公開日 2022/06/04 06:30

地デジ放送、実は昔より画質が良くなっていた。理由は?

【連載】ガジェットTIPS
海上忍
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ふだん何気なく見ているテレビ放送。映画やドラマはともかく、ニュースやバラエティ系は地上波/地デジがほとんどなのではないでしょうか。放送開始からそろそろ20年、4K/8K放送に比べ画質がイマイチに感じられるようになってきましたが、この20年の間に(数値上の)画質が向上していることはご存知でしょうか?

ほとんどの放送局/番組では解像度が1440×1080、情報の多さに直結するビットレートも約16Mbpsとフォーマット上の変化はありませんが、約20年の間にある装置が着々と性能向上を続けてきました。それは「エンコーダー」。映像データを映像配信フォーマット(MPEG-2)に符号化するアルゴリズムが改善され、チップの性能向上もあいまって、2003年当時の放送に比べると少ないビットレートで同等画質を実現できるようになったからです。

一方、地デジ放送のビットレートを調べてみると、番組内容/シーンによって差はあるものの、2003年から13 - 16Mbps程度であることに変わりはありません。しかし、放送局側のMPEG-2エンコーダーが性能向上/効率アップしたことにより、ビットレートに変化はなくとも「より多くの情報が詰まった」、すなわち高画質な映像を送出できるようになっています。

放送局が設備の更新をアピールすることは少なく、なかなか気づきにくいものではありますが、風に揺れる木の葉や寄せては返す波間の映像をじっくり見てみましょう。言われてみれば、20年前と比べるとブロックノイズが減っているかも...などという発見があるかもしれませんよ。

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