• ブランド
    特設サイト
公開日 2013/09/07 04:28

<IFA>東芝、50型4Kテレビ試作機を参考出展 − 導入時期は「後日案内」

アクションカム市場への参入も
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
IFA 2013の東芝ブースの目玉は、4Kテレビの本格展開だ。特に注目すべきは、50型の4Kテレビを参考出品したことだ。

50型の4Kテレビ試作機

東芝ブースは4K一色という様相を呈していた

同社では以前から、大型テレビになればなるほど4Kテレビの必要性が高まると主張してきた。大型になって解像度が変わらなければ、一つ一つの画素が大きくなるので、これは当然だ。

そして、同社が「4Kが必要となる境界線」として例に挙げてきたサイズが50型。50型クラスを越えると、4Kテレビの重要性が大きくなるというのだ。設置しやすく、かつ4Kの画質が味わえる手頃なサイズとして、今回50型を参考展示した。

この50型の参考展示品は、日本での販売時期や価格等は明らかにされていない。ただし「社内的にもかなり良いものができたと考えている。導入時期や価格等の詳細は後日正式に案内したい」と同社デジタルプロダクツ&サービス社 ビジュアルソリューション事業部 事業部長の村沢圧司氏が述べており、今後の動向が注目される。

そのほかのサイズの4Kテレビにも、来場者から大きな注目が集まっていた。日本ではZ8Xシリーズを6月から販売しているが、欧州ではこの8月に投入したばかり。84型、65型、58型の3機種を揃え、様々なアピールを行っていた。なおZ8Xシリーズと同様、欧州販売モデルも、近い将来HDMI 2.0へのアップデートが行われ、4K/60p入力に対応する。

3D表示のデモでは、84/65型が対応しているパッシブ方式の3D視聴を紹介。4Kの解像度があれば、垂直方向の解像度もある程度確保できるため、高画質な3D視聴が行えることをアピールしていた。

また、PCからテレビへ、高精細な4K画像を出力するデモも展開。現在のデジカメの画素数は、4Kの画素数である約829万を越えるものがほとんど。約200万画素のフルHDテレビで静止画表示を行うと、かなり情報量が失われるが、4Kテレビであればディテールをしっかり表現できることを訴求していた。

PCからの4K出力をREGZAで表示するデモ

4Kパネルのテレビ以外への活用法も紹介。4Kパネルを2枚つなげたデジタルサイネージをブースの入り口付近に設置していた。

4Kデジタルサイネージをアピール

スマートTV関連では、昨年の北米・欧州モデルから展開している「Smart TV Alliance」対応テレビを紹介していた。同アライアンスには東芝のほかにLG電子、パナソニック、TPVisionが参加している。バージョン2.5からはタブレットとの連携を実現し、タブレットでテレビのスマートTV機能をリモコン操作することができるようになった。

「Smart TV Alliance」での、タブレットとの連携デモ

さらに、ソーシャルテレビ機能もアピールしていた。ヨーロッパはテレビのチャンネル数が非常に多く、どのチャンネルを見るべきか悩むケースが多いのだという。東芝の欧州向けテレビは、以前からいち早くSNSを活用し、ソーシャルテレビ対応を実現してきた。具体的には、Twitterで言及されているテレビ番組ベスト3をリアルタイムに表示し、そのタイムラインを閲覧できるというものだ。

ソーシャルTV機能もアピール

■サウンドバーやビデオカメラなども展示

日本では展開していないAV関連の製品群も数多く展示されていた。

BDプレーヤーでは、4Kアップスケーリングに対応した「BDX6400KE」を紹介していた。単に4K出力に対応しただけでなく、Wi-Fiを内蔵し、Miracastにも対応。本体は小型で、縦置きにも対応する。アルミを使った筐体デザインもスタイリッシュだ。

縦置きもでき、4Kアップスケーリングに対応したBDプレーヤー「BDX6400KE」

ビデオカメラ「CAMILEO」シリーズも、横持ちや縦持ちなど、様々なラインナップを展示していた。さらに、今回は新たにアクションカム市場に参入することも発表された。「Camileo X-Sports」というモデルで、価格は249ユーロ。欧州では2013年第4四半期に発売する。12メガピクセルのCMOSセンサーを備え、1080/60pの映像を撮影することができる。

アクションカム「Camileo X-Sports」

「CAMILEO」シリーズの横持ちビデオカメラ

サウンドバーも、日本では展開していない商品領域だ。上位機種として紹介されていたのは「SB1」で、Sonic Emotion 3Dサラウンド技術を搭載。出力は80Wで、サブウーファーとサウンドバーのセットモデルとなる。ほかには20W+20Wのサウンドバー「SB3950E1」なども展示されていた。入力は光/3.5mmステレオミニだけだが、DTS TruSurroundによってサラウンド再生を行える。

サウンドバー「SB1」


TransferJetやWi-Fiを内蔵し、置いたデバイスのデータを蓄え、Wi-FiなどでシェアできるワイヤレスNASのプロトタイプ

TransferJetの対応デバイスが続々と登場する


フルHD液晶テレビ「L7シリーズ」

フルHD液晶テレビ「M8シリーズ」

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX