公開日 2021/01/22 10:00

Aurender、フラグシップネットワークトラポ「W20 Special Edition」

ジッター対策と電源を強化
編集部:小野佳希
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エミライは、Aurenderブランドより、ネットワークオーディオトランスポート兼ミュージックサーバーのフラグシップモデル「W20 Special Edition」を1月29日に発売する。シルバーとブラックの2色を用意し、価格は3,190,000円(税込)。

W20 Special Edition

製品名のとおり、2013年に発売した「W20」のスペシャルエディション機。極限レベルのジッター対策と電源強化でトランスポートとしての理想を追求したとアピールしている。

超低ノイズ電源回路を備え、DSD22.5MHzまで対応、オーディオ出力専用のUSBオーディオクラス2.0端子を装備する。デジタル出力端子には、デュアルAES/EBU、同軸BNCと光のS/PDIF出力も用意するほか、ネットワーク接続とファイル転送のために、1ギガビットイーサネット端子と2つのUSB 2.0データポートを備えている。

W20 Special Editionのリアパネル

音楽ストレージ用に4TB SSDに加え、再生キャッシュ用1TB SSD搭載。キャッシュ用SSDをファイルやストーミングコンテンツに用いることで、安定性を向上させて音質向上につなげている。またこれらSSDはアルミ削り出しの金庫に収納することで、EMI干渉の影響からオーディオ回路を保護している。

外部クロックとの接続は、ワードクロックとマスタークロックの両方の入力をサポート。マスタークロックは10MHz/12.8MHz、ワードクロックは44.1Hz/48kHz/その他各周波数の整数倍の周波数の入力に対応している。

またFPGAによるDSD-PCM変換機能を搭載、内部の数千個のタップフィルターを用いて正確な変換を行うとしている。S/PDIFやAES/EBU入力でDSD再生に対応していないDAコンバーターとの組み合わせでもDSD再生を行うことができる。

W20 Special Editionの内部

長期ジッター低減のための恒温槽付水晶発振器(OCXO)を引き続き搭載するほか、FPGAベースの完全デジタル制御フェーズロックループシステム(PLL)を採用。これによってデジタルオーディオデータ伝送の時間を正確に設定し、ジッターを無視できるレベル以下にまで最小化するという。

また、回路トポロジーのCPUやストレージなどの電源を供給するために、新しいリニア電源を設計。回路の安定性を向上させるとともに、低ノイズ環境を実現したとしている。

オーディオ回路用にセパレートLiFePO4(LFP)バッテリー電源を搭載。2基のバンクからなるLiFePO4バッテリー電源が交互にオーディオコンポーネントに電力を供給して充電を行う。これによってグランドノイズからコンポーネントを完全に分離し、ジッターやACからDCへの変換で発生する歪みを低減させる。

加えて、UPS機能も内蔵。予備の電池バンクが無停電電源装置(UPS)として機能することで、突然の停電などでもシステムを保護する。そのほか、LANポートを二重絶縁することで、ルーターのLAN接続によって発生するノイズからの絶縁を図っている。

専用コントローラーアプリ「Aurender Conductor」(iOS/Android対応)を用意。SSDに保存されたファイルの編集も可能なほか、TIDAL/qobuzなど各種音楽ストリーミングサービスとシームレスに連携。ローカル音源含め一元的に管理することができる。また、オプションでMQAコアデコードに対応することができるとしている。

サイズは430W×127H×370Dmm、質量は21.1kg。

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