公開日 2016/03/22 11:02
Goldringからオーディオプレーヤー登場も!? 親会社ARMOURマネージャーが語るオーディオ戦略
Q AcousticsやQEDも傘下に収めるグループ企業
ARMOURグループは、創業110周年を迎えたカートリッジブランド Goldringや、新進スピーカーブランド Q Acousticsなど注目のピュアオーディオブランドを多数傘下に納める総合オーディオメーカーだ。同社のディレクターを務めるGeorge Dexter氏、アジア担当のDarrell Huggins氏が来日した際に、同社傘下のオーディオブランドでの取り組みや、今後の展望についてお話を伺うことができた。
■有名オーディオブランドを多数参加に納めるARMOURグループ
まずはARMOURグループのプロフィールを紹介しよう。そもそもの母体となったのはQEDで、後にシステムラインを立ち上げ。同社は1996年にはGoldringを買収した。これら一連のブランドを、2003年にARMOURがまとめて買収することで現在のグループのかたちができた。そして2006年にはQ Acousticsの立ち上げを行った。このようにして、ARMOURは様々なオーディオブランドを傘下に納める一大オーディオ企業へと成長してきたわけだ。2016年は同社にとって、Qアコースティックの10周年に加えて、Goldringの110周年を迎える年である。
同グループは、ケーブルからカートリッジ、スピーカー、デジタルオーディオのブランドを抱えるわけだが、その根本にあるのは“情熱”だとGeorge Dexter氏は語る。安価ながら品質の高い製品をユーザーに届けることをモットーにしてきているのだという。グループ全体で50人のエンジニアを抱えていると同氏は説明する。なお同社は有名オーディオブランドのOEM事業も手がけているとのことだ。
同社で製品開発の中心を務めるのは、クリス・エヴァンス氏。アーカムの創立者であり、その後ミリヤードへ移籍。ミリヤードがARMOUR傘下に入ったことを機に、同社のエンジニアリングを担当するに至った。同社のモノづくりのものづくりのキーマンが、音響デザインを担当するカールハインツ・フィンク氏。同社にアドバイザーとして関わり、Q AcousticsやGoldringにも携わっているという。
■今年110周年を迎えるGoldringからは新製品が登場予定
両氏は今年110周年を迎えるGoldringについて、現在の生産体制や取り組んでいる新製品についても話してくれた。
長い歴史を誇るGoldringだが、カートリッジブランドとしての現在の地位を確固としたものにできたのは、設計者であるレイ・ギフィン氏が果たした役割が大きい。同氏は1954年に同社に入社し、1995年に引退するまでカートリッジ開発を続けた。そして現在では、息子であるデビッド・ギフィン氏がそのポジションを引き継いでいる。
デビッド・ギフィン氏は、前述のカールハインツ・フィンク氏とチームになって、同社の新製品やOEM製品の開発を行っている。また、ビンテージ製品も含めたカートリッジの修理も行っているのだが、現在ではこうした技術を持っている人材が世界でも非常に少ないため、重宝されてるのだという。
Darrell Huggins氏は「2003年頃、MP3のような圧縮音源によるデジタルオーディオの流行の中で、Goldringの将来はとても暗いものでした。しかし、ファッションは完全に変わりました。若い人たちの間でアナログレコードを聴くことが流行するなんて、当時から考えると驚きです。現在Goldringの業績は非常に好調で、近い将来、アナログプレーヤーも開発したいと考えています」と語ってくれた。
2016年に予定されている新製品の存在も明かしてくれた。5月に開催されるミュンヘン「HIGHEND」にて、6機種のカートリッジを発表するとのこと。3モデルはMM型のハイパフォーマンスモデルで、「2倍以上の価格のカートリッジと比べても同等以上のサウンドを実現できる」とGeorge Dexter氏は自信を見せていた。
あとの3モデルは、同ブランドの現時点のフラグシップモデル「Legacy」より上に位置付けられるモデルになるという。Goldring伝統の技術はもちろん、現代的なテクノロジーを駆使することで、そのサウンドはさらなる高みに達しているとのこと。ミュンヘンでの披露に期待したい。
■世界的なアナログ/ハイレゾブームに答える製品づくりを
インタビューの最後に、George Dexter氏は同社のオーディオ製品にかける想いを、以下のように語ってくれた。
「一方にハイレゾオーディオのムーブメントがありますが、こちらは4K/8Kによる超ハイディフィニション映像と併せて、多くの人々が“クオリティー”に感心を持つきっかけを作ってくれることになるでしょう。そしてクオリティーへの興味喚起は、優れたコンポーネントを希求する動きへと繋がっていくと期待しています。
そしてもう一方にあるアナログレコードのムーブメントですが、これは我々の想像を超えて、若い世代にまでその盛り上がりが広がっています。私の15歳の息子が、今では30年前の私のアナログレコードを引っ張りだして聴いています。こうした若いユーザーにも、長年オーディオを楽しんできた方々にも素晴らしいサウンドを楽しんでいただけるように、我々はこれからもコストパフォーマンスの高いオーディオ製品を手がけていきたいですね」(Dexter氏)。
■有名オーディオブランドを多数参加に納めるARMOURグループ
まずはARMOURグループのプロフィールを紹介しよう。そもそもの母体となったのはQEDで、後にシステムラインを立ち上げ。同社は1996年にはGoldringを買収した。これら一連のブランドを、2003年にARMOURがまとめて買収することで現在のグループのかたちができた。そして2006年にはQ Acousticsの立ち上げを行った。このようにして、ARMOURは様々なオーディオブランドを傘下に納める一大オーディオ企業へと成長してきたわけだ。2016年は同社にとって、Qアコースティックの10周年に加えて、Goldringの110周年を迎える年である。
同グループは、ケーブルからカートリッジ、スピーカー、デジタルオーディオのブランドを抱えるわけだが、その根本にあるのは“情熱”だとGeorge Dexter氏は語る。安価ながら品質の高い製品をユーザーに届けることをモットーにしてきているのだという。グループ全体で50人のエンジニアを抱えていると同氏は説明する。なお同社は有名オーディオブランドのOEM事業も手がけているとのことだ。
同社で製品開発の中心を務めるのは、クリス・エヴァンス氏。アーカムの創立者であり、その後ミリヤードへ移籍。ミリヤードがARMOUR傘下に入ったことを機に、同社のエンジニアリングを担当するに至った。同社のモノづくりのものづくりのキーマンが、音響デザインを担当するカールハインツ・フィンク氏。同社にアドバイザーとして関わり、Q AcousticsやGoldringにも携わっているという。
■今年110周年を迎えるGoldringからは新製品が登場予定
両氏は今年110周年を迎えるGoldringについて、現在の生産体制や取り組んでいる新製品についても話してくれた。
長い歴史を誇るGoldringだが、カートリッジブランドとしての現在の地位を確固としたものにできたのは、設計者であるレイ・ギフィン氏が果たした役割が大きい。同氏は1954年に同社に入社し、1995年に引退するまでカートリッジ開発を続けた。そして現在では、息子であるデビッド・ギフィン氏がそのポジションを引き継いでいる。
デビッド・ギフィン氏は、前述のカールハインツ・フィンク氏とチームになって、同社の新製品やOEM製品の開発を行っている。また、ビンテージ製品も含めたカートリッジの修理も行っているのだが、現在ではこうした技術を持っている人材が世界でも非常に少ないため、重宝されてるのだという。
Darrell Huggins氏は「2003年頃、MP3のような圧縮音源によるデジタルオーディオの流行の中で、Goldringの将来はとても暗いものでした。しかし、ファッションは完全に変わりました。若い人たちの間でアナログレコードを聴くことが流行するなんて、当時から考えると驚きです。現在Goldringの業績は非常に好調で、近い将来、アナログプレーヤーも開発したいと考えています」と語ってくれた。
2016年に予定されている新製品の存在も明かしてくれた。5月に開催されるミュンヘン「HIGHEND」にて、6機種のカートリッジを発表するとのこと。3モデルはMM型のハイパフォーマンスモデルで、「2倍以上の価格のカートリッジと比べても同等以上のサウンドを実現できる」とGeorge Dexter氏は自信を見せていた。
あとの3モデルは、同ブランドの現時点のフラグシップモデル「Legacy」より上に位置付けられるモデルになるという。Goldring伝統の技術はもちろん、現代的なテクノロジーを駆使することで、そのサウンドはさらなる高みに達しているとのこと。ミュンヘンでの披露に期待したい。
■世界的なアナログ/ハイレゾブームに答える製品づくりを
インタビューの最後に、George Dexter氏は同社のオーディオ製品にかける想いを、以下のように語ってくれた。
「一方にハイレゾオーディオのムーブメントがありますが、こちらは4K/8Kによる超ハイディフィニション映像と併せて、多くの人々が“クオリティー”に感心を持つきっかけを作ってくれることになるでしょう。そしてクオリティーへの興味喚起は、優れたコンポーネントを希求する動きへと繋がっていくと期待しています。
そしてもう一方にあるアナログレコードのムーブメントですが、これは我々の想像を超えて、若い世代にまでその盛り上がりが広がっています。私の15歳の息子が、今では30年前の私のアナログレコードを引っ張りだして聴いています。こうした若いユーザーにも、長年オーディオを楽しんできた方々にも素晴らしいサウンドを楽しんでいただけるように、我々はこれからもコストパフォーマンスの高いオーディオ製品を手がけていきたいですね」(Dexter氏)。
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