• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/02/12 19:08

オンキヨー、通期業績予想を下方修正。営業赤字予想もAVなど好調、純利益は増加見込む

主因は為替変動や事業統合の初期投資
編集部:小澤 麻実
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
オンキヨーは、2015年度第3四半期の連結業績を発表。売上高は471億9,800万円(前年同期比84.2%)、営業赤字は24億1,900万円、経常赤字は28億3,600万円だった。

また、2015年度の通期業績予想を下方修正。売上高は670億円と、前回予想より20億円追加されたものの、営業損益は8億円の黒字から15億円の赤字に、経常損失も5億円の黒字から19億円の赤字に修正された。一方、純利益は4億円の予想から5億円に上方修正した。

修正された2015年度の通期業績予想

クリスマス商戦において主力AVレシーバーの販売不振があったものの、ヘッドホンやハイレゾDAPの好調などにより、売上高は前回予想を上回る見込み。ただしユーロの対ドル為替レートの下落およびパイオニアホームAV事業との統合に伴うシステム構築、インフラ整備費用、生産移管および調達機能統合などにかかわるコストが想定以上だったことなどから、営業利益および経常利益は下方修正するに至った。

2015年度3Qは、オンキヨーとパイオニアのホームAV事業統合による生産統合などが一部スタート。ヘッドホン新製品も積極的に投入したほか、ハイレゾDAPが非常に好調に推移した。またOEM事業では、従来の技術を応用しPA機器事業に参入したほか、河合楽器との協業により電子楽器等の分野へも積極的に展開を進めている。

こういった取り組みにより、3Q単体では7四半期ぶりに営業損益の黒字化(1億700万円)を果たした。セグメント別でみると、AV事業は営業黒字7億4,800万円(前年同期比9億4,700万円増)と「劇的改善」。OEM事業はコスト削減等により8,200万円の黒字(同1億5,700万円増)。DAP等のデジタルライフ事業は、新製品の開発費や販売促進費などの先行投資により損失が発生したが、DAPやカスタムIEMの売上げ総利益率向上等により、オンキヨー&パイオニアイノベーションズは12月から実質黒字化を果たしているという。

各セグメントとも売上高は昨年同期比で大きく改善しているとアピール

営業損益も大幅改善。デジタルライフ事業も既に黒字化を果たしているという

上記のような点を挙げ、オンキヨーは2015年度通期では、営業損益は赤字としたものの純損益は黒字化を見込むとしている。

その理由として、4Qで一部保有資産売却を行う予定であること、現在販売している2015年モデルAV製品の多くが統合前に企画・設計された製品であるためシナジー効果が限定的であり、今後の製品ではよりコストダウンが見込めること、OEM事業でセルロースナノファイバー振動板やマグネシウム モノコック振動板などの世界初技術を展開し、更なる成長を狙うことなどを挙げている。

4Qは経営統合のシナジー等により営業損益が改善すると予想

一部保有資産売却も行うことなどから、2015年度通期では純損益の黒字化を見込むとした


この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX