公開日 2009/10/07 14:43

世界初のエッジライトLED ローカルディミング技術、サンケン電気が開発

CEATEC JAPAN 2009レポート
Phile-web編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
LEDバックライトを搭載した液晶テレビが続々と発表されているが、LEDバックライトを実装する方法は、大きく分けて2種類ある。

1つは、パネルの裏側にLEDを並べる方法。これまでの蛍光管をLEDに置きかえたものと考えればわかりやすい。もう1つはエッジライトで、画面の周辺にLED光源を配置し、導光板などで光を拡散させ、均一に光らせるというものだ。この方法には、テレビの奥行きを抑えられるというメリットがある。

エッジライト方式を採用した液晶テレビは、国内ではソニー“BRAVIA”ZX1/ZX5やパナソニック“VIERA"「TH-L17F1」などがある。昨年発売された“BRAVIA”ZX1では画面の4辺にLEDを配置していたが、今年のZX5では、発光効率を向上させたLEDを採用したことなどにより、下辺のみにLEDを配置することに成功している。

もう1つ、LEDバックライト採用の大きなメリットとして「ローカルディミング」が可能になることが挙げられる。ライトをいくつかのエリアに分け、それぞれの発光を独立して制御することで、画面内の黒い部分は発光せず、明るい部分は光らせるといった操作が可能になる。

このローカルディミングはこれまで、パネルの裏側にLEDを配置する、通常のLEDバックライトの実装方法でしか実現していなかったが、サンケン電気はCEATECの同社ブースで、エッジライトLEDでローカルディミングを実現した液晶テレビを参考出品していた。

エッジライトLEDを使ったローカルディミング技術のデモ

エッジライトLEDのバックライトのみを表示したもの。光量がエリアごとに異なることがわかる

サンケン電気の試作機では、画面の上下にそれぞれ64個ずつ、計128個のLEDマルチチップモジュールを配置。画面を縦2×横16の32エリアに分割し、それぞれの光量をコントロールできる。エリアの分割は、縦3×横16の48エリアにも対応可能という。同社ではエリアごとに発光制御することで、コントラスト向上と約50%の省エネを達成できると説明している。

同社ブースでは、映像が表示された試作機と、バックライトの点灯だけの試作機を並べ、その効果をデモ。映像の明暗に応じて、実際にバックライト光量がコントロールされていることが確認できた。

同社説明員は「本システムの特許は出願済で、サムスン電子などはエッジライトLEDを本命視していると聞いている。これから積極的にテレビメーカーに売り込んでいく」と本技術の実用化に期待を寄せていた。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ティアック、「Reference 700 シリーズ」を一部製品を除いて価格改定。5/13から
2 iFi audio、ネットワークプレーヤーのフラグシップ「iDSD Phantom」。DSD2048に世界初対応
3 防音/防振/音響にこだわる防音賃貸マンション「サウンドプルーフ ステージ」、シアターモデルルームを体験
4 デノンとマランツの主力モデルを徹底して聴き比べる試聴会。秋葉原テレオンで4/11と4/18の2週連続開催
5 イマーシブオーディオの最先端を奈良から世界へ発信!入交英雄氏のラボを訪ねる
6 オルトフォン、MM/MCカートリッジや交換針など価格改定。6/1から
7 バング&オルフセンのデザイン哲学に迫る。創業100周年を記念した展覧会、表参道ヒルズにて4/3より開催
8 “奇跡のように美しい音楽”「ザ・ケルン・コンサート」を総力特集。『季刊・アナログ91号』は4/3発売
9 ジェネレック、主要スピーカーとサブウーファーのセール「My First Genelec特別オファー」
10 世界が認める“ネットワーク・ハイエンド”「Innuos」日本上陸。アメリア社長が日本市場への期待を語る
4/3 11:00 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー200号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.200
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix