<HIGH END>フェーズメーション「PP-2200」発表/由紀精密&AURAも“日本のアナログ”をアピール
世界のハイエンド・オーディオ市場では、日本のアナログ技術への熱い視線が注がれている。ウィーン・ハイエンドでも注目を集めていたのは、フェーズメーション&由紀精密&AURAのブース。フェーズメーションは最新MCカートリッジ「PP-2200」を初披露するほか、AURAはメイド・イン・ジャパンの金属加工技術の高さを世界にアピールしていた。
「WVL 12739 ULTIMA」
フェーズメーション、由紀精密は、いずれも他業種(自動車や航空宇宙産業)で培われた高度なものづくりのスキルをオーディオに応用し、グローバルにも展開を広げている。
フェーズメーションは今年はMCカートリッジ「PP-2200」と、モノラルの真空管アンプ「MA-3000」を初披露した。
「PP-2000」は、2015年に発売された同社の主力モデルで、日本市場でもリファレンスとして長く愛用されてきた。今回のPP-2200はその後継機という位置付けだが、「2000を超える音質を狙いました!」と担当者も力を込める。ボディ素材にはチタンを採用、形状も再検討したほか、磁気回路もアップデートされているという。日本でも秋以降正式展開が予定されている。
「MA-3000」は「12AX7」と「2A3」、そして最終段にPAVANEの「WE300B」を搭載したモノラルアンプ。フラグシップである「MA-5000」の意匠を引き継ぎながらもよりコンパクトにまとめている印象だ。クラスAアンプのシングルエンド構成で、25Wの出力を実現。スウェーデンのルンダール社のトランスを搭載する点も特徴だという。
由紀精密は昨年に引き続きアナログプレーヤー「AP-01」を展示。フェーズメーションの「PP-2200」のほか、再始動した光悦(KOETSU)ブランドのカートリッジを組み合わせて再生を行っていた。
また同じく“メイド・イン・ジャパン”のこだわり「グランツ」のアームも展示、日本のアナログ技術の裾野の広さを見せつける。
今回初出展となるのはAURA(オーラ)。開発・設計、そして製造まで日本で行なっていることが大きな特徴で、純アナログのセパレートアンプ「LCP1」「LCC1」を世界に向けてアピールした。金属シャーシは、新潟県燕三条の金属加工技術によるもので、その鏡面仕上げの美しさに思わず足を止める来場者も多い。
開発をプロデュースする中園 勇氏も、今後さらにグローバルな市場拡大に力をいれて行きたいと語ってくれた。
昨年、再始動が発表された「光悦」のカートリッジも再生。かつての光悦のカートリッジの製造を手掛けていた北関東在住の日本人が関わっているそうで、艶やかで厚みのある音色が印象的。日本でも改めて取材の機会を得たいと考えている。

























