公開日 2014/07/19 14:45

【ポタ研】アユート、Astell&KernのHi-Fiネットワークプレーヤー「AK500N」披露

NWP/USB-DAC/1TB SSD/CDリッピング対応などほぼ“全部入り”
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アユートは、本日開催されたポタ研2014にて発表会を開催。ネットワークプレーヤー「AK500N」を披露した。発売時期や価格等は未定とのこと。

AK500N

フロントにはCDドライブを、天面にはタッチパネル式ディスプレイを搭載

本機は今年5月のミュンヘンHIGH ENDでも参考出展として登場していたもの。1TBのSSDを内蔵し、リッピングサーバー機能やストリーミング再生機能、USB-DAC機能などネットオーディオ関連のほぼ全ての機能を盛り込んでいるのが特徴。筐体デザインは同社「AK240」と同じデザイナーが手掛けており、シンプルなスクエア形状ながら印象的な陰影を描き出す外観となっている。

こちらはミュンヘンHIGH ENDで発表されたイメージ。一番上がAK500Nで、中段はプリメインアンプ、下段は増設用SSDというトータルシステムだ。

発売日が未定ということもあり、本日発表されたスペックは変更される可能性があるというが、現時点で判明した詳細をお伝えしよう。

ほぼ“全部入り”のHiFiネットワークプレーヤー

「AK240」を筆頭に5ラインナップを揃え、外出先でも高品位な音を楽しめるポータブルハイレゾプレーヤーというジャンル確立の立役者となったAstell&Kern。今回披露された「AK500N」は、外だけでなく家でも良い音を楽しめるものであり、デジタルオーディオの楽しみ方の幅を広げる存在という位置づけだという。同社としてはホームオーディオ分野参入へのチャレンジとも言える。

筐体はアルミ製。天面には解像度1,280×800のタッチ操作対応IPS液晶パネルを用意し、再生したい曲やリッピング&保存したい曲などをタッチで選ぶことができる。

右サイドには電源スイッチとボリュームコントローラーノブ、6.3mmステレオ標準ジャックによるヘッドホン出力などを搭載

左サイドには何も配していない


天面には1280×800のタッチパネル液晶を用意。0〜90度の間で角度調整が行える。
本体正面にはスロットローディング式のディスクドライブを用意。CDをリッピング(WAV/FLAC/ALAC/AIFF等から選択可能)し、内蔵SSDに保存することができる。曲名やジャケット写真などのメタデータもGracenoteから自動的に検索・保存。リッピングソフトはiriver社がチューンして独自アルゴリズムで構築したものとのこと。なおSSDは最大4TB(1+3TB)まで増設が可能となっている。PC内の音源などを本機のSSDに保存する際は、USB経由で移行できる。

CDリッピング機能を搭載。ファイル形式は選択可能。

リッピングするタイトルをタッチ操作で選ぶこともできる。

PCMは192kHz/32bitまで、DSDは5.6/2.8MHzまで再生可能。対応ファイル形式はWAV/FLAC/WMA/MP3/OGG/APE/AAC/ALAC/AIFF/DFF/DSFとなる。

またWi-Fiを内蔵し、DLNAもサポート。MQSストリーミングにも対応する。「AK240」などのポータブルプレーヤーで本機のSSDにアクセスすれば、保存されている音楽をポータブルプレーヤー側にワイヤレスでダウンロードすることもできる(関連ニュース)。そして将来的には、iriverの音楽配信サイトから本機経由で曲を購入・保存・再生することも可能になるという。

LANやUSBをはじめRCA同軸デジタルやAES/EBU、BNCなど様々なデジタル入力端子を用意。更にRCA、XLRなどアナログ出力端子も備えている。操作はiOS/Android向け専用アプリ(開発中)で行えるようになるという。

背面にはLAN、USBをはじめRCA同軸やAES/EBU、BNCなどの多彩なデジタル入力と、RCA、XLRによるアナログ出力を備えている。

本機の電源部

音の傾向は「AK240と方向性は同じだが、パワーなどはAK500Nの方が上」とのことだ。

外形寸法は220W×215H×240Dmm、質量は約15kg。

本日の発表会に登場した同社の渡辺慎一社長は「AK500Nの追加によって、新しい音楽の楽しみ方提案を継続して行っていきたい。そして新製品の追加だけでなく、ファームウェアやUI、サポート体制も含め継続して開発。既存製品ユーザーにも末永く使って頂ける環境を構築するために努力していく」と語った。


アユート 渡辺慎一社長
また14階のブースでは、AK240を筆頭にポータブルプレーヤーをズラリと用意。「AK240」用にチューニングを施したJH Audioとのコラボイヤホン「Astell&Kern AKR03」などと組み合わせて試聴することができる。

Astell&Kernのハイレゾプレーヤーをズラリと用意


「AK240」用にチューニングを施したJH Audioとのコラボイヤホン「Astell&Kern AKR03」などと組み合わせて試聴することができる

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX