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公開日 2014/06/05 17:36

JVC、CDプレーヤー搭載の“ウッドコーンオーディオ”上位機「EX-HR9」など3機種

随所に木のパーツを使い音質向上を図る
ファイル・ウェブ編集部
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JVCケンウッドは、JVCブランドから、振動板に木を使った“ウッドコーンオーディオ”スピーカーを採用したオーディオコンポの新モデル3機種を6月中旬より発売する。

9cmフルレンジスピーカー+サイドウッドパネル付レシーバー
EX-HR9 実売11万円前後 6月中旬発売

11cmウーファー+2cmトゥイーター+レシーバー
EX-HR7 実売10万円前後 8月上旬発売

8.5cmフルレンジ+レシーバー
EX-HR5 実売8万円前後 6月中旬発売

EX-HR9

EX-HR7


EX-HR5
「EX-N70」(関連ニュース)などにも採用されたデジタルアンプ・New「DEUS」と、独自のデジタル高音質化技術であるNew「K2テクノロジー」を3モデル全てに搭載。「EX-HR9」「EX-HR7」はビクタースタジオのエンジニアとともにサウンドチューニングを行った。

New「DEUS」は、デジタルとアナログのフィードバックを組み合わせたハイブリッドフィードバックにより、電源変動による影響を抑制し、S/N比や歪み率、高域の再生特性を大きく改善。「マスターサウンドの音楽情報が持つ、繊細な響きや余韻などの音楽表現を忠実に再現」できるのが特徴だという。

また、New「K2テクノロジー」はJVCケンウッド独自のデジタル高音質化技術。音楽コンテンツのフォーマットに応じて、自動的に最適な “ビット拡張”、“帯域拡張”、“波形補正”の処理を行うことで、CDなどの音源も「スタジオマスタークオリティに近づける」とのことだ。

192kHz/24bit PCM信号対応のデジタル端子(光/同軸各1系統)を用意するほか、iPhoneやUSBメモリー内の音楽ファイル(MP3/WMA/AAC)の再生に対応したUSB端子も備えている。ただしUSB-DAC機能やDLNAによるネットワークオーディオ再生機能などは非搭載。

フロントパネルやケース、シャーシに使用するパーツは、銅メッキネジや異素材ワッシャを組み合わせることで振動対策。フロントパネルとボリュームつまみにアルミ材を使い、本体の剛性を高めるとともに外部振動を抑制している。


EX-HR9

「EX-HR9」のスピーカーは、様々な部品に木を採用し、音質再生力を高めているのが特徴だ。音の伝播速度を向上させるため、チェリー材の薄板シートをウッドコーンに最適配置した異方性振動板採用の9cm フルレンジスピーカーは、コンパクトサイズながら広い空間表現と高解像度なサウンドを実現するという。


EX-HR9
また、大型マグネットを採用し低音再生力を強化。ユニット磁気回路の後部には、メイプル材を使用した大型八角形ウッドブロックを装着。装着位置にもこだわり、ダクトから生じる不要な高域成分を制御しつつ、低音エネルギーも増強するという。ドライバー内のボイスコイルボビンには、木を薄さ80μmに削りだして加工したものを使用。音の伝達ロスを抑制し、解像度を高めたとのことだ。

スピーカーキャビネットには、音響特性や外観の優れたチェリー無垢材を採用。内部にもチェリー材響棒を使用し、剛性を高めた。内部には竹製の響板も配置し、重心の低い低域再生と音のスケール感向上を図ったという。さらにメイプル材チップの吸音材も配している。

さらにレシーバー部の両サイドにも木を配置することで、デザイン性と音質向上を実現した。レシーバー部の底には本体を三点で支える真鍮無垢削り出しインシュレーターを採用したほか、ボトムシャーシ部に9mm厚の木製アークベースを固定し、振動対策を施している。

サウンドチューニングはビクタースタジオのエンジニアとともに行い、スタジオにおけるマスタークオリティを忠実に再現することも目指したという。


EX-HR7

スピーカーは11cmウーファーと2cmトゥイーターの2ウェイ構成。歪みを抑えるため、磁気回路にアルミショートリング(ウーファー部)と銅キャップ(トゥイーター部/ウーファー部)を使っている。


EX-HR7
ウーファーは異方性振動板を使い、ポールピース上部にメイプル木片を装着している。トゥイーターは、ユニットのエッジにシルク繊維を、ボイスコイルには純度99.9999%のOFCボイスコイルワイヤーを採用。ポールピース上部にはスプルース木片を装着している。

内部にはチェリー材響棒と竹響板、メイプル材の吸音チップを配置。各スピーカーユニットの磁気回路後部に八角形チェリー材ウッドブロックを装着することで、不要振動や不要高域成分を低減するとともに、重心の低い低域とクリアな高域再生を実現するという。

レシーバー部の底部には、9mm厚のMDF製アークベースを装着し、低重心化を実現。サウンドチューニングは本機もビクタースタジオのエンジニアとともに行っている。


EX-HR5

8.5cmのウッドコーン振動板採用フルレンジスピーカーを搭載。マグネットは大型のものを使っている。また、ユニットの磁気回路後部にはウッドブロックを装着。不要振動を抑制しエネルギッシュな低域を実現するという。


EX-HR5
キャビネットは無垢材で、内部にはチェリー材の響棒を配置している。


EX-HR5モニターキャンペーンも実施

また、50名を対象に「EX-HR5」を特別モニター価格で購入できるキャンペーンも実施する。こちらはClub JVCへの登録制となるほか、2回のアンケート協力が条件となる。詳細は以下のページからご確認いただける。

http://www3.jvckenwood.com/audio_w/home/ex-hr5/cp/index.html

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製品スペックを見る
  • ジャンルハイコンポ
  • ブランドJVC
  • 型番EX-HR9
  • 発売日2014年6月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格11万円前後)
【SPEC】<アンプ部>●実用最大出力:50W+50W(4Ω) ●音声入力端子:アナログ×2、デジタル×2(光1、同軸1) ●音声出力端子:アナログ×1 ●接続端子:サブウーファー出力×1、ヘッドホン出力×1、USB×1 <スピーカー部>●型式:1ウェイバスレフ ●使用ユニット:9cmウッドコーン×1 <その他>●消費電力:45W(待機時0.5W以下) ●外形寸法:センター部…280W×115H×289Dmm、スピーカー部(1本)…120W×161H×264Dmm(共に最大) ●質量:センター部…4.2kg、スピーカー部(1本)…2.2kg
  • ジャンルハイコンポ
  • ブランドJVC
  • 型番EX-HR7
  • 発売日2014年8月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格10万円前後)
【SPEC】<アンプ部>●実用最大出力:50W+50W(4Ω) ●音声入力端子:アナログ×2、デジタル×2(光1、同軸1) ●音声出力端子:アナログ×1 ●接続端子:サブウーファー出力×1、ヘッドホン出力×1、USB×1 <スピーカー部>●型式:2ウェイバスレフ ●使用ユニット:11cmウッドコーン×1、2cmウッドドーム×1 <その他>●消費電力:45W(待機時0.5W以下) ●外形寸法:センター部…255W×115H×289Dmm、スピーカー部(1本)…149W×262H×249Dmm(共に最大) ●質量:センター部…3.4kg、スピーカー部(1本)…4.2kg
  • ジャンルハイコンポ
  • ブランドJVC
  • 型番EX-HR5
  • 発売日2014年6月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格8万円前後)
【SPEC】<アンプ部>●実用最大出力:50W+50W(4Ω) ●音声入力端子:アナログ×2、デジタル×2(光1、同軸1) ●音声出力端子:アナログ×1 ●接続端子:サブウーファー出力×1、ヘッドホン出力×1、USB×1 <スピーカー部>●型式:1ウェイバスレフ ●使用ユニット:8.5cmウッドコーン×1 <その他>●消費電力:45W(待機時0.5W以下) ●外形寸法:センター部…255W×115H×289Dmm、スピーカー部(1本)…120W×161H×246Dmm(共に最大) ●質量:センター部…3.2kg、スピーカー部(1本)…1.8kg
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