高音質志向のType-IIカセットテープ

磁気研究所、“秘蔵”の二酸化クロムテープを用いたハイポジションカセットを数量限定販売。「カセットの日」にも出展

公開日 2026/07/23 19:47 ファイルウェブ編集部
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磁気研究所は、同社HIDISCブランドより、二酸化クロムテープの採用でより高音質な録音/再生が可能だとするカセットテープ「High Position/Type-II」を、8月上旬ごろより直営店舗「MAG-LAB」にて数量限定で発売する。正式な発売日/価格は、決定次第あらためてアナウンスするとしている。

「High Position/Type-II」

High Position/Type-IIは、現在一般的に流通している「Type-I(ノーマルポジション)」よりも高い音質を追求した「Type-II(ハイポジション)」のうち、特に希少な二酸化クロムテープを採用したカセットテープ。

かつて生産されていた多くのType-IIカセットテープでは、性能やコストなどの面からコバルト系磁性体のテープが採用されていたのに対し、本製品は二酸化クロム(CrO2)系磁性体を塗布したテープを採用。高い保持力によって繊細なニュアンスや倍音成分を鮮明に記録し、伸びやかで透明感のある高音域を実現可能だという。

またテープ面に微細かつ均一なクロム粒子が高密度に塗布されることでヒスノイズが抑制され、音楽本来の魅力を最大限に引き出すカセットテープだと同社は説明している。なお録音や再生には、Type-II対応のカセットレコーダー/プレーヤーが必要となる。

同社によれば、2020年に東京電化社からミュージックテープ生産設備を受け継いだ際、二酸化クロムテープ パンケーキも一緒に譲り受けていたとのこと。今回、その “秘蔵”の二酸化クロムテープ パンケーキを原料に、カセットテープの生産設備および製造技術の保全と継承を目指した取り組みの一環として、本製品の数量限定生産が実現したという。

デザイン面にもこだわっており、テープの走行性や音質の要でもあるハーフ(カセットシェル)には、イタリア製のシースルータイプを採用。

カセットシェルはイタリア製のシースルータイプ

同梱のインデックスカードは黒地に金が映える、往年の大手メーカーを彷彿とさせるシックなデザインを採用。カード表面の一部および裏面には書き込みスペースを設け、またインデックスシールも1枚付属する。

黒地に金が映えるシックなインデックスカードを採用

部材の組み立ては、年間約2万本の生産を担う同社の国内拠点「磁気研カセットラボラトリ」にて実施。老舗企業から継承した生産設備と、45年の経験を持つエンジニアの熟練の技を活かし、1本ずつ丁寧に作り上げるとしている。

本製品は、7月25日から31日まで東京・渋谷のCASSE渋谷にて開催されるイベント「カセットの日」の同社ブースに出展。会場にて実機試聴できるとのこと。

「カセットの日」で出展予定

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