TVメーカー各社の動向をまとめてチェック

<IFA>見えてきた、各社4Kテレビ商品化のロードマップ

折原一也

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2012年09月01日
●今年末から来年にかけて各社から4Kテレビが登場

例年、8月末から9月初頭にかけてベルリンで開催されているIFAは、欧州をターゲットとした製品発表の場であると同時に、日本も含めたグローバルでの冬商戦前に開催されることから、各社が考える今後の方向性をプレゼンする格好の場となっている。

IFA会場に出展されている製品数だけを見るとスマートフォンの盛況ぶりが著しいという印象だが、AVファンにとって嬉しいニュースもある。東芝の55X3、55XS5に続く次世代テレビとして、各社から4Kテレビや有機ELテレビの発売時期が示されたのだ。IFA 2012のディスプレイ関連のトピックを紹介していこう。

ソニーは84V型の4K“BRAVIA”を同社として初めて披露した。パネルはIPSと思われ、2012年中にも発売予定としている。一目見て分かるほど高視野角で、デモンストレーションでも、ハイコントラストな映像で4Kソースの情報を引き出し、そのポテンシャルを見せつけていた。製品の詳しいスペックはまだ公開されていないが、HDMIケーブル1本で4K入力(30pまで対応)が行える仕様となっている。価格は欧州のみ決定しており、25,000ユーロで販売される予定だ。

プレスカンファレンスで、平井一夫社長兼CEOが発表したソニーの84V型4Kブラビア

84V型というサイズで広視野角が必要となることもあり、IPS方式を採用していると思われる

ソニーの4Kデモは、映画用の4Kカメラや関連機材など、映像の上流から4Kの様々なノウハウを持っていることをアピール。4Kネイティブ映像はもちろん、アップスケーリングした4K映像、3Dの4K映像など多彩なコンテンツを使っていた。さらに3D用グラスを使うことで、2人で別々の画面が見られるマルチビュー、PS3用の「Play@Memories」との組み合わせによる4K映像表示と、同社らしいコンテンツの広がりを強く訴求していた。

PCの映像を入力したデモ。大画面と情報密度を両立した映像クオリティは圧巻だ

3Dメガネを使い、2人のプレーヤーに別々のゲーム画面を見せる「SimuView」技術も、84V型4Kブラビアでデモした

東芝は84V型4Kレグザと「レグザエンジンCEVO 4K」を披露

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