのポケット構造も設け、ドライバーと筐体の接触面積を最大化。豊かな低域振動が効率よく伝わるよう工夫した。マグネシウムの表面にはPVDコーティングを施し、質感と耐久性も向上させている。

マグネシウム筐体は骨伝導ドライバーの振動を効率よく伝達する

フェイスプレートは、真鍮の層とカーボンファイバーを一体化させてからCNC加工を行っており、ダマスカス鋼を思わせる独特な波模様を表現。模様は1台1台異なり、個体ごとに唯一無二の表情を見せるとしている。筐体内の空気圧をコントロールし、耳にかかる負担を軽減するベント機構も装備する。

フェイスプレートは真鍮とカーボンファイバーを融合させており、ダマスカス鋼のような波模様が表れる

ノズルはCNC削り出しの真鍮製で、ゴールドのヘアライン仕上げにより落ち着きのある上質さを持たせた。イヤーピースの頻繁な着脱も安心して行えるだけの耐久性も確保し、さらには新設計の真鍮ワイヤーメッシュスクリーンも装備している。

ケーブルは0.78mm 2pinコネクターによる着脱交換に対応。コネクターは筐体に埋め込んでおり、接続部の安定性と耐久性を高めている。

付属ケーブルは、Campfire Audioの姉妹ブランドALO audioの名を冠した専用設計の4.4mmバランスケーブル「Valence-6」を採用。4本の高純度純銅導体と、純銅+銀メッキ銅ハイブリッド導体2本を組み合わせた6芯構成で、豊かな低域/自然な中域/伸びやかな高域をハイレベルに引き出すとしている。

姉妹ブランドALO audioが専用設計した4.4mmバランスケーブル「Valence-6」が付属
ALO audio名義のケーブルとしては久々の新モデルとなる

イヤーピースは、標準シリコンイヤーピース、フォームイヤーピース、ブランド独自のHigh&Clearシリコンイヤーピースを各3サイズずつ(S/M/L)同梱する。

再生周波数帯域は5Hz - 20kHz、インピーダンスは5.5Ω、感度は94dB@1kHz。そのほか付属品として、展示スタンドとしても使用できるブラックレザー・ジッパーケース、メッシュ素材のポーチ、マイクロファイバークロス、クリーニングツールなどが用意される。

ジッパー付ブラックレザーケースは、ディスプレイスタンドとしても使用できる

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