日本音響エンジニアリングと共同出展

<HIGH END>オーディオノート、ユニットから自社設計したブックシェルフスピーカー「菫」を初披露!

公開日 2026/06/15 06:40 筑井真奈
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オーストリア・ウィーンにて6月4日より開催された「ウィーン・ハイエンド」。 初のオーストリアでの開催となったが、多くの出展メーカーからは「well organized」(運営がきちんとなされている)という声も聞こえ、ひとまずは成功裏に終えたと言えそうだ。

今年の注目の出展ブースの模様を順次ご紹介していこう。オーディオ・ノート(コンドー)は2ウェイ・ブックシェルフスピーカー「菫 -sumire-」のプロトタイプを披露した。

オーディオ・ノート(コンドー)と日本音響エンジニアリングの共同ブース

オーディオ・ノートは海外では創業者の名にちなんだコンドーの名で知られる。今年も日本音響エンジニアリングと共同出展。同社のアナログ関連製品、アンクなどのルームチューニングアイテムの紹介を行った。

ブックシェルフスピーカー 「菫 -sumire-」は、ユニットから自社開発でこだわりぬいた新プロダクト。オーディオ・ノートのアンプに合うスピーカーを開発したい、という思いは以前からあったそうで、今回ついに「みなさまにお聴かせできるものができました」と開発担当の井尻聖也さん。以前オーディオ・ノート社屋を訪問した際に、「ゆくゆくはスピーカー開発も…」という声を聞いていただけに、満を持しての登場である。

 2ウェイ・ブックシェルフスピーカーの「菫 -sumire-」

スピーカー開発に携わった井尻聖也さん

強力なアルニコマグネット、そして紙の振動板もこだわりだが、ショートリングも削り出しで作成するなど、徹底して音質重視で設計。現代のハイエンドのドライバーユニットを分解して研究を重ねてきたそうで、2ウェイというありふれたスタイルを採用しながらも、“自然な音質”を狙って開発してきたという。「菫」の花言葉、“小さな幸せ”という意味を込めたそうで、背面はシングルワイヤー仕様。

 「菫 -sumire-」の背面端子

自社設計のウーファーユニット

メインのパワーアンプは「音楽 -Ongaku-」。かつて近藤氏が手がけ世界的にも評価を得たアンプの設計図をもとに、再検討を行ったものだという。当時の設計図では、現代では素材や設計の観点から困難な点があったというが、それらをひとつひとつ解決し完成にこぎつけたと語る。増幅段には「211」を2本搭載、リニアリティと歪みの少ない設計を追い込んだという。

パワーアンプ「音楽 -Ongaku-」

もちろん内部配線には銀線を採用、銀箔を使用した特別仕様のコンデンサーなど、オーディオノートで手作りで仕上げられた内部パーツが採用されている。

コンデンサーや内部配線材はもちろん、真空管のソケットなども自社設計するこだわり

GINGAのアナログプレーヤーを送り出しに、昨年のハイエンドで発表された 「G-72i」のプリアンプと、フォノイコライザー「GE-2i」を組み合わせ。山下達郎のカバー曲「Will you love me tomorrow?」では哀切な歌声が胸を突く。日本のハイエンドブランドとしての存在感を強くアピールしていた。

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