【連載】ガジェットTIPS
LANケーブル選び、安定性を重視するなら「芯線」を調べよう
Wi-FiにBluetoothと、一般家庭でも無線/ワイヤレス通信が普及しています。だからといって、有線/ワイヤード通信は時代遅れかといえばさにあらず。無線を上回る通信安定性を確保できるという強みがあるため、これからも要所要所で「出番」があるはずです。
その通信安定性という観点からすると、LANケーブル(イーサネットケーブル)を選ぶときには「耐ノイズ性」を考慮すべきです。ポイントはいくつかありますが、ひとつには「芯線」を挙げることができます。
標準的なLANケーブルは、1本1本が芯線と呼ばれる8本の細いケーブルで構成されています。その芯線が「単線」か「ヨリ線」かによって、通信安定性やLANケーブルとしての使い勝手が変わってくるのです。
単線は1本の太い銅線が使われており、耐ノイズ性・通信安定性に優れています。銅線などの導体では外側表面に近い部分ほど電気信号が流れやすくなるため(表皮効果)、表面積が広くなる単線ではその効果が強まるからです。しかし銅線の太さゆえに固く折り曲げにくいため、入り組んだ場所では配線が難しいかもしれません。
ヨリ線は複数の細い銅線が撚られた構造で、柔らかく取り回しに優れています。そのため折り曲げるなど配線の自由度は高いものの、単線と比較すると表皮効果が弱く、耐ノイズ性・通信安定性という点では単線に見劣りします。
だから通信安定性を重視する場合、LANケーブルは単線のものを選ぶといいでしょう。特に1000 BASEや10G BASEといった高速ネットワークでは、単線のLANケーブルが確実です。
その通信安定性という観点からすると、LANケーブル(イーサネットケーブル)を選ぶときには「耐ノイズ性」を考慮すべきです。ポイントはいくつかありますが、ひとつには「芯線」を挙げることができます。
標準的なLANケーブルは、1本1本が芯線と呼ばれる8本の細いケーブルで構成されています。その芯線が「単線」か「ヨリ線」かによって、通信安定性やLANケーブルとしての使い勝手が変わってくるのです。
単線は1本の太い銅線が使われており、耐ノイズ性・通信安定性に優れています。銅線などの導体では外側表面に近い部分ほど電気信号が流れやすくなるため(表皮効果)、表面積が広くなる単線ではその効果が強まるからです。しかし銅線の太さゆえに固く折り曲げにくいため、入り組んだ場所では配線が難しいかもしれません。
ヨリ線は複数の細い銅線が撚られた構造で、柔らかく取り回しに優れています。そのため折り曲げるなど配線の自由度は高いものの、単線と比較すると表皮効果が弱く、耐ノイズ性・通信安定性という点では単線に見劣りします。
だから通信安定性を重視する場合、LANケーブルは単線のものを選ぶといいでしょう。特に1000 BASEや10G BASEといった高速ネットワークでは、単線のLANケーブルが確実です。