• ブランド
    特設サイト
公開日 2013/09/05 09:34

<IFA>ソニー・プレスカンファレンス − 「4K」「ハイレゾ」を軸にクオリティ訴求を強化

新生のユーザーニーズに応えるカテゴリ商品も
山本 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーはIFA2013のプレスイベント初日となる9月4日にプレスカンファレンスを開催。別項で紹介したスマートフォン新商品「Xperia Z1」やハイレゾ対応製品をはじめ、数多くの新製品を社長兼CEOの平井一夫氏が発表した。


ソニーの平井一夫社長
冒頭壇上に上がった平井氏は、改めてソニー製品のフィロソフィーを紹介。「イノベーティブな製品であることはもちろんながら、コンシューマーの感動を基準に、豊かな機能性とユーザビリティ、クオリティを訴求していく。また全てのデバイスがエレガント、かつシンプルでなければならない」とし、2013年後半以降に投入する新製品についてもソニーのコンセプトを追求し、完成させた商品群であることをアピールした。さらに平井氏は「これらの商品を核に、ソニーをリバイタライズすることが私の最大の使命だ」と意気込みを述べた。

ヨーロッパ市場の位置付けについては「ソニーにとって非常に大切なエリア」であることを強調。ソニー・ヨーロッパ社長の玉川勝氏も壇上に上がり、同エリアでサイバーショットやブラビア、ヘッドホンをはじめとしたオーディオ商品が好調であることを紹介した。「ソニー・ヨーロッパは今後もドラマティックに、コンシューマーとのインタラクションを変えていきたいと考えている。NFCをはじめとした“ワンタッチ”のテクノロジーをアピールしながら、ソニー製品の魅力を多くのコンシューマーに訴えかけていく」(玉川氏)とした。

ソニー・ヨーロッパ社長 玉川勝氏

続いて壇上に戻った平井氏から、ソニーがこの秋以降に発売する多彩な新製品が紹介された。一つ一つの製品の詳細については個別のニュースでご紹介した通りだが、デジタルイメージング分野においては、“α”シリーズの新製品「NEX-5T」をはじめ、多機能と高精細な写真撮影機能をアピールしながら、NFC対応によるスマートフォンとの連携という新しいスタイルを提案する。また“ミュージックビデオレコーダー”「HDR-MV1」では、音楽の演奏を高画質な動画で撮影してSNSサイトで共有するといった、アマチュアミュージシャンを中心としたユーザーニーズの高まりをキャッチ。ウォータープルーフのアクションカム新製品「HDR-AS30V」とともに、幅広いユーザーからの「高品位な動画を楽しみたい」というニーズに答える商品構成を展開する。

“ミュージックビデオレコーダー”「HDR-MV1」

アクションカム「HDR-AS30V」


4K対応“ハンディカム”「FDR-AX1」
動画記録については、いよいよ民生用“ハンディカム”に4K対応の「FDR-AX1」を投入。4K画質でのパーソナルコンテンツの撮影と、“4K BRAVIA”での高精細なプレイバックへとつながるエンターテインメントチェーンを強調した。また先日発表されたばかりの「HDMI 2.0」の新規格について(関連ニュース)、平井氏は「4Kハンディカムと、当社の4K BRAVIAがいち早くこれをサポートできる体制にある」ことを強調した。


4K高画質戦略の強化をアピール
4Kへの取り組みについては、ヨーロッパでも4K BRAVIAのラインナップ拡充をはかるとともに、ホームシアターシステムとの組み合わせによる高品位なシアター提案についても言及。別項でも紹介した4Kプロジェクター「VPL-VW500ES」(関連ニュース)も市場に投入して、より幅広いユーザーからの4K高画質のニーズを捉えにかかる。

“高音質”への取り組みについても、同社のHiFiコンポーネントやハイレゾ対応“Walkman”(関連ニュース)を皮切りに「ハイレゾ対応」の価値訴求を強める。秋以降に魅力的な商品を矢継ぎ早に投入するとともに、同社の音質・技術基準をクリアする商品についてはパッケージなどに「Hi-Res AUDIO」ロゴを表示しながら、“ソニーのオーディオ”全体のステージアップも視野に入れたイメージ戦略を展開する。

Hi-Res AUDIOのロゴマーク

プレゼンテーションの後半で、長めの時間を割かれて紹介が行われた「Xperia Z1」(関連ニュース)については、詳細は既に別項でお伝えした通りだ。平井氏は同社のモバイル事業とイメージング事業がスクラムを組んで完成させたフラグシップを、「“One Sony”のコンセプトのもと、ソニーの技術を結集して完成させた最強のスマートフォン」とアピールする。「PlayMemories Online」のアプリケーションサービスもスマートフォンに最適化しながら進化させることで、モバイルにおけるユーザー体験の最大化を図っていく。

モバイルとデジタルイメージの両事業分野によるコラボレーションの成果として「Z1」の高機能をアピールする

「Xperia Z1」について「これは間違いなく、ソニーにしか形にできなかった製品」と胸を張った平井氏は、「今後すべての商品カテゴリにおいて、ユーザーニーズを的確に捉えたパワフルな商品展開を推し進めていく」と力を込めて語った。

56V型有機ELディスプレイの試作機を展示

曲面タイプの液晶ディスプレイによる参考展示

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX