公開日 2020/04/20 12:00

音楽ストリーミングサービスを高音質で楽しもう!人気「ストリーマー」9モデル一斉試聴

Spotify/Amazon music HD対応モデルをテスト

7.PRIMARE「I15 PRISMA」

PRIMARE「I15 PRISMA」

●アンプ ○(定格出力:100W×2/4Ω) ●CDドライブ ×
●対応するストリーミングサービス Spotify ほか
●操作アプリ「PRISMA」
●サイズ 350W×73H×329Dmm
●入力端子 アナログRCA×1、USB typeB×1、同軸デジタル×1、光デジタル×3、3.5mmミニ×1
●出力端子 スピーカー出力×1、アナログRCA×1(PREorLINE)、同軸デジタル×1、3.5mmヘッドホン×1
●価格 250,000円(税抜)

聴き手に訴えかける音楽性豊かなヴォーカル

北欧の国スウェーデンに本拠地を構えるプライマーから、素晴らしいストリーマー「I15 PRISMA」が登場した。紹介するアンプ内蔵(というよりアンプに独自ネットワークプレーヤー機能PRISMAが搭載されたという方が正解だろう)のI15 PRISMA以外に、CDプレーヤーに同機能が搭載された「CD15 PRISMA」もある。まず注目したいのは、自宅のラックにぜひ追加したいと思わせる素晴らしいデザインである。ネットワーク再生時における最大レゾリューションは、PCM 768kHz/ 32bit、DSD 11.2MHzと強力で、Hypex社製クラスDアンプは、60W+60W(8Ω)をプレゼンスする。操作系はデザインの良い専用リモコンと操作アプリ「PRISMA」が利用できる。

PRIMAREの専用アプリ「PRISMA」

PRIMAREからSpotifyを選択

Spotifyからノラ・ジョーンズを聴取した。自然で活動感のあるピアノと、聴き手に訴えかけてくるヴォーカルで、なんという素晴らしい音楽性かと大いに感心した。official髭男dismは、ベースやドラムに芯を感じる安定度高い音色だ。操作アプリも仕上がり良く、左ペインにソースや機能切替、右ペインに楽曲、下ペインは再生や曲送り等が表示されスムーズな楽曲選択が可能である。同社はネットワークオーディオの黎明期よりデジタルファイル再生に注力していたメーカーで、単体ネットワークプレーヤー「NP-30」には筆者も一目置いていた。そんなプライマーが満を持して開発したI15 PRISMAの完成度は驚くほど高く、ハイエンドオーディオらしい雰囲気ある筐体も魅力である。


8.COCKTAIL AUDIO「X35」

COCKTAIL AUDIO「X35」

●アンプ ○(定格出力:100W×2/8Ω) ●CDドライブ ○
●対応するストリーミングサービス Amazon Music Unlimited、Spotify ほか
●操作アプリ「MusicX Neo」
●サイズ 441W×111H×330Dmm
●入力端子 RCA×1、Aux in×1、Phono(MM)×1、同軸デジタル×1、光デジタル×1、AES/EBU×1
●出力端子 スピーカー出力×1、PreOut×1、同軸デジタル×1、光デジタル×1、AES/EBU×1、USB typeA×1、HDMI×1、6.3mmヘッドホン×1
●価格 280,000円(税別)

クリアでヌケが良く、サウンドステージも良好

ハイレゾをはじめとするデジタル楽曲ファイルやストリーミングサービスの登場で、オーディオ機器メーカーにはパソコン周りやネットワーク関連の新しいスキルが求められるようなり、それらの技術に長けた新進気鋭ブランドのオーディオ機器が注目を浴びている。カクテルオーディオは、まさにそれを象徴するブランドで、「X35」は左右独立のデジタルアンプを内装する一体型のストリーマーだ。7インチ液晶ディスプレイをフロントパネルに搭載し、内蔵のCDドライブを利用して、ハードディスクやSSDなどの記憶媒体にCDリッピングやハイレゾファイルの格納が可能となる。ストリーミングサービスは、Amazon Music Unlimited(Amazon Music HDにも対応予定)、TIDAL、Qobuzなど国内外の主要サービスの多くに対応している。

COCKTAIL AUDIOの専用アプリ「MusicX Neo」

アーティスト名の検索もできる

まずはAmazon Musicで、ノラ・ジョーンズを再生した。クリアでヌケのよいサウンドでありながら、中域に厚みのある音で、試聴ソースが320kbps圧縮フォーマットなので絶対的な情報量は不足しているものの、サウンドステージ表現も良好だ。Official髭男dismも同印象で、聴感上のダイナミックレンジも広い。昨年末に新しい専用アプリ「MusicX Neo」も登場したが、専用リモコンのボタン6個で全ての操作が可能なことが特筆点である。つまり昔ながらのオーディオ機器と同様の操作感で多機能な本機を使いこなすことができる。


9.TECHNICS SL-G700

TECHNICS「SL-G700」

●アンプ ×  ●CDドライブ ○
●対応するストリーミングサービス Spotify
●操作アプリ「Technics Audio Center」
●サイズ 430W×98H×407Dmm
●入力端子 USB typeA×1、同軸デジタル×1、光デジタル×1
●出力端子 XLR×1、RCA×1、同軸デジタル×1、光デジタル×1、6.3mmヘッドホン×1
●価格 280,000円(税別)

情緒豊かな質感表現や空間再現力が魅力

最近のテクニクスはイヤホン/ヘッドホンからレコードプレーヤーまで、オーディオファイルの物欲を刺激するような製品を数多く発表しているが、「SL-G700」もそれを象徴する1台だ。薄型シャーシとシルバー基調のフロントフェイスによるクールなデザインだが、内部は完全な物量投資型で、SACDからMQA-CDまで幅広く対応する高音質ディスクプレーヤーでありつつ、単体ネットワークプレーヤー顔負けの本格的なストリーマー機能を備えている。専用アプリの「Technics Audio Center」は画面のタッチレスポンスが良く高く評価している。


TECHNICSの専用アプリ「Technics Audio Center」

Spotifyで楽曲再生中の画面
今回はSpotifyを聴取したが、ノラ・ジョーンズはヴォーカルにパッションを感じる情緒豊かな質感表現が魅力で、Official髭男dismは楽曲が持つ情報や空間再現性が非常に高く、メンバーの楽器配置は音の強弱の違いによる前後方向の定位感まで描き出す。本機を購入する最初の目的は、手持ちのCDやSACDを良い音で楽しむことになるだろうが、単体プレーヤー同様の強力なストリーマー機能を備えているので、購入後はハイレゾ楽曲ファイルやストリーミングサービスも利用できるなど、ディスクメディアからストリーミングまでほぼ全てのハイレゾソースに対応できる。

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