公開日 2022/04/22 13:15

パナソニック、AI画質調整機能を強化した4Kテレビ「ビエラ LX900」

環境光センサーも新搭載
編集部:小野佳希
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パナソニックは、「オートAI画質」を従来より進化させた4K液晶テレビ“VIERA”(ビエラ)「LX900シリーズ」を6月17日より発売する。サイズ展開と税込での予想実売価格は下記のとおり。

LX900シリーズ

TH-49LX900(49型)19万円前後
TH-43LX900(43型)18万円前後

■上位機同様に画質自動最適化「オートAI」が進化

地デジ/BS/110度CSチューナーを3基と、BS4K/110度CS4Kチューナーを2基搭載し、USB-HDDへの録画にも対応。NetflixやAmazon Prime Video、Disney+など各種ネット動画配信サービスにも対応しており、新4K衛星放送に加えてネット動画の4Kコンテンツも視聴できる。

同時発表された上位機「LX950シリーズ」同様に、AI技術により最適な画質に自動調整する「オートAI」機能を搭載。100万を超える映像のシーンから構成される学習用データベースを、ディープラーニングを活用してAIが学習し生成したシーン認識アルゴリズムにより、シーンに応じて自動的に最適な画質/音質に調整する。

今回、シーンをより細分化して解析することで、従来よりシーン認識アルゴリズムの認識精度を向上。これによって、より最適な補正を行えるようにした。例えば音楽番組において、昨年モデルでは演奏前のトークシーンで映像を最適化し、その後のライブシーンを正しく認識できていない状態で再生していたが、今回のモデルではライブシーンはライブシーンに最適化。その後のトークシーンで再びトークシーンに自動で最適化するといったことができるようになった。

オートAI機能が従来より進化

「オートAI画質」はコンテンツのシーンを認識し、それにもとづきシーンごとに本シリーズに搭載されている「ヘキサクロマドライブ」「AI HDRリマスター」「4Kファインリマスターエンジン」などの高画質化技術を統合的に制御。これによって映像を部分ごとに自動的に最適な画質に調整する。

なお、「AI HDRリマスター」は画質処理がさらに進化、HDR10+コンテンツではダイナミックメタデータに、HDRコンテンツでは従来のダイナミックメタデータクリエーションにそれぞれ独自の新処理を追加することで、パネルの輝度を最大活用し、さらに黒浮きを抑えながら明るさ感を向上させるという。

加えて、「4Kファインリマスターエンジン」も進化。映像信号に対して部分ごとに情報量や輝度を分析し、時間軸方向の前後の映像もあわせて参照することで、ノイズとディティールを高精度に判別。これによってノイズを抑制しながら映像の精細感をさらに高めることが可能になったとのことで、高い質感とノイズレスな画質を両立したとしている。

バックライトエリア制御とエリアコントラスト制御PROを組み合わせた「Wエリア制御」も搭載。HDR映像信号の情報をより細かく解析してバックライトの制御に活用することで、HDR映像をより高コントラストに表現するという。

■環境光センサーを新搭載。Netflix画質モードも進化

また、こちらもLX950シリーズ同様、今回新たに環境光センサーを搭載。従来は照度センサーで部屋の明るさのみを判断していたところを、環境光センサーによって照明の色もセンシング。部屋の光の環境も考慮に入れた画質調整を行えるようにした。


照度センサーに加えて環境光センサーも新搭載

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