公開日 2025/12/31 07:00

【今年の素敵なお買い物】ソーダストリームで幸せのハイボール生活を!栗原祥光さん

旨い一杯のために仕事をしている

PHILE WEBのライター陣の今年の購入した「お気に入りアイテム」を披露!カーオーディオからネットワーク再生まで、幅広くオーディオの楽しみを追求する栗原祥光さんのお気に入りは、なんと手軽に炭酸水が作れる“ソーダストリーム”。仕事の後の喉越し一杯、最高でしょう!

旨い一杯のために仕事をしている

2025年を振り返ると気温と物価の高さに悩まされた1年だった。暑いからと、炭酸飲料やビールに手が伸びるものの、いざ値札をみると背筋に冷たいものが走り、手を引っ込める……。けれど飲みたい。そこで筆者は今夏、炭酸水メーカーの「ソーダストリーム」を導入した。これが予想以上の好物件であった。

ソーダストリーム TERRAと、いまやすっかり高嶺の花となってしまった白州

晩酌を好む筆者。仕事の後の一杯は格別だし、旨い一杯のために仕事をしているといっても過言ではない。特に夏の夜に飲むキンキンに冷えたビールは最高のご馳走だ。しかし人生の楽しみを奪う出来事が2025年4月に起こった。ビール各社が一斉に値上げを行ったのだ。愛してやまない500mLのロング缶が税込300円に近い値段を見た時の衝撃は一生忘れない……。

ささやかな幸せを奪われ失意の中、筆者はウイスキーに転向した。1本3,000円程度なら1ccあたり4円。45cc飲んでも180円で結構気持ちよくなれる。このコスパの良さに惹かれたのだ。

もっとも1本3,000円のウイスキーのほか、「ご褒美」と言い訳して高価格帯のウイスキーに手を出すようになってしまったのはナイショだが。

最初はストレートで愉しんでいた。だが夏はキンキンに冷えたハイボールで飲みたくなるというもの。そこで強炭酸水を買い始めたところ、ペットボトルの処分方法が煩雑という問題が出てきた。

筆者の住む地域は

「ペットボトルのキャップとラベルを外し、中をすすいで水を切ってから横方向につぶし、専用回収容器か中身の見える袋に入れて、回収日の朝午前8時までに出すこと」

「はずしたキャップとラベルは、資源(ペットボトル)ではなく、資源(プラスチック)として、ほかのプラスチックと同じ袋に入れること」

…と色々ウルサイのだ。

炭酸水なのでペットボトルを洗う必要はないとはいえ、それでもラベルを剥がして潰して、明け方に出すのはこの上なく面倒極まりない。

そこで炭酸水メーカーの導入案が浮上した。ペットボトルのゴミが出ないし、早起きしなくて済む。それに炭酸水メーカーで作った方が安上がりになるというのだ。HPによると500mLのペットボトルで約20円と、市販の強炭酸水の約1/5の価格でできるというではないか。これを買わない理由はない。

ソーダストリームのHPによると、500mLの炭酸水が約20円でできるという

早速ネットで調べてみた。市場には様々な炭酸水メーカーがあるが、炭酸ガスシリンダーの入手(正しくは交換)しやすい「ソーダストリーム TERRA」を買うことにした。これは筆者の生活圏で最も炭酸ガスシリンダーが入手しやすいのがソーダストリームであったというだけだ。

ソーダストリームを買ってしまった!

キンキンに冷えたハイボールは頑張った自分へのご褒美

ソーダストリームの本体は、電動と手動、デザインコンシャスなモデルと様々なモデルが用意されている。だがさらに見ると、大きく分けると炭酸ガスシリンダーの取り付け方法が異なるようだ。

青色がねじ込み式で、ピンクが「シリンダークイックコネクト式」というワンタッチ方式だ。そう頻繁に取り換えることはないと思うが簡単な方がイイ。

炭酸ガスシリンダーの取り付け方法が異なる2種類が用意されている

ねじ込み式は、水が入ったボトルをクルクル回して取り外しが面倒なのは容易に想像ができる。一方のワンタッチ式はボトルを傾けて……奥に押し込むだけでセット完了。取り外す時は逆の手順を行えばよい

そこで、今回はTERRAというワンタッチシリンダータイプのエントリーモデルを買い求めることにした。定価は16,500円だが、量販店の販売価格は14,850円。本体およびガスシリンダーを入手する際、高圧ガスを扱うことから都住所や氏名などを伝えなければならないようだ。

ワンタッチシリンダータイプを購入

箱の中には本体とガスシリンダーのほか、1リットル用のボトルが入っている。ボトルに冷水を入れた後、1秒間プッシュを5回すれば強炭酸水が出来上がる。そこまで強くなくてよいという方は3プッシュ程度でよいようだ。

炭酸ガスを注入している様子

まずあらかじめ申し上げておきたいのは、ジュースなどの液体に直接炭酸ガスを注入することはできない。これは故障の原因になるそうだ。そして水道水を使う限り、ミネラルウォーターを使った強炭酸水に比べて味が劣るように感じる。こちらは仕方のないところだろう。

出来立ての炭酸水をコップに移す。泡立ちの良さに感激!

だが、ソーダストリームで作った強炭酸水は、市販の強炭酸水よりも明らかに炭酸濃度が高く飲みごたえがある。結果、ハイボールの香りが一層立ち、喉ごし爽やかで旨い! 今まで飲んでいたのは何なのか、とは言わないが、出来立て強炭酸水によるキンキンに冷えたハイボールは、1日頑張った自分への最高のご褒美だ!

ソーダストリーム DWSボトル 0.5L 2本セット。定価2,420円(税込)

だが市販の炭酸水より炭酸のヌケが早いようで、1リットルもつくってしまうと、筆者の飲むペースでは半分以上が微炭酸水になってしまう。

そこで別途500mⅬのボトルを購入した。ボトル2本で約2500円という価格に躊躇したが仕方ない。3〜4杯分のハイボールができあがる。ちなみに500mLボトルで強炭酸水を作る時の目安は3プッシュ。

こうして大満足のハイボール生活の夏を過ごしていた。だが気づけば肌寒い季節に。そうなると1杯から2杯で十分だ。

そこで完成容量240mlのボトルを約2000円で購入した。こちらは2プッシュで強炭酸水ができあがる。3杯目が飲みたければ、もう1本ボトルを消費すればよい。そうすれば再び強炭酸のハイボールが愉しめる。

ソーダストリーム DWSミニボトル 0.43L ブラック2本セット。定価1,980円(税込)

炭酸コーヒーや炊飯にも使える!

炭酸水の利用法はハイボールだけに留まらない。サントリーからは濃縮コーヒーやコーラ、メロンソーダの原液が出ているので、簡単に炭酸飲料ができあがる。特に濃縮コーヒーの炭酸割りは意外とイケて、在宅ワーク中は結構な頻度で愛飲している。

濃縮コーヒーを使い、炭酸コーヒーを作る。先に炭酸水を入れてからコーヒーを入れるのがポイント。逆にすると泡が噴き出してくる

また炊飯に炭酸水もイイ。ふっくらと仕上がり、米の味わいがいつもより濃く感じる。政府備蓄米(古古古米)も美味しく頂けるのはもちろんのこと、高嶺の花である新米に使うと、より一層美味しくなる。筆者の場合は土鍋+炭酸水で「銀シャリ」を愉しんでいる。

土鍋+炭酸水でお米が「銀シャリ」に昇華!

余った炭酸水は、洗顔に使ってもよさそうだ。何度か試したところ、肌がツルツルになる等の美容効果がありそうだ。だがピリピリして痛く、洗顔後しばらくの間は顔が赤くなる。寝起きに炭酸洗顔をすると一発で目が醒めるので、ハイボールを飲み過ぎて二日酔いが酷い時に使っている。

「もっと早く買えばよかった!」

さて。賢明な方はお気づきだろう。小さいボトルを利用すればするほど、1リットルあたりに使用する炭酸ガスの量が増えるのだ。それゆえか筆者の場合、感覚的には40リットルに満たないくらいで、ガスシリンダー交換の時期がやってくる。それでも500mLあたり31円くらいで、コスパの良さが光る。

これなら気軽に炭酸水が使える! 何よりゴミが出ない! 飲み終える度にペットボトルのラベルを剥がし、ボトルを潰し、ボトルキャップと分別するという面倒からオサラバできるのは最高だ!

機械本体も結構大きく場所をとるが、好きな時に好きなだけ、市販よりも強い炭酸水が飲めるのは最高だ。生活に潤いを与える炭酸水メーカー「ソーダストリーム」。導入して唯一の後悔が「もっと早く買えばよかった」という己の未熟さだけだ。

栗原祥光さんの今年の注目記事!

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