<HIGH END>ソウルノートはMC対応フラグシップフォノEQ「E-3」発表。日本の注目アナログブランド、エアータイト/トライオード
ウィーン・ハイエンドには、日本の“アナログ技術”の高さを世界にアピールするブースが多く出展していた。ここでは、エアータイト、ソウルノート、トライオードのブースを紹介しよう。
エアータイト -「ATM-300R」大ヒット中
エアータイトはドイツのスピーカーブランドWolf Von Langa、アナログブランドPrimary Controlと共同出展。昨年のミュンヘン・ハイエンドでも同じ部屋で出展していた気心の知れたメンバーである。装飾に竹を用いるなど、“和”の雰囲気を演出した試聴環境を用意していた。
今年創業40周年を迎えたエアータイト。今回は新製品は持ち込まず、300B搭載の真空管アンプ「ATM-300R」を中心に、フォノイコライザー「ATE-3011」、プリアンプ「ATC-7」などを展示。 アナログプレーヤーはPrimary Controlの「Kinea II」、カートリッジには海外のみで展開している「OPUS-1」を取り付ける。
「ATM-300R」はエアータイト創業以来とも言えるヒットモデルとなっているそうで、国内のみならず世界各国から引き合いも強い。三浦社長のお気に入りのハードロックなどを中心にレコード再生を行い、長時間聴きいる来場者の姿も多く見られた。
タムラトランスの終売も含め、新製品の開発に向けては課題も残されていると三浦社長も頭を抱えるが、創業40周年に弾みをつけるべく準備を進めているとのこと。
ソウルノート -MC対応のフラグシップフォノEQ初披露
ソウルノートは、フラグシップとなるフォノイコライザーの、MM/MCカートリッジ対応版「E-3 MC」を発表。ALBEDOのスピーカー「ACCLARA Diamond」、トーレンスのアナログプレーヤー「TD124DD Exclusive」を組み合わせてデモを行っていた。
DSオーディオが展開する光カートリッジ“のみ”に対応するフォノイコ「E-3」は2023年に発売され大きな話題を集めたが、やはり「MCカートリッジにも対応した製品が欲しい!」という声が世界的にも高まってきたことから、本製品の開発に着手。
開発担当の加藤秀樹氏によると、「フラグシップクラスの製品ならば、光カートリッジとMM/MC回路は絶対に分けた方が音質的に良い、と考えています」と熱弁。光カートリッジ入力を持たない、「E-3MC」が誕生した。
MCカートリッジは入力3系統(うちひとつはXLRでふたつはRCA)で、MM入力が1系統。フロント右端のノブで入力を選択できる。その左のノブでは負荷抵抗を6種類から選択できる。新開発のMC Type-R サーキットを採用、ソウルノートのこだわりである無帰還回路で構成される。また同社の3シリーズと組み合わせることで、完全左右グラウンドが独立したシステムを構築できるとアピールする。
カートリッジはトーレンスとEMTとの共同開発でも話題の「Thorens EMT Tondose 124 Exclusive」。モノラルパワーアンプ「M-3」を左右それぞれバイアンプ、合計4台使用する強力なシステムを構築。力強さと繊細さを兼ね備えたサウンドで、世界中のソウルノートファンの心を鷲掴みにしていた。
トライオード -フランスのスピーカーブランドと共同出展
トライオードは今年はフランスのスピーカーブランド「Atlantis Lab」と共同出展。1998年に創業、メイド・イン・フランスにこだわるブランドで、ハイファイ向けとプロ向けのスピーカーをラインナップ。キャビネットはウッドとレザーの組み合わせとなっている。
Atlantis Labのスピーカーはコンプレッションドライバーを採用した「能率の高さが特徴」とのことで、メインで設置されていた「AT-23」は感度96.5dBを実現。「真空管アンプの魅力をしっかり引き出してくれます」と担当スタッフもアピールする。
トライオードからは、「JUNONE 845SE」「EVOLUTION MUSASHI」「EVOLUTION 300 30th Anniversary」の3台を持ち込みデモンストレーションを実施。音楽の喜びに満ちた艶やかなサウンドを奏でていた。
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