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10BAと独自の設計を採用

Campfire Audio、イヤモニ製造10周年を記念したダマスカス鋼フェイスの限定モデル「Andromeda 10 SE」

公開日 2025/11/21 11:00 編集部:成藤正宣
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ミックスウェーブは、同社取り扱いブランドCampfire Audio(キャンプファイヤーオーディオ)から、同ブランドのインイヤーモニター(IEM)製造10周年を記念した特別モデル「Andromeda 10 SE」を12月5日(金)に発売する。価格はオープンだが、市場では税込420,000円前後での実売が予想される。カラーバリエーションはゴールド/ブラックの2色展開で、それぞれ世界225台限定となる。

「Andromeda 10 SE」(ゴールド)
「Andromeda 10 SE」(ブラック)

2015年にブランド初のIEM「Lyra」「Orion」「Jupiter」3モデルが誕生してから10周年を祝して企画された特別仕様のイヤホン。同ブランドがこれまで手掛けてきたモデルの中でも特に象徴的な「Andromeda」をベースに、10年かけて培った音響技術と経験を融合。ドライバー構成は10周年になぞらえ、初代Andromedaの倍の数となるBAドライバー10基を搭載。フェイスプレートには縞模様が特徴的なリアル・ダマスカススチールを採用する。

10基のBAドライバーは、低域に4基、中域に4基、高域に2基を配置。同ブランドが長年採用してきた音響テクノロジー「Tuned Acoustic Expansion Chamber(TAEC)」を踏襲し、ドライバー本来の性能を緻密に制御する。これにより、ターゲットとする周波数特性を正確に引き出し、空間表現力と定位感(イメージング)を大幅に向上させたという。

これに加えて、中域に新技術「Noise-Elimination Mid-Circuit(NEMC)」を投入。中域用BAドライバーを新しい回路構成で配線し、BAドライバー特有の微細なリンギングやノイズ成分の抑制を図った。特に、同一ドライバーを複数搭載した際に生じやすい不要な共鳴や干渉を排除したといい、クリーンで輪郭の明瞭な中域再生を実現したとしている。

10基のBAドライバーと独自の設計技術を投入する

また、チューニングのためヴィンテージ・セラミックフィルム・コンデンサーを採用。周波数帯域ごとに分割された各ドライバーの出力を自然かつ滑らかに融合させ、サウンド全体に統一感を持たせたとのこと。

ハウジング素材には黒いPVDコーティングを施したステンレススチール、フェイスプレートには上述のとおりリアル・ダマスカススチールを採用。ゴールドモデルはブラック、ブラックモデルはゴールドのブランドロゴが刻印される。共通してゴールドのファスナーリングもあしらわれる。

ブランドロゴと金のリングがあしらわれる。ケーブルコネクターはブランド初の2pinタイプ

同ブランドでは初採用の0.78mm 2pinコネクターによるケーブル着脱に対応。付属ケーブルは本モデル専用に少数生産されるプレミアムケーブルとなっており、導体には金メッキ7N OCC導体を採用。分岐部や端子部もブランドのエンジニアリングチームが独自に設計した特注仕様となる。高純度素材と精緻な設計の組み合わせにより、信号伝達の純度を最大限に高め、イヤホン本体の音質を余すことなく引き出すと謳っている。

再生周波数帯域は5Hz - 20kHz、インピーダンスは8.5Ω@1kHz、感度は94dB@1kHz。2種類のシリコンイヤーピースを各3サイズ(S/M/L)、フォームイヤーピース3サイズ(S/M/L)、レザーキャリングケース、メッシュ状のハウジング保護ポーチ、マイクロファイバークロス、クリーニングツール、10周年記念ピンバッジなどを同梱する。

なお、10周年限定モデルではない、通常ラインナップの「Andromeda 10 Green」も後日発売予定とのことだ。

歴代「Andromeda」と同じグリーンカラーを採用した通常モデルも後日発売予定とのこと

 

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